サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

偶像(1)

ヨハネ5:21ー子どもたちよ。偶像を警戒しなさい。

 

私たちが住む日本には『八百万の神々』がいます。それらは人間の日常生活の必要に応じて、各担当の神が次々と作り出されてきました。まるで地元にある『開業医』のようです。自分の必要に応じて、どこの神社、どこのお寺に行けばいいのか、自分で判断して少しでも『ご利益』のある名医のところに行こうとします。

 

しかし聖書の神様は全知全能なる神様ですから、たったお一人で『総合病院』のように私たちの必要を満たし、栄養価の高いみことばという『いのちのパン』を与えて病気を予防してくださる真の『名医』、真の神様です。

 

その聖書の神様は、偶像について多くの聖書箇所で、私たちに『偶像を警戒するように』と言われています。cf イザヤ書44:10~20、詩篇115:4~8、135:15~18。

 

イザヤ44:10だれが、いったい、何の役にも立たない神を造り、偶像を鋳たのだろうか。

*人間は愛なる神に似せて、愛する対象として創造主を求めるように造られました。

cf 創世記1:26、1ヨハネ1:8。 

*しかしエデンの園で罪を犯した時から真の神を見失い、代わりに目に見える物を神として求めるようになったのです。

cf 創世記11:2…①神が与えられた一つの言語(神のことばに依存していた者)が、その依存点をバビロンの平野に移しました。

②人々は自己の全存在の地盤を、神のことばに置くことをやめ、神のことばを不確かなものとしました。

 

イザヤ44:11見よ。その信徒たちはみな、恥を見る。それを細工した者が人間にすぎないからだ。彼らはみな集まり、立つがよい。彼らはおののいて共に恥じを見る。

*すべての形ある『偶像』は、人の手によって造られた物です。形ある物はいつかは壊れたり、朽ちていきます。

*真の神の預言者エリヤは、たった一人でバアルの預言者450人と対峙しました。恥を見たのは、バアルの預言者たちでした。cf 1列王記18章。

 

イザヤ44:12鉄で細工する者はなたを使い、炭火の上で細工し、金槌でこれを形造り、力ある腕でそれを造る。彼も腹がすくと力がなくなり、水を飲まないと疲れてしまう。

*鉄で偶像を造る者の労力、虚しさが伝わってきます。

 

イザヤ44:13木で細工する者は、測りなわで測り、朱で輪郭をとり、かんなで削り、コンパスで線を引き、人の形に造り、人間の美しい姿に仕上げて、神殿に安置する。

*神に似せて造られた人間は『造る』ということをします。しかし真の神を知らないと、『人間の美しい姿に似せて』偶像を造るのです。

 

イザヤ44:14彼は杉の木を切り、あるいはうばめがしや樫の木を選んで、林の中で自分のために育てる。また、月桂樹を植えると、大雨が育てる。

*偶像を造るための材料となる木でさえも、『大雨』という神の恵みによります。

 

イザヤ44:15それは人間のたきぎになり、人はそのいくらかを取って暖まり、また、これを燃やしてパンを焼く。また、これで神を造って拝み、それを偶像に仕立てて、これにひれ伏す。

*偶像の神として拝む同じ材料を、燃料として用いています。偶像の神の本質は、そのような者に過ぎないことを教えています。

 

イザヤ44:16その半分は火に燃やし、その半分で肉を食べ、あぶり肉をあぶって満腹する。また、暖まって、『ああ、暖まった。熱くなった。』と言う。

イザヤ44:17その残りで神を造り、自分の偶像とし、それにひれ伏して拝み、それに祈って『私を救ってください。あなたは私の神だから。』と言う。

*暖房や炊事に使った残りの木でもって、偶像を造り、ひれ伏して拝む虚しさを述べています。

 

イザヤ44:18彼らは知りもせず、悟りもしない。彼らの目は固くふさがって見ることもできず、彼らの心もふさがって悟ることもできない。

*偶像を造り、また拝む者は、その偶像と同じように、真の神を知ろうともしません。

 

イザヤ44:19彼らは考えてもみず、知識も英知も無いので、『私は、その半分を火で燃やし、その炭火でパンを焼き、肉をあぶって食べた。その残りで忌みきらうべき物を造り、木の切れ端の前にひれ伏すのだろうか。』とさえ言わない。

