サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

大リバイバルは、キリストの『再臨』前?…『再臨』後?

使徒17:11b非常に熱心にみことばを聞き、はたしてそのとおりかどうかと毎日聖書を調べた。

どんなに素晴らしいメッセージでも、みことばによる確認は必須だから…。


ある人は『キリストの再臨前に大リバイバルはある。』言い、またある人は『キリストの再臨前に、大リバイバルはない。間違った教え、偽預言者に騙されないように。』と言っています。


人は最初に聞いたことを信じてしまいがちですが…『大リバイバル』について、聖書の教えはどうなっているのでしょう?

 


どちらのケースも “ NO ” であり、“ YES ” です。
どうしてそうなるのか?…という疑問を持たれる方は、多いと思います。
その理由は…『キリストの再臨』には、二種類の『再臨』があるからです。

多くのクリスチャンたちは『キリストの再臨』は一度きりだと誤解しており、それが患難時代の前なのか、患難期中期なのか、はたまた患難期後期なのかは、人によってマチマチです。


1テサロニケ4:16~17ー主は号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。それからキリストにある死者が、まず初めによみがえり、
次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります。

1コリント15:52ー終わりのラッパとともに、たちまち、一瞬のうちにです。
ラッパが鳴ると、死者は朽ちないものによみがえり、わたしたちは変えられるのです。

 

これらのみことばは、ともに『異邦人の使徒となったパウロ』の書簡のことばです。
これらは『 “キリストの花嫁” となる教会時代の信者』が当てはまる『携挙』についてであり、それは患難時代の『前』に起こることです。


『携挙』の時、キリストは『空中』までしか下りて来られません。そのため、『携挙』『空中再臨』とも呼ばれます。

 

『携挙は患難時代の中期(もしくは後期)に起こる』と信じている人もいますが、聖書は『試練は、全世界に及ぶ』と言っていますから、いくらクリスチャンであっても『逃れの地』となる場所はないのです。

 

黙示録3:10ーあなたが、わたしの忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも、地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。

*全世界…試練は『全世界』に及びます。

*黙示録6:9~11, 11:7, 12:11, 13:7, 13:15, 14:13, 17:6, 18:24 では、『聖徒たち』が殉教していますから、教会が患難時代を通過するという神様の守りは、あまり当てにならないことになってしまいます。 

 

患難時代の『逃れの地』は、患難時代を生き残るユダヤ人の『レムナント』に対して唯一『ボツラ』が備えられているだけなのです。

黙示録12:6は荒野に逃げた。そこには、千二百六十日の間彼女を養うために備えられた場所があった。

*女…文脈から『イスラエル』を指す。

*千二百六十日…患難時代後半の三年半。

*備えられた場所エドムの地『ボツラ』。

 

ミカ2:12ヤコブよ。

わたしはあなたをことごとく必ず集める。

わたしはイスラエルの残りの者を必ず集める。

わたしは彼らを、おりの中の羊のように、

牧場の中の群れのように一つに集める。

*おりの中の羊…ヘブル語:ボツラの羊


“ NO ” というのは、このキリストの『空中再臨』が起こる前には、世界規模での大リバイバルは起こらないからです。

 

患難時代前には、『背教』が起こり、『不法の人』である反キリストが現れると聖書は預言しています。

Ⅱテサロニケ2:3ーだれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来ないからです。

*背教…教会の堕落。

*不法の人、滅びの子…反キリスト。

*主の日…患難時代。主の日 - サザエのお裾分け

 

神様は教会時代に救われる異邦人の数をすでに決められておられます。

ローマ11:25ー兄弟たち。私はあなたがたに、ぜひこの奥義を知っていただきたい。それは、あなたがたが自分で自分を賢いと思うことがないようにするためです。その奥義とは、イスラエル人の一部がかたくなになったのは異邦人の完成のなる時までであり

*異邦人の完成のなる時救われる異邦人の数が満ちた瞬間『携挙』が起こります。誰が最後の一人かはわからないので、私たちは神様が定めた数が満ちるまで伝道するのです。


“ YES ” というのは、反キリストとイスラエルが7年間の契約を結ぶと、患難時代の幕開けとなり、前半の三年半で『世界規模で異邦人の大リバイバル』が起き後半の三年半の最後の三日間でユダヤ人の1/3の『レムナント』が救われます。
そして、1/3のレムナントがメシアであるエスを信じた時に、キリストの『地上再臨』が起こるからです。


イザヤ10:21ー残りの者、ヤコブの残りの者は、力ある神に立ち返る。
*力ある神イエス・キリスト。cf イザヤ9:6

ゼカリヤ13:8ー全地はこうなる。―主の御告げ―その三分の二は断たれ、死に絶え、三分の一がそこに残る。

ホセア6:2ー主は二日の後、私たちを生き返らせ、

三日目に私たちを立ち上がらせる。

私たちは、御前に生きるのだ。

イザヤ66:8ーだれが、このようなことを聞き、

だれが、これらの事を見たか。

地は一日の陣痛で産み出されようか。

国は一瞬にして生まれようか。

ところがシオンは、

陣痛を起こすと同時に子らを産んだのだ。

 

マタイ23:39ーあなたがたに告げます。『祝福あれ。主の御名によって来られる方に。』とあなたがたが言うときまで、あなたがたは今後決してわたしを見ることはありません。
*あなたがたユダヤ人たち。

 

つまり、携挙(空中再臨)前の教会時代に『大リバイバル』は起こらないけれども、七年間の患難時代の終わりであるキリストの『地上再臨』前には、異邦人世界にもユダヤ人たちにも大リバイバルは起こるということになります。 f:id:bluemome:20170405222120j:plain


聖書の中にある神様のご計画によれば、『空中再臨』と『地上再臨』の違いがはっきりと記されています。神様はご自分のご計画を、曖昧のまま人に伝えたりはなさいません。惑わすのは神様ではなく、サタンの仕業です。


だから主はこう言われました。
マタイ13:9ー耳のある者は聞きなさい。

 

御霊の助けにより、みことばを時系列で理解することができますように。