サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

黙示録の概要

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*『神様のご計画』の表訂正:X 五旬節/ペンテコステ 使徒1:9 →O 使徒2:1~4

 

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黙示録の内容は敬遠されていて、なかなか知る機会がないですよね?! 既にお裾分けでは、黙示録を1章ずつまとめてありますが、読む時間が無いという方のために、ざっとまとめてみました。これを読んで興味を持たれた方は、是非詳細をまとめた方も読んでみてくださいね。

 

黙示録1:3ーこの預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに書かれていることに心を留める人々は幸いである。時は近づいているからである。

 

黙示録を学ぶ者には、祝福が約束されています。神の「時」である携挙が近づいている中で、何をすべきかを知るようになるからです。

 

黙示録1:19あなたの見たこと…著者ヨハネが見たこと。1章の内容。

今あること…著者ヨハネが生きていた一世紀当時に実際にあった教会のこと。2〜3章の内容。ここに記されている『アジアにある七つの教会』にはもう一つの意味があります。それは『教会時代』を歴史的に見た時に、それぞれの時代の教会の特徴を預言的に現わしているということです。現在は、七番目の『ラオデキヤにある教会』=背信の時代にあたります。

この後に起こること黙示録4〜22章の内容。患難時代〜永遠の御国。

 

「神のご計画」のチャートを見て頂けると分かり易いと思いますが、近い将来 現在の「教会時代」は携挙(キリストの空中再臨)をもって終わります。

 

ヨハネ福音書14:16~17にある聖霊の内住」は、教会時代のクリスチャンの特権です。旧約時代は神様の目的を達成するために選ばれた人に、ある期間聖霊が留まり、目的を達成すると天に帰られたり、または罪を犯して相応しくなくなるとその人から去って、別な人に下ったりして目的は達成され、信者の内に留まるということはありませんせんでした。

 

姦淫の罪を犯したダビデ王はこのように言っています。

詩篇51:11ー私をあなたの御前から、投げ捨てず、

あなたの聖霊を、私から取り去らないでください。

 

また、サウル王についてはこう書かれています。

1サムエル16:14主の霊はサウルを離れ、主からの悪い霊が彼をおびえさせた。

 

次に来る患難時代は、まだ救われる人々がいるので聖霊の働きはありますが、教会時代のような継続的な内住はありません。

マタイ25:1~13『十人の娘たち〜五人の賢い娘と五人の愚かな娘〜』とは、まさにこの『患難時代に救われる人々』のことです。患難時代には聖霊の内住がないので、患難の中で主を信じ、従い続ける賢さが求められるのです。

 

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賢い娘たちは、花婿なるキリストと花嫁なる教会時代の信者たちとの婚礼後の『祝宴=披露宴』に招かれています。

*婚礼は、地上が七年間の患難時代に見舞われている間、天にて行なわれます。

 

これは旧約時代の義人たち(花婿の友人たち)と患難時代の信者たち(花嫁の友人たち)を招いて、地上で行なわれる『千年王国』のことです。

 

教会時代である今は、キリストの花嫁となる信者には、聖霊の内住だけでなく、御父も御子キリストも信者の内に住んでくださるのです。これは新約時代の奥義です。

 

ヨハネ14:23ーイエスは彼に答えられた。「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます。

 

ですから「キリストの花嫁」となるのは、聖霊の内住のある教会時代の信者だけであり、復活のからだを頂くのも教会時代の信者が先なのです。

《復活の順序》

①初穂であるキリスト1コリント15:23。

②教会時代のキリストにある死者ー空中再臨…1テサロニケ4:16。

③空中再臨の時に生き残っているキリスト者ー携挙…1テサロニケ4:17、1コリント15:52。*②と③は同時です。

④旧約時代の聖徒たちダニエル12:1~2、イザヤ26:19。

*③と④の間に、厳密に言うと「二人の証人の復活」と「反キリストの復活」があります。

⑤患難時代のキリスト者黙示録20:4~5。

⑥神とキリストを信じなかった者たち。すべての時代の不信者黙示録20:13~14。

 

聖霊の内住のない旧約時代の信者や患難時代の信者は、花婿や花嫁の友人たちとなり、復活のからだを頂くのは千年王国(メシア的王国)に入る直前になります。

 

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御子イエスの公生涯は、イスラエルの春の祭り四つと一致しています。秋に三つの祭りがありますが、春の祭りと秋の祭りの間には、何も祭り事のない「端境期」の夏があり、それが「教会時代」です。*チャート参照。

