1テサロニケ5:1~3ー兄弟たち。それらがいつなのか、またどういう時かについては、あなたがたは私たちに書いてもらう必要がありません。
主の日が夜中の盗人のように来るということは、あなたがた自身がよく承知しているからです。
人々が「平和だ。安心だ」と言っているそのようなときに、突如として滅びが彼らに襲いかかります。ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むようなもので、それをのがれることは決してありません。
患難時代に導く第八の陣痛は、『偽の平和と安全の期間』があるということです。
『偽の平和と安全』をもたらす反キリストを、人々が信じる背景には、平和ではない、または平和ではなくなるようなきな臭さがあるからかもしれません。
なぜなら、本当に平和な時に『平和や安全』を唱えても、さほどインパクトがないからです。
平和ではない時に、カリスマ性を持ったリーダーが平和や安全を唱えるからこそ、多くの人々が期待し、信じるようになるのではないでしょうか?
『平和と安全の期間』は、患難時代に導くもう一つの出来事です。
ここでも患難時代に言及する『主の日』という用語が使われています。日曜日のことではないことがわかりますね。
人々が「平和だ。安全だ」と言って、ホッとしているような時に、突如として患難時代の滅びが破壊的な力で襲います。
このことから、この期間が患難時代直前に来る必要があることになります。それで一方では、全世界が十の王国の下にあり、また反キリストが権力の座に就くとき、偽の平和と安全の期間があるということです。
しかし、患難時代に入るとすぐに、平和も安全も反キリストによって粉砕されます。
1テサロニケ5:3bーちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むようなもので、それをのがれることは決してできません。
黙示録6:4ーすると、別の、火のように赤い馬が出て来た。これに乗っている者は、地上から平和を奪い取ることが許された。人々が、互いに殺し合うようになるためであった。また、彼に大きな剣が与えられた。
*第二の封印の裁き。cf 黙示録6章
http://osusowake.hatenablog.com/entry/2013/06/23/071815
*これが、患難時代初期に起こる『世界大戦』となります。
患難時代には、初期、中期、最後と三回の『世界大戦』が起こることが預言されており、三回目が『ハルマゲドンの戦い』と呼ばれるものです。
だからこそ、主イエスは教会時代の信者に対し「全世界に来ようとしている試練の時からあなたがたを守ろう。」と言ってくださっています。
これらの『世界大戦』から守られるためには、携挙により天に避難するしかありません。患難時代の試練は、全世界に及ぶからです。
黙示録3:10ーあなたが、わたしの忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも、地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。
さらに、患難時代中期になると、反キリストは自分こそが神だとして、自分の『獣の像』をエルサレムの第三神殿に据え、人々に拝むように命じます。
患難時代前半にイエスをキリストだと信じた異邦人と、律法により偶像崇拝をしないユダヤ人たちは、反キリストの像を拝むことはしません。そのため、彼らに対する迫害が強まります。
今、教会時代は終わりに近づいています。
このような患難時代から、教会時代の信者は『携挙』によって救い出されます。私たちの主は、今の個人的な小さな悩み、苦しみだけでなく、たましいの滅び(火の池)からだけでもなく、『主の日』と言われる患難時代のさばきからも、私たちを救い出してくださる『救い主』なのです。
どうか、恵みのうちに、救い主を信じる決心ができますように。