サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

創世記5章の楽しみ方

 

同じような記述が続く創世記5章。飛ばして読みたくなる箇所でも角度を変えて読めばおもしろい!…と思うのです…。

 

神さまが世界を創造されてしばらくの間〜創世記5章〜人間はすご〜く長生きしていました。

 

でもよ〜く読むと「◯◯は△年生き、◯Xを生んだ。◯◯の一生は△△△年であった」と、生きた、生んだ、死んだの繰り返しであることが分かります。

 

その中で注目すべきは、創世記5:21~24ーエノクの記述です。

 

5:21ー他の人々と同じように自己中心的に生きていたことが伺えます。つまり、霊的にではなく、肉体のみ生きていたという意味です。

 

5:22メトシェラを生んで後、300年“神とともに歩んだ”とあります。子どもが与えれ、人間の誕生、成長を通して神さまの創造の不思議に気づいたのでしょう。他の人たちが700~900年以上生きたのに対し、エノクの一生は365年と約半分でした。

 

再び24節で、“エノクは神とともに歩んだ”と強調されています。そして“神が彼を取られたので、彼はいなくなった。”(誘拐されたのではないからね!^^;)

 

*これは、旧約時代の「携挙」の型です。

 

神さまが世界を創造された直後ですから、「非常によかった」状態が継続していた世界です。人々は長生きできました。そんな中で、エノクの地上生涯は、ほかの人たちの約半分程でした。

 

人の目から見たら、短い一生だったかもしれません。かわいそうにと感じるかもしれません。でも、ほかの人たちは長寿を全うしたものの、全員「死んだ」とあります。

 

エノクの記述に「死んだ」ということばはありません!

 

創世記5:24bー神が彼を取られたので、彼はいなくなった。エノクは「死ぬ」ことなくして、生きる場所が変更になったのです。つまり、地上から神の御側へとー地から天へと挙げられたのです。その理由は「(地上生活を)神とともに歩んだ」からです。

 

エデンの園の回復でもある千年王国には、7年間の患難時代を生き残り、肉体が生きたままで入ることを許される人々がいます。

cf マタイ25:31~46で、主の右側に集められる「羊」に当たる人たちです。

 

祝福された人たちではありますが、肉体のままなので、千年王国でも彼らには「肉体の死」がありますーcfイザヤ65:20。

創世記5章で、誰一人千年間生きた人がいなかったように、彼らも長生きはしますが、千年間肉のからだで生き続けないでしょう。

 

ノアの箱舟の直前になると、神さまは人の齢を120年に定められました創世記6:3。 

 

聞いた話によりますと、どんなに完璧な生活空間で、栄養バランスを整えたとしても、人間は120年以上生きられないのだとか…なんでも人間のDNAの中には、120年経つと「この細胞は古いよ。もうダメ〜」というシグナルを出すものが含まれているのだそうな…「へえ〜」と興味深く聞いていましたが、私は専門家ではないので、どなたか検証願います!!

 

あ☆ちなみに生後八日目に施す割礼は、新生児の免疫力が一番高まる日だというのは、小児科医の確認がとれてます!

 

詩篇90:10私たちの齢は70年。健やかであっても80年。しかも、その誇りとするところは労苦とわざわいです。それは早く過ぎ去り、私たちも飛び去るのです。

 

なんと、現代社会に当てはまることばでしょう!早く飛び去ってしまう70〜80年の人生の中に、永遠への鍵が隠されているのです。←ペテロの信仰告白のことであって、辞任表明されたローマ法王のことではないですよ。念のため…

 

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