サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

ヨハネの黙示録10章

 

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*『神様のご計画』の表訂正:X 五旬節/ペンテコステ 使徒1:9 →O 使徒2:1~4

 

 患難時代は、ダニエル書9:24~27から七年間あることが分かります。

患難時代の目的は三つ。

イザヤ13:9ー見よ。主の日が来る。残酷な日だ。憤りと燃える怒りをもって、地を荒れすたらせ、罪人たちをそこから根絶やしにする。 

マタイ24:14世界規模のリバイバルを来らせるため。

ダニエル12:7聖なる民=イスラエルの民のかたくなさを打ち壊すため。

 

cf ダニエル12:7ーすると私は、川の水の上にいるあの亜麻布の衣を着た人が語るのを聞いた。彼はその右手と左手を天に向けて上げ、永遠に生きる方をさして誓って言った。「あれはひと時とふた時と半時である。聖なる民の勢力を打ち砕くことが終わったとき、これらすべてのことが成就する。

 

結果、イスラエルは国家的な新生を体験することになります。cf ローマ11:14~26。

 

患難時代に関する預言は、

⑴前半の3年半…6〜9章&17章。

⑵中間期…10〜14章。

⑶後半の3年半…15〜16章&18章。

⑷キリストの地上再臨…19:11〜。

 

〜患難時代の災い〜

黙示録6章ー封印(開くのは キリスト)

2節。第一の封印…反キリストの出現。

3節。第二の封印…戦争と流血。

5節。第三の封印…苦難・飢饉

7~8節。第四の封印…神の裁き、死。

9節。第五の封印…殉教者。

12節。第六の封印…世の終わりの出来事。

8章1節。第七の封印…裁きの前兆。

 

黙示録8章ーラッパ(吹くのは 御使い)

7節。第一のラッパ…地に対する裁き。

8節。第二のラッパ…海に対する裁き。

10節。第三のラッパ…川に対する裁き

12~13節。第四のラッパ…第二の天に対する裁き。 後半の三つの災いに対する予告。

9:1~12節。第五のラッパ…未信者への災い

13~21節。第六のラッパ…裁きを行なうために解き放たれる堕天使。

10:7節〜。第七のラッパ…神の奥義の成就。

 

黙示録10:1〜11:14までは、第六と第七のラッパの間に起こる出来事で挿入説です。患難時代のちょうど中間期に起こります。第七のラッパは黙示録11:15で吹かれ、後半の3年半に突入します。

 

災いはこれだけで終わるのではなく、この後 七つの鉢と七つの雷の裁きがあります。

これらのことを知る時、「今」の「教会時代」がいかにめぐみの時なのかが分かります。

 

黙示録10:1ヨハネは、もうひとりの強い御使いが、雲に包まれて、天から降りて来るのを見ました。

 

黙示録10:2ー開かれた…隠されていない、という意味。つまり、明らかにされた真理。 

小さな巻き物…ギリシャ語:ビブラディオン。「ビブリオン」=巻き物の縮小形で、部分的な物という意味です。

 

黙示録10:3ーその天使は、ししがほえるときのように大声で叫びました。大声で叫ぶというのは、緊急性を表わし、注意を促す行為です。

その時、七つの雷がおのおの声を出しました。

 

黙示録10:4ヨハネはその内容を書き留めようとしましたが、「書きしるすな。」という天からの声を聞きました。

cf 黙示録1:19ーそこで、あなたの見た事、今ある事、この後に起こる事を書きしるせ。…と言われましたが、七つの雷については隠されたままです。

 

知りたいと思っても、知り得ない事があるのです。七つの封印の時は、ヨハネはその巻き物を開くにも、見るにも、ふさわしい者がいなかったので激しく泣きました。ー黙示録5:4。しかし、ここでは泣いていません。

 

黙示録10:5ー天から降りて来て、海と地との上に立つ御使いが、右手を天に上げました。

 

黙示録10:6ー創造主なる神をさして誓いました。 もはや時が延ばされることはない…残りの時間は少ない、ということ。神の裁きは刻一刻と近づいている、という意味。

 

黙示録10:7ー神ご自身のしもべである預言者たち…旧約聖書の預言者たちのこと。

預言者たちが「主の日」について預言してきた事がすべて成就する、ということ。

 

黙示録10:8ー開かれた巻き物…第一の巻き物は七つの封印で閉じられていました。第二の巻き物は、小さくて開かれていました。

 

黙示録10:9ーそのため、ヨハネは直接 御使いのところへ行き、「その小さな巻き物をください」と言いました。御使いは「それを取って食べなさい。」と言いました。

 

取って食べなさい…「食べ尽くせ」ということ。つまり、神のみことばの受肉=確信という意味です。

 

黙示録10:10ヨハネは言われた通り、巻き物を取って食べました。巻き物の内容とは、預言でした。 それは口には蜜のように甘かった…神様から啓示された預言を知り、理解することは喜びです。

 

腹は苦くなった…預言の内容を理解するということは、これから起こる神の裁きの恐ろしさを知り、苦しくなります。

また神のみことばを聞き、受け入れる人に語ることは、喜びがあるので「口には甘く」、逆に みことばを聞いても信じない人に語る時、私たちの心が痛むので「腹には苦く」なります。

 

黙示録10:11ヨハネは「もう一度、預言して言え」と命令を受けました。預言する内容は、小さな開かれた巻き物に書かれていることであり、もろもろの民族、国民、国語、王たちについての裁きです。

 

黙示録の内容を理解したなら、黙ってはいられなくなります。神の裁きの時である患難時代が来る前に、主イエスを救い主として信じることは、とても需要なことなのです。

 

ノアが箱舟に入るその日まで、人々は、食べたり、飲んだり、めとったり、とついだりしていたが、洪水が来て、すべての人を滅ぼしてしまいましたールカ17:27。

それと同じことが起こるのです。日常生活をしつつも、霊的に備えていられる人は幸いです。

 

福音を語ることができるのは、救われた証しを語ることが出来るのは、神のめぐみにより、先にイエスを主と信じて救われた者だけです。その責任をしっかりと果たしていかれますように。アーメン。

 

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