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マタイ24:36~42にあるように、キリストの空中再臨(携挙)は、普段と変わりない生活をしているある日 突然起こります。

 

イスラエルの真夜中に花婿のお迎えがあるのだとしたら、異邦人諸国は当然 時差があるので、日中普通に働いている時に携挙が起こることになりますよね。就業中のパイロットや電車やバス等の運転手が突然 携挙されたら、地上は大パニックに陥るでしょう。

 

治安の悪化、暴動なども起こるでしょう。そんな中「安全と平和」を唱えて、反キリストが登場して来ます。ちょうどイエス様の公生涯の時、人々がローマ帝国からの政治的メシア(救い主)を待ち望んだように、反キリストは政治的メシアの振りをして現れるのです。

 

ダニエル9:27彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物とをやめさせる。荒らす忌むべき者が翼に現れる。ついに、定められた絶滅が、荒らす者の上にふりかかる。

 

ダニエル書に預言されているように、反キリストは多くの者と堅い契約(平和条約)を結びます。イスラエルの国の指導者たちと反キリストが、契約を交わした時が「患難時代」の幕開けです。

*『携挙』が『患難時代』の幕開けではありません。

 

反キリストがイスラエルと契約を結ぶには、イスラエルという国が存在しなければなりません。1948年イスラエルは建国されました。世界の歴史上、一度滅びた国が再建したのは、後にも先にも「イスラエル」だけです。

 

それはつまり、1948 年以降いつ携挙が起こり、反キリストが現われてもおかしくない状態に入ったということになります。「終末が近い。」と言われる理由はここにあるのです。

 

反キリストがイスラエルと契約を結ぶのとほぼ時を同じくしてかつてソロモンの神殿があった所に「第三神殿」が建ちます。そしてそれは、ソロモンの神殿のあった場所でなくてはなりません。つまりエルサレム旧市です。

 

再建されたイスラエルが、エルサレム旧市を奪還したのは、1967年の六日間戦争によって、それまでの19年間ヨルダン王国に支配されていたエルサレムユダヤ人が支配することとなり、神殿域を奪還したのです。

 

この第三神殿がいつ建つのか、患難時代前なのか患難時代初期なのかは不明ですが、少なくとも患難時代中期前には神殿として機能している期間があります。しかし、この神殿は神に承認されることはありません。cf イザヤ66:1~6。

2012年秋、ユダヤ人たちはその準備を完了したと言われています。まるでダビデ王が神殿建設のために準備をしたかのように…。

 

黄金のメノラー(燭台)は完成し、神殿の器具や楽器も出来上がり、祭司たちは律法に従いトレーニングに入っており、神殿の礎石も切り出されています。いつでも再建する準備は整っているのです。

 

ダニエル9:27ー一週の間…一日を一年とすると「七年間」。

半週の間…三日半、つまり「三年半」。

 

七年間の患難時代の前半の三年半には、この「第三神殿」で旧約聖書の律法に基づいた動物のいけにえをささげるようになります。しかし後半の三年半は、その神殿に反キリストを現わす獣の像を立て、偶像礼拝を強要するようになるのです。

 *アンティオコス・エピファネス(BC175~163年)が、第二神殿で行なったことは、やがて第三神殿において反キリストが行なうことの『型』でした。

 

では、その七年間の「患難時代」にどのようなことが起こるのでしょうか?

 

患難時代というからには、多くの患難(災い)が起こります。

【1】七つの封印のさばき。

黙示録6:2ー第一の封印「白い馬」…反キリストが世界征服を目指して進出。

黙示録6:3~4ー第二の封印「赤い馬」…戦争と流血。

反キリストは安全と平和を唱えて登場しますが、すぐに契約を反古にして、戦争を起こします。

黙示録6:5ー第三の封印「黒い馬」…飢饉。

黙示録6:7~8ー第四の封印「青ざめた馬」…死。

黙示録6:9ー第五の封印…殉教者。

彼らは「患難時代」前半にイエスを信じて、殺された人々です。

cf 黙示録20:4エスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たち…患難時代前半の異邦人殉教者たちです。

黙示録6:12ー第六の封印…世の終わりの出来事。

黙示録8:1ー第七の封印…裁きの前兆。封印の中味は、「七つのラッパ」のさばき。

 

