サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

⑺ ラザロのよみがえり(2) 〜ヨハネ11:18~29〜

ベタニヤのラザロが病気だという知らせを受けてから四日後に、イエスたち一行は到着しました。ラザロは既に亡くなり、墓に入れられ四日も経っていました。つまり、イエスのもとに知らせがもたらされた頃に亡くなったということになります。

 

ヨハネ11:18ーベタニヤはエルサレムから約3km程、徒歩で45分程の距離でした。

 

ヨハネ11:19ーイエスたちが到着したとき、ラザロの家ではどのような状態でしたか?

マルタやマリヤたちはどのような思いで、この四日間を過ごしていたと思いますか?

周りの人々は何をしていますか?

 

ヨハネ11:20ー行動派のマルタは、イエスが到着された聞いて迎えに出ました。

彼女はこの時、どんな思いでイエスを迎えたと思いますか?

一方、マリヤは何をしていますか?

 

ヨハネ11:21ーマルタの発言とマタイ8:8の百人隊長の発言を比べてみてください。

cf マタイ8:8ーしかし、百人隊長は答えて言った。「主よ。あなたを私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。ただ、おことばをいただかせてください。そうすれば、私のしもべは直りますから。

 

マルタの言葉は『…死ななかったでしょうに』という点が強調されています。

 

ヨハネ11:22ー21節の強調点と22節のマルタの言葉から、彼女はイエスに何を期待していたと思いますか?

 

ヨハネ11:23ーイエスはマルタに何と告げていますか?

それは、兄弟ラザロの死という現実だけに向いていたマルタの心を、どこに向けていますか?

 

ヨハネ11:24ーイエスのことばに、マルタはどのように反応していますか?

知識として知っていても、そこに信仰がなければ虚しいものです。

 

あなたはイエスを信仰によって知っていますか?それともみことばによって知っていますか?

もし「信仰によって知っている。」と言うのなら、その信仰は何に基づく信仰ですか?

あなたが信じている内容は、聖書のみことばと一致していますか?書かれていることを越えてはいませんか?

cf 1コリント4:6ーさて、兄弟たち。以上、私は、私自身とアポロに当てはめて、あなたがたのために言って来ました。それは、あなたがたが、私たちの例によって、「書かれていることを越えない。」ことを学ぶため、そして、一方にくみし、他方に反対して高慢にならないためです。

 

*信仰のうちを歩みたいのなら、みことばによって教えを吟味することです。

 

ヨハネ11:25ーイエスはご自分のことを『何だ』と言っておられますか?

またイエスを信じる者は、どうなると言われていますか?

 

ヨハネ11:26ーこのようなことを言われるイエスとは、どのようなお方なのでしょう?

あなたは『死人のよみがえり』を信じますか?

 

決して死ぬことがありません『イエスを信じる者は、肉体的にずっと死なずに生き続ける』という意味ではありません。

 

人間はアダム以来、神に造られた者であるにも関わらず、神を無視した『自己中心』で生きてきました。それはアダムが神の命令に背いた結果、神との関係が断たれた『霊的に死んだ状態』だからです。私たちはそのアダムの子孫として誕生したので、生まれながらに神との関係を持たない『霊的死人』なのです。霊的に死んだ人が永遠に生きることがないようにと、肉体の死が入ってきました。

 

しかし、肉体が生きている間に『神を神とせず、自己中心に生きてきた罪(原罪)』の身代わりとして、永遠の滅び(地獄と言った方が分かりやすいかな…。でも実際は、地獄は『燃える火と硫黄との池』へ投げ込まれる前段階の待合室のような所です。)から救い出してくださるキリストだと信じた者は、信じた瞬間『霊的に復活』しているので『決して死ぬことはない』と言われているのです。

 

イエスを救い主だと信じずに亡くなった者も『復活』します。なぜなら、神にはえこひいきがないからです。cf ローマ2:11

 

ただし、復活後の行き先が信者とは違います。

信者は死ぬと天の『パラダイス』に先に復活した『霊』が行きます。そして『携挙』の時に、永遠に朽ちることのない栄光のからだに復活します。千年王国では再び地上に降りて来て、千年間イエスが王の王となられた『メシア的王国』で暮らすことなり、千年後は永遠の都エルサレム、完成された天の御国で神とともに永遠に生きることになります。

 

しかし今の肉体での人生でイエスを拒んだ人々は、千年王国に入れないばかりか、肉体の死後、霊は地獄の炎で焼かれ、苦しみながら復活を待つことになるのです。

死後に悔い改めても、既に時遅しです。千年王国後、永遠に死ぬことのない肉体に復活させられた後で『燃える火と硫黄との池』に投げ込まれ、そこで永遠に苦しむことになります。

 

cf 黙示録20:5~6そのほかの死者は、千年の終わるまでは、生き返らなかった。これが第一の復活である。

この第一の復活にあずかる者は幸いな者、聖なる者である。この人々に対しては、第二の死は、なんの力も持っていない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストとともに、千年の間王となる。

 

cf 黙示録20:13~14ー海はその中にいる死者を出し、死もハデス(地獄)も、その中にいる死者を出した。そして人々はおのおの自分の行ないに応じて*さばかれた。

*刑の重軽が決められた、の意。

それから、死とハデスとは、火の池に投げ込まれた。これが第二の死である。

 

*興味のある方は、こちらから。

黙示録の概要 http://osusowake.hatenablog.com/entry/2013/09/18/113403

 

ヨハネ11:27ーイエスのことばに、マルタはどのように応答していますか?

マルタはイエスをどのような方だと信じていますか?

あなたは誰かにイエスについて訊かれたら、イエスをどのような方だと伝えますか?

自分の信仰(イエスをどのような方と信じているか)をみことばから裏付けられますか?

 

ヨハネ11:28ーマルタはその後、どうしていますか?マリヤはどこで何をしていましたか?cf ヨハネ11:31

そのことから、マリヤはどのような性格に人だとわかりますか?

マリヤはイエスが来られていることをどのようにして知りましたか?

 

ヨハネ11:29ーイエスが来られたことを知った時、マリヤはどうしました?

 

ー続くー