ヨシュア記15:13~14ーヨシュアは、主の命令で、エフネの子カレブに、ユダ族の中で、キルヤテ・アルバ、すなわちヘブロンを割り当て地として与えた。アルバはアナクの父であった。
カレブは、その所からアナクの三人の息子、シェシャイ、アヒマン、タルマイを追い払った。これらはアナクの子どもである。
*ケナズ人…エフネの先祖で『ケナズ』という名前を持つユダの家系。(ただし、聖書にはこのケナズの記述はない) 民数記13:1~6参照
こうして、マムレに面するマクペラにあるエフロンの畑地、すなわちその畑地とその畑地にあるほら穴、それと、畑地の回りの境界線の中にあるどの木も、
その町の門に入って来たすべてのヘテ人たちの目の前で、アブラハムの所有となった。
こうして、この畑地と、その中にあるほら穴は、ヘテ人たちから離れてアブラハムの私有の墓地として彼の所有となった。
このような土地をカレブが所有したということは、カレブが異邦人であるエドム人の子孫の『ケナズ人』だとしたらあり得ないこと。
ヨシュア記15:16~17ーそのとき、カレブは言った。「キルヤテ・セフェルを打って、これを取る者には、私の娘アクサを妻として与えよう。」
ケナズの子で、カレブの兄弟オテニエルがそれを取ったので、カレブは娘アクサを、彼に妻として与えた。
*キルヤテ・セフェル…後の『デビル』
士師記1:11ーユダはそこから進んで、デビルの住民を攻めた。デビルの名は以前はキルヤテ・セフェルであった。
彼女は言った。「私に祝いの品を下さい。あなたはネゲブの地に私を送るのですから、水の泉を私に下さい。」そこで彼は、上の泉と下の泉とを彼女に与えた。
*そそのかして…新改訳聖書の誤訳のひとつ⁈ 『しきりに促して』の意。
*ネゲブ…南方の土地、の意。イスラエル南部の乾燥した砂漠地帯。
*上の泉と下の泉…乾燥した砂漠地帯のネゲブで生きるには、必要不可欠な溜池てあり、オテニエルが求めた『畑』での収穫にも必要不可欠であった。水の泉を求めたアクサの知恵を父カレブが喜び、上の泉と下の泉を与えたのでしょう。
15章のユダ族への割り当てから始まり、19章までヨセフ族の割り当て、他部族への割り当てへと続く。
しかし、それは神がアブラハムとその子孫に与えると約束されたほんの一部に過ぎない。
創世記15:18ーその日、主はアブラムと契約を結んで仰せられた。「わたしはあなたの子孫に、この地を与える。エジプトの川から、あの大川、ユーフラテス川まで。