【2】七つのラッパのさばき。吹くのは、御使い。

黙示録8:7ー第一のラッパ…地に対するさばき。1/3。

黙示録8:8ー第二のラッパ…海に対するさばき。1/3。

黙示録8:10ー第三のラッパ…天体に対するさばき。1/3。

黙示録8:12~13ー第四のラッパ…太陽と月と星の光に対するさばき。1/3。

後半の三つのラッパのさばきに対する予告。

黙示録9:1~12ー第五のラッパ…後半の三つの災いのうち、第一の災い。未信者へのさばき。

黙示録9:13~21ー第六のラッパ…第二の災い。さばきを行なう天使。人類の1/3が殺される。

 

【3】七つ雷。すべて封じられている。

 

黙示録10:7~11:15ー第七のラッパ…第三の災い。神の奥義の成就。

これはヨハネにだけ啓示された内容です。

 

【4】七つの鉢のさばき。ぶちまけるのは、御使い。

黙示録16:2ー第一の鉢…地。反キリストに従い「666」の刻印を受け、偶像礼拝をした者に対するさばき。

黙示録16:3ー第二の鉢…海の中の生物の死。2/3。

黙示録16:4ー第三の鉢…川と水の源のさばき。

黙示録16:8ー第四の鉢…太陽は光を1/3失っているのに、人々が焼けるほど熱い状態。地獄の状態のこの世バージョンという感じでしょう。

黙示録16:10ー第五の鉢…獣の座のさばき。反キリストの国は暗くなり、暗やみの中 苦しみのあまり自殺するの方法は、舌をかむくらいしか術がないのです。

黙示録16:12ー第六の鉢…大ユーフラテス川が枯れる。

*現在、ユーフラテス川は枯渇し始めており、過去10年間で死海1杯分の水を失っています。

黙示録16:17ー第七の鉢…空中。大地震、雹。

 

七年間の患難時代は、前半の三年半と後半の三年半とに分けられます。反キリストが世界の政治的リーダーとして登場すると、すぐに契約を反古にし戦争を起こします。

 

彼は世界統一政府を築き、大バビロンから統治します。世界統一政府ですから経済も世界統一となり、また宗教も「世界統一宗教」にしようとします。しかし、生けるまことの神を信じるクリスチャン(メシアニック・ジュー)だけは妥協しません。そのため共通の敵となり、迫害されるのです。

 

携挙の時、生きているイエスを信じるクリスチャンは、全員天に挙げられます。地上に残される者は、ノンクリスチャンか偽りの信者たちです。そんな中でイスラエル人の救いのためには「二人の証人」、異邦人のためには「144,000人のユダヤ人」が伝道のために立てられます。彼らには特別な神の守りがあります。 

 二人の証人…患難時代前半の三年半の間、エルサレムで伝道します。彼らを妨害しようとする者は滅ぼされます。 

 

キリストが十字架で贖いの死を遂げ、三日目によみがえったように、反キリストもまた打ち殺されますが、よみがえってきます。cf 黙示録13:3。患難時代の中間期に復活した反キリストによってのみ、二人の証人は殺されます。cf 黙示録11:7

 

二人の証人もまた、神から出たいのちの息によって復活し、昇天します。cf 黙示録13:11~12

そのときに起こる大地震をきっかけに、ユダヤ人たちは天の神に対してようやく心を開き始めるのです。cf 黙示録11:13

 

一方、異邦人たちは既に世界中に離散している144,000人により伝道され、患難時代前半は世界規模でのリバイバルが起きます。イスラエルでは現在、男性は2年間、女性は1年間の兵役が義務付けられています。修了者にはまとまった金額が国から支給されるので、数ヶ月〜1年間ほど海外を旅行して歩く若者が多くいるそうです。

 

旅先でメシアと信じるユダヤ人も多く、また帰還したものの再び海外に出て行く人もいるそうです。もしかすると、こういうことも通して、神様は144,000人を準備されるのかもしれませんね。

 

旧約聖書を理解しているユダヤ人だからこそ、彼らが待ち望んでいるメシアが実はイエスだったと分かれば、旧約聖書新約聖書をリンクさせて理解することが出来ます。その彼らを通して異邦人への伝道が行なわれるというのは、神様がメシアの初臨の時に望まれた救いの順序であり、それが患難時代で成就するのです。

 

しかし患難時代中期になると、それまで第三神殿でささげ物をささげることを許していた反キリストですが、それを止めさせ、獣の像を置き、自分こそ神だとして獣の像を礼拝させます。

