＊『神様のご計画』の表訂正：X 五旬節／ペンテコステ 使徒1:9 →O 使徒2:1~4
ヨハネのように…ダニエルのように…みことばを理解したいと思ったことはありますか？ 賛美を受ける小羊イエスとは、どのような方…？ 短い箇所ですが、学ぶポイントはいっぱいです。
黙示録5:1ー４章からヨハネの視点は、天に移りました。彼は御座に座っておられる父なる神の右の手に巻物があるのを見ました。「巻き物」とは“ビブリオン”、つまり「聖書」のことです。昔は羊皮紙の巻き物でした。ですから、聖書は今でもその名残りで「１巻〜６６巻」と「巻」で数えるのです。
その「巻き物」は、内側も外側もぎっしりと文字が書かれてありました。つまり、言いたい事、伝えたい事がたくさんある、ということです。
七つの封印…「七」は完全数。完全に封印されていたということです。そしてその中に書かれていることが、神さまの啓示の内容です。
黙示録5:2ー大声…緊急、重大な事を知らせる時。
ふれ広め…伝令。ひとりの強い御使いによる重大な伝令の内容は「巻き物を開いて、封印を解くのにふさわしい者はだれか」でした。
黙示録5:3ー天にも…御使いたちの中にも。地にも…人間たちの中にも。
地の下にも…「死んだ人々」という意味ではなく、「地中生物のいる所」の意味です。
どこにもその巻き物を開くことのできる者はいなかった。開けないので、何が書かれているのか見ることのできる者もいなかったのです。
黙示録5:4ー誰も巻き物を開いて、見ることのできる者がいなかったということに衝撃を受けたヨハネは激しく泣きました。それほどヨハネは、神のみことばを理解したいという強い欲求があったのです。ダニエルもまた、神の啓示の意味を理解したくて、病気にまでなった人です。
ダニエル書8:27ー私、ダニエルは幾日かの間、病気になったままでいた。その後、起きて王の事務をとった。しかし、私はこの幻のことで驚きすくんでいた。それを悟れなかったのである。
私たちはどうでしょう？みことばの意味を理解出来ないからといってヨハネのように激しく泣いたことはありますか？ 啓示の意味が理解できないからといってダニエルのように病気にまでなったことがありますか？
神さまは、私たちに熱い信仰であって欲しいと願っておられます。
熱心にみことばの理解を求めていきましょう！
黙示録5:5ー１）ここでは、キリストの二面性が出ています。
a)ユダ族のししー 創世記49:8~12…勝利の王としての再臨のキリスト。
黙示録5:6ーb)ほふられたと見える小羊ー受難のしもべとしての初臨のキリスト。
２）キリストは、四つの生き物がいる御座と長老たちの間に立っていました。そこには、聖霊のご臨在がありました。
３）ほふられたと見えるー「死んで復活した」という意味です。死んで復活されたイエスのみ、巻き物を解くことができるのです。 ４）七つの角ー「角」は力の象徴…cf ダニエル書8:3~4。七つの目ー神の七つの御霊。cf イザヤ11:2。
黙示録5:7ー小羊であるイエスは近づいて、御座におられる父なる神の右の手から、巻き物を受け取りました。cf ダニエル書7:13~14。
黙示録5:8ーイエスが父なる神から巻き物を受け取った時、賛美が始まりました。
１）最初は「四つの生き物(セラフィム)と24人の長老たち」が、立琴と香のいっぱいはいった金の鉢とを持って、小羊の前にひれ伏しました。
「香」ー聖徒達の祈り。
黙示録5:9ーその血により、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から、神のために人々を贖い…cf 黙示録2:26~27。
黙示録5:10ー王国…千年王国。 彼らは地上を治めるのです…cf 黙示録2:27。
黙示録5:11ー万の幾万倍、千の幾千倍…無数。
２）四つの生き物と長老たちの声に呼応した御使いたちの大集団が賛美を始めました。
黙示録5:12ー御使いたちの礼拝。賛美の内容は、キリストとはどういうお方かというものー“ほふられた小羊は、力と富と知恵と勢いと誉れと栄光と賛美を受けるにふさわしい方です”…♪Majesty♫の歌詞ですね。
黙示録5:13ー３）御使いたちの賛美に呼応して被造物全体が賛美し始めました。天ー主に「第二の天」にあたる天体等の被造物。
「第一の天」…鳥が飛ぶ高さも含むと思われます。
地…地上のすべての被造物。
地の下…地下の鉱物、物質、生き物を指す。
＊「黄泉にいる死んだ人々」とするのは文脈を無視した解釈です。
黙示録5:14ー４）被造物全体が賛美するのに続き、再び四つの生き物と長老たちに戻り、礼拝を始めるというローテーションです。
＊注目点は、神によって創造されたすべてのものが小羊であるイエスを賛美するようになるということです。ハレルヤ！