*偶像を拝む者は、その材料が燃料に過ぎないといことに対し、何も考えず疑問さえ持ちません。

*知る…18節の『知る』、英知…18節の『悟る』に対応。忌みきらうべき物…偶像。

 

イザヤ44:20灰にあこがれる者の心は欺かれ、惑わされて、自分を救い出すことができず、『私は右の手には偽りがないのだろうか。』とさえ言わない。

*灰…虚しい物の象徴。右の手…偶像を造っている手。

 

詩篇115:4~8彼らの偶像は銀や金で、人の手のわざである。

口があっても語れず、目があっても見えない。

耳があっても聞こえず、鼻があってもかげない。

手があってもさわれず、足があっても歩けない。

のどがあっても声をたてることもできない。

これを造る者も、

これに信頼する者もみな、これと同じである。

 

詩篇135:15~18異邦の民の偶像は、銀や金で、

人の手のわざです。

口があっても語れず、

目があっても見えません。

耳があっても聞こえず、

また、その口には息がありません。

これを造る者も

これに信頼する者もみな、これと同じです。

 

 

出エジプト前の『十の災い』を通して、イスラエルの神はエジプト人が信じ、依り頼んでいた偶像の神々に勝利され、イスラエルの神こそが『真の神である』ことを証明されました。

 

ナイル川の水が血に変わる。cf 出エジプト記7:15

1)ナイル川…『聖なる川』とされていた。

2)クヌム…ナイル川源流の守り神。

3)ハピィ…ナイルの霊。堆積物を管理する豊穣の男神。妊婦の乳房と腹を持つ。

4)オシリスナイル川オシリスの血流。死と復活はナイル川の洪水をもたらす。

5)セペク…ワニの守り神。

6)ネイト…ラテスというナイル最大の魚の守り神。戦争のための女神。

7)ハトホル…クロミス(スズメダイの一種)の守り神。

 

②カエルの大量発生。cf 出エジプト8:2

 

3)ハピィ

8)ヘクト…からだは女性で、顔はカエルの『クヌム』の妻。復活と豊穣の象徴。

 

③ぶよ(害虫)の発生。cf 出エジプト記8:16

9)ウァトゥチット…昆虫からエジプトを守る女神。コブラの頭に赤い王冠をかぶっている。

10)セブ…地の神。害虫から人々を守る神。

 

④アブ(昆虫)の発生。cf 出エジプト記8:21

11)ベルゼバブ…蝿の主。ベルゼブル(マタイ12:24~32)

 

⑤疫病。cf 出エジプト記9:3

12)エイピス・ブル…初子の聖牛。プターの生まれ変わり。野で飼われていた。

13)ムネヴィス…聖牛。太陽神ラーの象徴。

14)ノム…雄羊の頭を持った神。創造神。

 

⑥腫物。cf 出エジプト記9:9

15)セクメット…雌獅子の頭を持った女神。疫病を支配する。

16)セラピス…癒しの神。

17)イムホテプ…薬の神。実在の人物の神格化。

 

⑦雹。cf 出エジプト記9:18

18)シュー…太陽神ラーの息子。天空の神。

19)ヌト…天空の女神。

20)セト…農業神。

21)イッシス…農業の女神。

 

⑧いなごの大量発生。cf 出エジプト記10:4

20)セト…農業神。

21)イッシス…農業の神。

 

⑨暗やみ。cf 出エジプト記10:21

18)シュー

19)ヌト

22)ラー…太陽神。

23)ケプリ…糞ころがしの頭を持つ太陽神。糞を丸くする力が太陽を動かす力とされた。

24)ホルアクティ…鷹の頭を持つ太陽神。

25)アトン…日輪神。太陽神。

26)ホルス…両眼が月と太陽の天空の神。ハヤブサの頭を持つ人物の姿をしている。

27)アトゥム…夕陽の神。

28)トト…月の神。

 

⑩初子の死。cf 出エジプト記11:5

7)ハトホル…誕生に立ち会う女神。

21)イッシス

29)ミン…誕生と再生の神。

 

*これらの偶像の神々に主が勝利されました。真の神を知っていれば、人の手によって造り出された偶像の神々を慕う必要はなくなります。

 

伝道者の書12:13結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。

神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。