サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

旧約

詩篇126篇

聖書66卷のちょうど真ん中にあるのが『詩篇』です。 旧約聖書では、創世記〜申命記までの律法の書(モーセ五書)と預言書の間にあり、律法の書と預言書を詩的にまとめた書であることから、旧約聖書全体をカバーするものとして、新約聖書にも詩篇だけはおま…

紅海を渡る『道』 〜出エジプト記14章〜

出エジプトをしたイスラエルの民が、前は紅海、後ろからはエジプト軍という絶体絶命の状況下で、モーセが持っている杖を海に差しのばすと、強い東風が吹き、海が分かれて乾いた地を渡るという出来事は、とても有名な聖書のシーンです。 しかし、その詳細を説…

エサウとヤコブ 〜創世記25:27~34〜

ここを読んだ多くの人は、ヤコブがエサウを欺いたと思っていると思います。 しかし、当時の背景を知ると、ただ聖書を読むだけでは理解できなかったもう一つの視点から聖書の真理が見えてきます。 創世記25:27ーこの子どもたちが成長したとき、エサウは巧みな…

神に殺されそうになったモーセ 〜出エジプト記4:19~26〜

モーセの一生は、三つの区分に分けることができます。 ①エジプトの王女の息子としての最初の40年…ロイヤルファミリーとして最高の教育を受けた。使徒7:17~22 ②ミデヤンの地で羊飼いとしての40年…エジプト〜約束の地へ神の民イスラエルを導く準備期間。使…

『神の妻イスラエル』とキリストの花嫁なる普遍的教会

『イスラエル=ユダヤ人』と『普遍的教会=メシアニックジューと異邦人信者の集まり』の区別が大事だということは、このブログでも再三述べてきました。 「またか…」と思われる方は、この先は読まずにブログを閉じてくださいね。笑 今回はこの区別をつけるこ…

文字通りのイスラエルと教会の区別

聖書のみことばはどこを読んでも励ましや慰め、導きを与えられると言っても過言ではないでしょう。しかし、文脈を無視した適用は、往往にして自己中心的解釈となり、神が言わんとしていることを見落としてしまいます。特に、旧約聖書のみことばは私たち教会…

モーセ五書(律法/Torah)

『モーセ五書』と聞いてピンとこなくても、『律法』と言い換えたら理解できる人は多いと思います。創世記〜申命記までの五書を記したのがモーセのため、『モーセ五書』と呼ばれます。 『律法の書』といっても、実際に『律法』が記されているのは出エジプト後…

イザヤ書1章 〜天での裁判〜

『イザヤの福音書』『第五の福音書』と言われるイザヤ書は、メシア誕生からメシアの受難の預言、さらに主の日=患難時代と主の再臨の預言までを含んでいます。 エリヤの時代に初めて出てきた『レムナント=イスラエルの残りの者』という教えをイザヤが発展さ…

ボツラ(1) 〜レムナントの 逃れの町〜

旧約聖書や黙示録に慣れ親しんでいないと、『ボツラ』と聞いてもピンとこないかもしれません。しかし、現在の南ヨルダンにある『ペトラ』と言い変えたら、映画インディー・ジョーンズのシーンだとピンと来る方がいるかもしれませんね。 『ペトラ』とは、ギリ…

いのちの重みの違い

「神は愛のお方なのだから、◯◯であるに違いない」「自分が理想とすることが、神のご計画であるはずだ」 もし、私たちがこのように考え、聖書が何と言っているのかを知ろうとしなかったり、聖書のみことばから示されても同意せず自分の意見を押し通すとしたら…

イザヤ書14章 〜バビロンの王とは誰か〜

先日のバイスタで「イザヤ14章は “バビロンの王” と “堕落時のサタン” との『二重預言』ではないのか?」という質問を受けました。 聖書は本当に『二重預言』という形式をとっているのでしょうか? よく『二重預言』だと言われるマタイ24:14~21、ルカ21:20~2…

『安息日』とパウロ書簡

『安息日』ということばが初めて使われているのは、出エジプト記20章でモーセの『十戒』として知られる律法の中でです。 出エジプト記20:8ー安息日を覚えてこれを聖なる日とせよ。 ここでの命令は、『聖なる日とせよ』というものです。 では、具体的に何をす…

神は『やみ』を造られたのか?

神様は『やみ』を造られたのでしょうか? 先日のアンケートでは、28人の方がご協力くださいました。 ・神は『やみ』を造られた…29% ・別な要因で入り込んだ…54% ・考えたことがない、わからない…17% という結果でした。 聖書をよく読むと、イスラエルの神様…

律法の時代の礼拝

創世記〜黙示録まで聖書66巻を貫いている神の契約は『アブラハム契約』であり、その条項は『子孫・土地・祝福』の三つです。 このことを土台に神のご計画と契約は展開していきます。 創世記12:1~3ーその後、主はアブラムに仰せられた。 「あなたは、 あな…

過去に生きるのではなく、前進せよ! 〜エズラ記3:10~13〜

BC586年、ネブカデネザル王による第三回バビロン捕囚により、エルサレムの町は陥落し、ソロモンが建てた神殿は崩壊しました。 この時からエルサレムは異邦人に踏み荒らされることとなり『異邦人の時』が始まりました。 osusowake.hatenablog.com イザヤ書…

『型』としての幕屋と『本体』であるキリスト

エジプトでの400年間の奴隷生活から解放されたイスラエルの民は、一年後には持ち運び可能な『幕屋』を神の指示通りに造りました。この『幕屋』の至聖所に契約の箱の蓋の上に『シャカイナグローリー』として約500年間、神の民の中に宿られました。 出エジ…

旧約時代…その定義とは?