 

そのために偽預言者が現われ、人々を惑わし(悪霊の働き)、反キリストを通してサタンを崇拝させます。これが「悪の三位一体」です。神のようになりたかったサタンの願望は、ここで成就するかのようですね。cf イザヤ14:12~15。

 

反キリストは、獣の像を拝む者には「666」の刻印を受けさせ、それを拒む者(神を信じる者たち)には生活必需品すら売買できなくさせるのです。cf 黙示録13:16~17。

 

異邦人の救いは、この「666」の刻印を受けた時点で終わります。つまり中間期以降、神を信じる者は刻印がないので売買できず殉教者が増え、刻印を受けた者たちは当面の生活は出来ますが、患難時代の終わりに裁かれ、千年王国に入ることはありません。

 

「666」の刻印を「マイクロチップ」という方々もいますが、聖書が「666」と書いている以上、「獣の名=反キリストの名」を表わすものなのです。思慮のある者はその獣の数字を数えなさい。ー黙示録13:18

 

反キリストの名前をへブル語表記し、へブル語のアルファベットが対応している数字に変換し、合計すると「666」になります。

サタンはいつの時代も「666」となる偽キリストを用意していました。ローマ皇帝ネロもヒトラーも計算すると「666」になるそうです。

 

異邦人の救いはここまでで完成されてしまいます。

つまり、患難時代中期の時点で反キリストによる偶像崇拝の強制に従うか否かが、最後の救いのチャンスとなるのです。ですから神様はこの時だけは、普段は伝道しない「御使い」をも用いて伝道されます。cf 黙示録14:6~7

 

一方、ユダヤ人たちは、中間期に起こる二人の証人の死と復活、昇天、地震という、まるでメシアの十字架を彷彿とさせるような出来事を通してリバイバルへと導かれていきます。

 

二人の証人が死んだ時、彼らの死体は墓に葬られることなく、そのままにされます。世界中の人々が三日半の間、彼らの死体をながめていて、喜び祝って互いに贈り物を贈り合います。cf 黙示録11:9~10。クリスマスの祝いのようですね。

 

どのようにして「もろもろの民族、部族、国語、国民」が彼らの死体を見ることができるのでしょう?一つの可能性としては、スマホが考えられるでしょう。ものすごい早さで普及し、いつでもどこでもインターネットで世界中のニュースを見ることができるという利点があるからです。

 

エスは反キリストの像が神殿に立つのを見たら、「ユダヤにいる人々は山に逃げるように。」と命じられています。「山」とは、エドムの地ボツラ(ペトラ)です。

 

患難時代の終わりになると、「ハルマゲドン」と呼ばれる「メギドの平野」に諸国民が集結し、イスラエル人たちが避難している「山」を目指して一気に南下して来ます。イスラエル人を絶滅させるためです。

 

それはその時 生き残っているイスラエル人が全員救われることが、主イエスの再臨の条件だからです。イエス様が再臨されれば、サタンは閉じ込められてしまうので、再臨することのないようにするにはイスラエル人を抹殺してしまえばよいと考えるからです。

 

これが歴史的にいつの時代もユダヤ人(厳密には、父方がアブラハムーイサクーヤコブの家系を先祖に持つ人々のこと)が迫害されて来た本当の理由です。

*現代は父方ではなく、母方がユダヤ人だとユダヤ人と認められます。

 

ボツラに避難するイスラエル人に対して、主は「避難するタイミングは、獣の像が神殿に立つのを見たら、ぐずぐずせずに、直ちに逃げるように。逃げる時に、妊婦や乳飲み子を持つ女性は悲惨である。逃げる日が冬や安息日にならないように祈りなさい。」と助言されています。cf マタイ24:15~30

 

妊婦や乳飲み子を持つ女…患難時代に入ってから妊娠した女性と誕生した子どもを持つ女性のこと。早く移動することができないからです。

 

冬や安息日…冬になると避難経路である「エジプト川」(ワジ)に水が溢れ、通れなくなるからです。また、安息日にあたると、交通機関は止り、移動距離が制限されてしまうからです。

 

*この「祈りなさい」という命令は、新約聖書に書かれているので、メシアを信じないイスラエル人は知る由もないのです。私たちこのことを知っている異邦人信者が、彼らのためにとりなしをしてあげなくてはなりません。

 

