サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

仮庵の祭り 〜スコット〜

過越の祭りのあるニサンの月から数えて、第七番目のチスリの月は、イスラエルの秋の三つの祭りが集中しています。

 

第七の月の一日の『ラッパの祭りーロシュ・ハシャナー』は、『携挙』の型

十日は『贖罪の日ーヨム・キプール』、大患難時代の型

そして十五日から七日間+1日の計8日間が『仮庵の祭りースコット』で、イエスの地上再臨による千年王国(メシア的王国)の型です。(現在のユダヤ教では、聖書に記述のないことですが、更に一日足して計9日間祝います。)

 

レビ記23:33~34ーついで主はモーセに告げて仰せられた。

イスラエル人に告げて言え。この第七月の十五日には、七日間にわたる主の仮庵の祭りが始まる。

 

2,016年の仮庵の祭りは、10/16(日)の日没~10/23(日)までです。

また、ヨハネ7:1~10:21仮庵の祭りの中でのイエス様の記事です。

 

仮庵の祭りは、ヘブル語で『ハグ(=祭り)  ハ(=定冠詞)  スコット(=複数形:仮庵。単数形は“スカー”)。

贖罪の日の苦しみの時を経て、ユダヤ人が民族的回心をし、イエスを十字架につけたことを悔い改める喜びの日となります。そのことを預言しているのが、イザヤ書53章です。

 

この時、庭先やベランダに建てるのが『仮庵』 f:id:bluemome:20161012215723j:plain f:id:bluemome:20161012215745j:plain 仮の宿として、出エジプトをした時の荒野での生活を思い起こさせるものです。

幕屋、もしくはテントと思って頂くといいと思いますが、実際にはわざとオンボロに建てます。隙間はあるし、雨漏りもするような非常に粗末なもので、そこで仮庵の祭りの間 ユダヤ人たちは寝泊りするのです。

 

今年の仮庵の祭りは、雷雨で始まり虹も見られたそうですが、ユダヤ人たちにはこの『雨』が『聖霊の油注ぎ』とリンクするため、アモス9:11を思い起こして雨乞いをするそうです。(ただし、仮庵は雨漏りがするので、本音では仮庵の祭りの最後に降って欲しいと思っている人が大半だとか…。気持ち、すごくわかります。)

またイザヤ書11:1も仮庵の祭りで思い出される聖句です。

 

アモス9:11ーその日、わたしは

ダビデの倒れている仮庵を起こし、

その破れを繕い、その廃墟を復興し、

昔の日のようにこれを建て直す。

 

イザヤ11:1ーエッサイの根株から新芽が生え、

その根から若枝が出て実を結ぶ。

 

これはともにイスラエルの回復の慰めの預言です。

現在は異邦人がエルサレムを支配する『異邦人の時』ですが、千年王国ではイスラエルは回復し、再臨の主がエルサレムから世界を統治する『メシア的王国の時代=イスラエルの時代』となります。

そこにはユダヤ人だけでなく、異邦人の『仮庵のからだ』も復興し、イエスを信じるユダヤ人と異邦人が共に一つのからだとなって住むようになります。

 

【1】私たちの魂(霊)は今、仮庵(仮の宿=肉体)に住んでいる。

仮庵の祭りの目的は二つ。

出エジプトの出来事を忘れさせないため。

②将来の希望があることを忘れさせないため。

 

レビ記23:43ーこれは、わたしが、エジプトの国からイスラエル人を連れ出したとき、彼らを仮庵に住まわせたことを、あなたがたの後の世代が知るためである。わたしはあなたがたの神、である。

 

ヘブル3:3ー家よりも、家を建てる者が大きな栄誉を持つのと同様に、イエスはモーセよりも大きな栄光を受けるのにふさわしいとされました。

 

モーセよりも優れた指導者イエスによって『罪の世界』から『世の中』という荒野へ導き出されたのがクリスチャンです。

 

ヨハネ1:14ーことばは人となって、私たちの間に住まわれた。

私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。

*住まわれたギリシャ語:スケノオー。イエスは仮庵をまとわれた、の意。

*栄光…シャカイナグローリー。

 

Ⅱ ペテロ1:13~14ー私が地上の幕屋にいる間は、これらのことを思い起こさせることによって、あなたがたを奮い立たせることを、私のなすべきことと思っています。

それは、私たちの主イエス・キリストも私にはっきりお示しになったとおり、私がこの幕屋を脱ぎ捨てるのが間近に迫っているのを知っているからです。

*地上の幕屋…肉体。からだ。

*幕屋を脱ぎ捨てる…肉体の死、の意。

 

1ペテロ2:11ー愛する者たちよ。あなたがたにお勧めします。旅人であり寄留者であるあなたがたは、たましいに戦いをいどむ肉の欲を遠ざけなさい。

*私たちは本来いるべき神様の側から離れ、地上という外国に移り住んでいる寄留者なのです。

 

ピリピ3:20ーけれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。

*最終的に『天の御国』には 、栄光のからだで入国します。

 

【2】イスラエルに起きたことは、私たちにも起こる。

ローマ15:4昔書かれたものは、すべて私たちを教えるために書かれたのです。それは、聖書の与える忍耐と励ましによって、希望を持たせるためなのです。

 

cf 1コリント10:1~11

10:1ー兄弟たち…(コリントの教会の)クリスチャンのこと。

10:2モーセにつくバプテスマ…私たちは『イエスにつくバプテスマ』を受けた。

10:3ー御霊の食べ物…マナ。私たちは『いのちのパン』であるみことばが与えられた。

10:4ー受肉前のイエスが、出エジプトをした人々を養ってくださった。

10:5民数記14:20によれば、彼らの不信仰の罪は悔い改めにより霊的には赦されていますが、肉的には『約束の地』に入ることは赦されなかったのです。

 

10:6ーこれらのことが起こったのは、私たちへの戒めのためです。それは、彼らがむさぼったように私たちが悪むさぼることのないためです。

10:7aあなたがたは彼らの中のある人たちにならって、偶像崇拝者となってはいけません。

10:8ー私たちは、彼らのある人たちが姦淫をしたのにならって姦淫をすることはないように。彼らは姦淫のゆえに一日に二万三千人死にました。

10:9ー私たちは、さらに、彼らの中のある人たちが主を試みたのにならって主を試みることはないようにしましょう。

10:10彼らの中のある人たちがつぶやいたのにならってつぶやいてはいけません。彼らは滅ぼす者に滅ぼされました。

*つぶやくのは、満ち足りることを知らないからです。

 

1コリント10:11これらのことが彼らに起こったのは、戒めのためであり、それが書かれたのは、世の終わりに臨んでいる私たちへの教訓とするためです。

 

【3】メシアの再臨によって、仮庵の祭りはメシア的王国(千年王国)で成就する。

ゼカリヤ14:16ー『仮庵の祭り』は、モーセの律法ではユダヤ人のための祭りでした。

千年王国では、メシア(キリスト)を信じるユダヤ人と異邦人がひとつのからだとなって仮庵の祭りをともに喜ぶようになります。それは、現在の『世の中』である異邦人の時から、メシアによる専制君主国である千年王国に入った喜びの祭りとなるからです。

 

ゼカリヤ14:17~19ーもし千年王国の諸国のうち、仮庵の祭りに主イエスを礼拝しにエルサレムに上って来ないなら、刑罰としてその国には一年間雨が降らなくなります。