サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

2レプタを捧げた女性 〜マルコ12:41~44〜

イエスの最後の一週間『受難週』の前半の出来事です。

ロバの子に乗ってエルサレムに入ってから、『神の小羊』としてユダヤ教の当局者たちから最終吟味を受けられていました

 

当時の神殿は『強盗の巣』と化していました。cf マルコ11:15~17

 

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エルサレムの神殿の『婦人の庭』の壁には、ラッパ状の受け口が13個付いた献金の壷が設置されていました。礼拝に来た男性は、この壷に献金を入れ、奥に進んで行きました。

 

 

マルコ12:41ーイエスはどのような思いで、人々の様子をご覧になっていたと思いますか?

 

金持ちたちは、沢山の銅貨を時間をかけて献金の壷に入れていました。

そのような『やり方』は、どのような心をあらわしていると思いますか?

 

日本は祭り時になると、神社仏閣などで誰がいくら献じたかを公にします。そこにはどのような『心』があると思いますか?

 

それが本当に信仰から出たものであるのなら、神が受け入れてくだされば良いのであって、人に知らせたり、他者が知る必要があるのでしょうか?

cf マタイ6:3あなたは、施しをするとき、右の手のしていることを左の手に知られないようにしなさい。

 

マルコ12:42ー貧しいやもめは、どのような生活を送っていたと思いますか?

やもめ…未亡人。昔は男女とも未婚・既婚を問わず用いられた言葉ですが、現在は『既婚者』で夫または妻を失った人に使われます。

 

レプタ銅貨…現在の日本円に換算すると、¥60~100程度です。

1コドランド…当時の労働者の一日分の賃金『1デナリ』の1/64。

 

イスラエルには、やもめたちを守る律法がいくつもありました。cf 申命記14:28~29、24:17、24:21、レビ記19:9~10

 

しかし実際は、このような律法がないがしろにされていたことが、イエスのことばからわかります。

cf マタイ23:14ー[忌まわしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。あなたがたは、やもめたちの家を食いつぶしていながら、見えのために長い祈りをするからです。ですから、あなたがたは、人一倍ひどい罰を受けます。]

 

マルコ12:43ーなぜイエスは「献金箱に投げ入れていたどの人よりもたくさん投げ入れました。」といわれたのでしょう?

 

イエスは弟子たちに何を教えようとされたのでしょう?

 

マルコ12:44ー生活費の全部を投げ入れる…このやもめは、この後どうなると思いますか?

なぜ彼女はそのような行動をとることができたのでしょうか?

 

有り余る中から、少しずつ時間をかけて投げ入れる金持ちたちの姿勢には、人生についてのどのような考え方があると思いますか?

彼らの生活の基盤は何に頼っているのでしょうか?

 

このやもめは何に頼って、全財産を献金したと思いますか?

 

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なぜ人は、全てを神に委ねて生きるのが難しいのでしょう?

 

人の人生は、誰によって支えられていると思いますか?

『神(かみ)』と『金(かね)』…たった一文字違いの言葉ですが、そこから得られる祝福には、それこそ雲泥の違いがあります。

あなたはどちらに頼った人生を送っていますか?

 

cf ルカ16:13ーしもべは、ふたりの主人に仕えることはできません。

一方を憎んで他方を愛したり、または一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。