ボツラでイスラエル人は全員悔い改めて、イエスをメシアだと信じるようになります。すると天からキリストと天の軍勢が共に降りてきます。もちろんその中には、教会時代の信者も全員復活のからだで、キリストに従って降りて来ます。

 

しかし、ハルマゲドンに集結した反キリストの軍勢と実際に戦うのは、主お一人です。なぜなら、キリストこそ「勝利の王」「王の王、主の主。」だからです。cf 黙示録19:16

 

反キリストの軍勢の死体処理は中天を飛ぶすべての鳥たちにまかされます。cf 黙示録19:17~18、マタイ24:28

 

反キリストと偽預言者は捕えられ、生きたまま硫黄の燃える火の池に投げ込まれます。cf 黙示録19:20

この「火の池」は現在 私たちが目にしている光を放つ「火」ではなく、光の無い暗やみの世界であり、隣にいる人すら見えない孤独の世界です。cf マタイ22:13、25:30、ルカ16:19~31

サタンは「底知れぬ所」(火の池とは別)に縛られた上で、千年間封じ込められます。

 

その後、千年王国(メシアであるキリストが世界の王として統治される国)に入る前に「75日間」に、cf ダニエル12:11~12

①旧約時代の聖徒たちと患難時代の聖徒たちの復活があり、

千年王国エルサレムと第四神殿が建てられ、

患難時代を生き延びた人々の裁き(羊と山羊のさばき)などが行なわれます。cf マタイ25:31~46。

 

それからイエスが王として統治される「メシア的王国(千年王国)」が始まるのです。その時、第四神殿から「いのちの水の川」が流れ出し、エルサレムの町で二つに分かれ、一方は死海へと流れ、魚が住み着くようになります。またもう一方は地中海へと流れ込みます。

 

福島の原発から汚染水が流れ込み、海が汚染されていますが、千年王国で神殿から流れ出る「いのちの水の川」によって、地中海から清められるのかもしれませんね。

 

千年王国では人間と動物の間にも平和があり、神との交わりがあり、人類最初の人アダムとエバが置かれたエデンの園」の回復となります。cf イザヤ11:6~9

 

千年王国には肉体を持ったまま、患難時代を通過して入って来る人々がいます。第一世代は全員信者ですが、彼らから生まれて来る子どもたちは「原罪」を持って生まれてきます。サタンの誘惑はないので、今の私たちとは違う世界ですが、原罪があるためイエスが王として統治するのを好まない人々も出てきます。そういう人々を私たちもキリストと共に王として統治するのです。 

 

100歳になる前に彼らが悔い改めれば、そのまま千年王国に住んでいられますが、「王」としてのメシアを拒み続ければ、不信仰者として「死ぬ」ことになります。現在の寿命とされる70~80歳より救いのチャンスは長くなりますね。cf イザヤ65:20

信じた人々、つまりイエスを「王」として受け入れた人々は、千年王国のどこかの時点で(おそらく100歳で死ななかった時に)栄光のからだに変えられるものと考えられます。

 

千年の終わりにサタンは一度解き放たれるので、その時肉体のままの人々の中には、サタン側に組してメシアに反逆する者たちが「海辺の砂の数」ほど出てくるのです。cf 黙示録20:7~10

 

サタンはこの時完全に敗北し、永遠の苦しみの場所である「火の池」に投げ込まれます。

 

その後、すべての時代の不信者が復活させられます。しかしそれはさばきのための復活であり、火の池の中での「刑の重軽」を決めるためのさばきです。cf マタイ16:27、ヤコブ2:13、ヘブル10:30、12:29、黙示録20:12~13

 

サタンによってもたらされた「死」も「火の池」に投げ込まれ、残った者たちは全員 メシアを信じる者ばかりです。全員栄光のからだになっています。そのからだで「聖なる都、新しいエルサレム」である完成された「神の国」に永遠に住むのです。

 

最後の敵である「死」を滅ぼされると、御子はすべてを御父にお返しなります。こうして三位一体の「救い主、御子」としての役割を終えられ、創世記1:1の「神(エロヒム)」として完成された「新しいエルサレム神の国」でエロヒムなる神と神を信じる人間が聖なる者として永遠の秩序の中で住まうのです。

cf 1コリント15:24~28ーしかし、万物が御子に従うとき、御子自身も、ご自分に万物を従わせた方に従われます。これは、神が、すべてにおいてすべてとなられるためです。(28節

 

さらに詳しく知りたい方は、黙示録を1章ずつまとめてありますので、こちらからどう