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サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

北の連合軍によるイスラエル侵略(2) 〜エゼキエル39:9~16〜

聖書には七年間の患難時代が来る前に起こる出来事が、2種類あることが預言されています。

【1】時系列に沿って起こる出来事、九つ。

1)世界大戦マタイ24:1~8。⇨第一次・第二次世界大戦において成就。

2)イスラエル国家再建ダニエル9:27、エゼキエル20:33~38、22:17~22他。⇨1948年成就。

3)エルサレム奪還ダニエル9:27、Ⅱ テサロニケ2:3~4、黙示録11:1~2。⇨1967年、六日間戦争の結果により成就。

 

*ここまでが歴史上、すでに成就した出来事です。詳しくはコチラ。

成就した終末預言〜産みの苦しみの始まり〜http://osusowake.hatenablog.com/entry/2014/05/13/085519

 

4)北の連合軍によるイスラエル侵略(1)エゼキエル38:1~39:16。⇨興味のある方は、こちらからどうぞ。

http://osusowake.hatenablog.com/entry/2014/07/20/111543

 

5)世界統一政府。

6)十の王国。

7)反キリストの勃興。

8)平和と偽の安全の期間。

9)七年間の契約。*患難時代のスタート。

 

【2】時間順ではない出来事。*どのタイミングで起こるか不明。

1)世界規模での暗黒。ヨエル2:31。

2)エリヤの再来。マラキ4:5~6、ルカ12:51~53。

3)携挙。1テサロニケ4:13~18、1コリント15:52。

4)第三神殿。イザヤ66:1~6、ダニエル9:27、マタイ24:15、Ⅱ テサロニケ2:3~4、黙示録11:1~2。

 

 

【燃焼の七年間】

エゼキエル39:9~16が『北の連合軍のグランドフィナーレ』に当たります。

 

エゼキエル39:9ー盾と大盾、弓と矢、手槍と槍を燃やして焼き…これらは、旧約時代の戦いの武器でした。北の侵略軍が同士討ちをした結果、これらの武器を残し倒れてしまいます。

 

エゼキエル39:10ー残されたすべての武具を取り除くのに7年間かかります。

現代の戦いで考えるなら武器から燃料を抜き、その燃料を燃やすのに『七年間』を要するのかもしれません。

 

【埋葬の7ヶ月】

エゼキエル39:11~16には、七ヶ月間にわたる侵略者たちの死体の埋葬について書かれてあります。

 

エゼキエル39:11ー埋葬する場所は地中海の東にある谷の一つ、死海の上方にあるヨルダン渓谷の中にあると考えられます。そしてその地の呼び名は変えられます。

 

エゼキエル39:12ー侵略者たちの死体の埋葬を終えるには、『七ヶ月』かかると言っています。北の侵略軍はイスラエルの山々で同士討ちをすることになるので、多くの死体が岩の割れ目に落ちて容易には見つからないのでしょう。

 

エゼキエル39:13ーたとえ侵略軍の死体であっても、彼らは埋葬し、主の栄光を現わすので、彼らは有名になります。

 

エゼキエル39:14ー政府から特派隊が派遣されて、国中を巡り歩いて死体を捜索します。そして死体を埋葬し、国をきよめます。

 

エゼキエル39:15ー七ヶ月の間、これらの死体を見つける度に『標識』を立て、別な特派隊が『ハモン・ゴグの谷』に埋めます。

 

エゼキエル39:16ーこの共同墓地を見下ろすようにして新しい町が建てられ、その名は「ハモナ…群衆、という意」とも言われます。

 

*ここで言う『埋葬の7ヶ月』と『燃焼の7年間』は、いつこの侵略が起こるのかを判断する上で非常に重要なのです。


エゼキエル38:8,11~12,14節から、ロシアによる侵略が起こるのは…

《1》イスラエルが再び国家になっているとき。
《2》過去何世紀にもわたって『廃墟であった』地に、再び人々が『住んでいる』状態であるとき。
《3》イスラエル人が『城壁のない町々』に住んでいるとき。*今日のキブツをよく表わしています。
《4》イスラエル人が『安心して』住んでいるときです。(安心(へブル語の語幹:『バタハ=安全』とは『平安=へブル語:シャローム』ではありません。)

 

エゼキエル書のどこにも『イスラエル人が平和に住んでいる』と言っている箇所はありません。むしろ『イスラエル人が自国の軍事力・防衛力に安心して住んでいる』ということです。

 

これらの箇所に出て来るイスラエルの描写のうち、昨今のイスラエルと合致しないものは何もありません。現在ガザとの紛争を抱えているイスラエルにとって、この聖句が述べていることをすべて満たしているのです。

 

*この視点に立つなら、ロシアの侵略は患難時代の少し前を含めて、いつでも起こりうる状態にあるということがわかります。

 

『いつ』ということを考える場合、考慮しなければならないことは、『7年間および7ヶ月』という問題です。

 

これには、四つの主要な説があります。

①患難期中期説。

②患難期後/ハルマゲドン説。

③合間説ー患難期と千年王国の合間に起こるとするもの。

④千年期後説。

しかし、どれも預言の内容をすべて満たしてはいません。

 

*預言の内容を全て満たしているのは、『患難期前携挙説』です。

エゼキエル38:8ー剣の災害から立ち直り…ホロコースト』から立ち直り、

エゼキエル38:8,12ー多くの国々の民の中から集められ…現在、ユダヤ人は世界の約90カ国から帰還して来ています。ガザとの紛争下にある先日も、フランスから430名もの人々が帰還して来ました。

エゼキエル38:8,12ー久しく廃墟であったイスラエルの山々に住んでいる…AD70~建国まで『廃墟』であり、現在のイスラエルは新しい村や町を建設して住んでいます。

エゼキエル38:11,14ー安心して住んでいる…自国の軍事力・防衛力に頼って、安心してい住んでいます。

エゼキエル38:11ー城壁もかんぬきも門もない所に住んでいる…現在のキブツ(共同体)の状態に当てはまります。

北の連合軍を率いるロシアは、第二次世界大戦後のイスラエル建国と同時期に大国となりました。

⑦患難時代後半の三年半になると、反キリストによる迫害が強まり、ユダヤ人はイスラエルに留まり、七年間の侵略軍の死体処理や武器の燃焼を続けるような状態ではなくなります。つまり、患難期の少なくとも三年半かそれ以上前に『北の連合軍による侵略』が起こるということです。

 

*またイエスはキリスト(メシア=救い主)として、七年間の患難時代からも救い出すことができるのです。

黙示録3:10ーあなたが、わたしの忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも、地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には(*『から』の意)、あなたを守ろう。

 

*ただし『携挙』の前か後かということは分かりません。なぜなら患難時代の始まりは、反キリストとイスラエルの契約の時であって、携挙の時ではないからです。

『携挙』は『今〜反キリストとイスラエルの契約』の間、いつでも起こり得る出来事です。