聖書のみことばを理解する時に、大事なことは時代背景。 特にどの時代の誰が、誰に対して語っているのかはとても重要です。 『◯◯時代』とは、始まりがあり終わりがあることを意味します。クリスチャンの中には「聖書の教えを時代で区分することはおかしい」…

神殿/宮とシャカイナ・グローリー

私たちクリスチャンが宣べ伝えるのは『キリストの福音』なので、普段から新約聖書には親しんでいると思います。でも、旧約聖書はなかなか難しいので、所々自分を励ますみことばの拾い読みをしたり、歴史書は読むけど預言書は読んだことがない、という方も多…

礼拝の中心 〜ネヘミヤ記7:72b~8:12

『礼拝』の中心は何でしょう? ある人は困難の中で慰めを、ある人は苦しみの中で励ましを求めているかもしれません。また、別な人は喜びの中で感謝を捧げに集まって来ているかもしれません。 慰めや励ましは、神のことばを聞き、理解し、心に響く時に得られ…

ホセア書の概要(3) 〜6~10章〜

神に選ばれ、その御手の中で一大民族にまで成長し、律法によって養われた『イスラエル』。 神の求愛を受けーエゼキエル16:8ー、神の妻となったのに、他の神々を慕い続ける背信の『イスラエル』に対し、神の裁きがくだります。 聖書の区分では5:15と6:1と分け…

ホセア書の概要(2)〜4~5章〜

神は預言者ホセアを立て、彼自身の結婚生活を通して、姦淫した妻を赦し愛することの苦悩を経験させました。 エゼキエル書16章によると、『神とイスラエルの関係』はまさに『ホセアと姦淫をする妻』の関係であることがわかります。イスラエルは神の妻(ちなみ…

ホセア書の概要(1) 〜ホセア書 1〜3章〜

ホセア1:1ーユダの王ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代、イスラエルの王、ヨアシュの子ヤロブアムの時代に、ベエリの子ホセアにあった主のことば。 著者は、『ベエリの子ホセア』ですが、どの部族出身の家系か、職業は何かなどは一切書かれていません…

メリバの水 〜民数記20:1~13〜

旧約聖書の中で、イスラエルの民の不信仰による回帰不能点に達した出来事は、『カデシュ・バルネアでの出来事』でした。 osusowake.hatenablog.com それと並ぶような出来事として、律法の代表者であるモーセが『約束の地カナン』に入れなくなった原因となっ…

ソロモンの罪から学ぶこと 〜1列王記 11章〜

1列王記11:26ーツェレダの出のエフライム人ネバテの子ヤロブアムはソロモンの家来であった。彼の母の名はツェルアといい、やもめであった。ところが彼も王に反逆した。 *北イスラエル王国の初代王となったヤロブアムは、もともと『ソロモンの家来』だった…

メルキゼデクとイエスの類似点 〜創世記14:18~20, 詩篇110:4, ヘブル7:1~3〜

『メルキゼデク』という王の名前を知っている人は多いと思いますが、彼がどこの王で、何をしたのかまではよくわからない…といういう人がほとんどではないでしょうか? それもそのはず、『メルキゼデク』について、聖書はほんの僅かな記録しか残していないの…

カインの子孫 〜創世記4:18~24〜

創世記4章後半〜5章は、初めて読む人にとっては人名が並び、似たようなことの繰り返しで、とても退屈な内容に感じます。でも『クリスチャン』となった者は、もうそのような読み方から卒業して、深く意味を掴みながら読み進みたいものですよね。 そのための…

カインとアベル 〜創世記4:1~17〜

人類のスタートは『アダムとエバ』でした。この二人は、神によって造られ、アダムは『人類代表』として神とエデン契約を結びましたが 、罪を犯して『霊的死』をもたらしました。神は、霊的に死んだ人間が罪あるままで永遠に生きないようにと、『いのちの木へ…

ヨシャパテの谷 〜ヨエル書3:1~3〜

ダニエル書12章によれば、キリストの地上再臨による患難時代の終わり〜千年王国の始まりまで『75日間の移行期』があります。 ダニエル書 12章 - サザエのお裾分け その移行期に起こることの一つに、患難時代を生き延びた『異邦人の裁き』があります。ヨエ…

神の創造の六日間と安息 ⑷ 〜創世記2:1~2:3〜

一週間が七日だということは万国共通ですが、ユダヤ教やイスラム教では土曜日に仕事を休んで礼拝し、キリスト教では日曜日に礼拝しますよね。 『土曜日』と『日曜日』どちらが『安息日』に当たる第七日目なのでしょう? 壁掛けカレンダーを見れば、『週の初…

神の創造の六日間と安息 ⑶ 〜創世記1:24~1:31〜

神の創造の六日間の中で、一番最後に造られたのがわれわれ人間です。 創世記1:24ー神は仰せられた。「地が、種類にしたがって、生き物を生ぜよ。家畜や、はうもの、野の獣を、種類にしたがって。」そのようになった。 *陸の動物もまた『種類にしたがって』…