ガラテヤ4:6ーそして、あなたがたは子であるゆえに、神は「アバ、父。」と呼ぶ、御子の御霊を、私たちの心に遣わしてくださいました。
私たちは、御子を信じる信仰によって『神の子』とさせていただきました。私たちは『子』として御国の相続権も得たのですから、神の子として相応しく成長しなくてはいけません。
家庭内における夫婦関係が『キリストとの関係』に投影されているように、家庭内の親子関係にも『神との関係』が投影されています。
エペソ6:1ー子どもたち。主に喜ばれている者として、両親に従いなさい。それは正しいことです。(新共同訳)
従いなさい…親の言うことをききなさい。
エペソ6:2~3ーcf 出エジプト記20:12ーあなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。
申命記5:16 ーあなたの父と母を敬え。あなたの神、主が命じられたとおりに。それは、あなたの齢が長くなるため、また、あなたの神、主が与えようとしておられる地で、しあわせになるためである。
旧約時代のユダヤ人たちは、『長生き』は、神がその人を祝福されている証拠だと考えていました。
cf 箴言3:1~2ーわが子よ。私のおしえを忘れるな。
私の命令を心に留めよ。
そうすれば、あなたに長い日と、
いのちの年と平安が増し加えられる。
エペソ6:4ー普段なかなか遊ぶ時間がないからと、たまの休みに必要以上にかまい過ぎたり、いつまでもネチネチ怒ったり、理不尽に叱り過ぎたりすれば、子どもたちを怒らせたり、意気消沈させたりします。家庭の中に占める『父親の権威』はとても重要です。権威を乱用し、子どもを一方的に押さえつけるのではなく『主の教育と訓戒によって育てる』ことが必要です。cf ヘブル12:5~11。
cf コロサイ3:21ー父たちよ。子どもを怒らせてはいけません。彼らを気落ちさせないためです。
エペソ6:5ー奴隷たち…当時のローマ帝国内には、人口の約1/5、ローマ市内だけでも人口の約1/3が奴隷であったと言われています。その奴隷たち中でキリストを信じる者が多くいました。
パウロ自身は、奴隷制度を容認しているわけではなく、その時代のその文化の中にあって、現状を受け入れ、その上で神の栄光を表わす生き方をするようにと勧めているのです。基準は『キリストに従うように』です。cf コロサイ3:22~4:1。
エペソ6:6ーうわべだけの仕え方ではなく、心から仕えるように。
エペソ6:7ー人にではなく『主に』仕えるように、とパウロは勧めています。
エペソ6:8ーcf ローマ2:10~11ー栄光と誉れと平和は、ユダヤ人をはじめギリシャ人にも、善を行なうすべての者の上にあります。
神にはえこひいきなどはないからです。
cf 1コリント3:10~15ークリスチャンの決算報告
http://osusowake.hatenablog.com/entry/2013/09/24/121411
エペソ6:9ーおどすことはやめなさい…パウロは奴隷に対してだけでなく、主人たちに対しても教えています。
コロサイ4:1ー主人たちよ。あなたがたは、自分たちたちの主も天におられることを知っているのですから、奴隷に対して正義と公平を示しなさい。
パウロは奴隷も主人も同じ主を信じ、同じ主に仕える者となったのであり、奴隷たちはキリストにあって『自由人』となり、主人たちはキリストにあって『義の奴隷』となったのだからです。
1コリント12:13ーなぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシャ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。
ローマ6:18ー罪から解放されて、義の奴隷となったのです。
エペソ6:10ーここからエペソ人への手紙の締めに入ります。パウロは神の大能の力に依り頼み、強められるようにと勧めています。その理由は、悪魔の策略があるからです。
ともすると、私たちは神の愛と恵みの中で安心してしまい、悪魔の攻撃に対して無防備になってしまいます。しかし悪魔は常に霊的に私たちを弱め、キリストから引き離そうとします。主にあって働きが大きければ大きいほど、その力は強く働きます。そのような霊的戦いに、自分の力だけで勝利することは不可能です。
パウロたちは悪魔の力をよく知っていました。
1テサロニケ2:18ーそれで私たちは、あなたがたのところに行こうとしました。このパウロは一度ならずニ度までも心を決めたのです。しかし、サタンが私たちを妨げました。
1ペテロ5:8ー身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。
1ヨハネ5:19ー私たちは神からの者であり、全世界は悪い者の支配下にあることを知っています。
エペソ6:11~20ーそこで必要となるのが『神の武具』『光の武具』です。
ローマ13:12ー夜はふけて、昼が近づきました。ですから、私たちは、やみのわざを打ち捨てて、光の武具を着けようではありませんか。
神の武具は全部で七つ…『神の七つの武具』
http://osusowake.hatenablog.com/entry/2013/09/19/202024
エペソ6:21ーテキコ…ローマの獄中にいるパウロが書いたこの手紙を、エペソの教会に届けるために派遣されたパウロの『主にあって愛する兄弟』『忠実な奉仕者』。
エペソ6:22ーテキコをエペソに送る理由:エペソのクリスチャンたちが、
①パウロたちの様子を知り、
②テキコを通して、励ましを受けるため。
エペソ6:23~24ー平安、愛、恵み…神からの祝福。
cf エペソ1:2ー私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたの上にありますように。
エペソ1:15~16ーこういうわけで、私は主イエスに対するあなたがたの信仰とすべての聖徒に対する愛とを聞いて、
あなたがたのために絶えず感謝をささげ、あなたがたのことを覚えて祈っています。
この手紙は特に、異邦人信者がどのような特権に与るようになったのかを教えています。(エペソ人への手紙 2章)
その特権に与る者として、神に感謝をもって福音を伝え、栄光を主に帰すことができますように。