ルカ2:21ー八日が満ちて幼子に割礼を施す日となり…『割礼』はアブラハム契約のしるしです。
cf アブラハム契約:http://osusowake.hatenablog.com/entry/20130521/1369145204
創世記17:1~21ー命令(17:10)…アブラハム契約のしるしとしての「割礼」を受けなさい。
いつ受けるか(17:12)…生後八日目。
*生後八日目…医学的に新生児の免疫力が一番高まる日です。
またモーセの律法にも定められています。
女が身重になり、男の子を産んだときは、その女は七日の間汚れる。その女は月のさわりの不浄の期間のように、汚れる。
ー八日目には、その子の包皮の肉に割礼をしなければならない。ー
*「割礼」とは…?
ヘブル語で「切り取る」を意味し、男子の陰茎の皮膚の一部を切り取る外科的手術のこと。生後8日目に受けるのは、新生児の免疫力が一番高まる時だからです。トイレで用をたす度に、そのしるしを見て神の「契約」と、約束の民であること(異邦人との分離)を思い起こさせるものでした。
また異邦人がユダヤ教に改宗した場合、『割礼』を受けることにより、過越の祭りの参加権を得ました。
cf 出エジプト記12:48ーもし、あなたのところに異国人が在留していて、主に過越のいけにえをささげようとするなら、彼の家の男子はみな割礼を受けなければならない。そうしてから、その者は、近づいてささげることができる。彼はこの国に生まれた者と同じになる。しかし無割礼の者は、だれもそれを食べてはならない。
*信者の割礼…cf コロサイ2:11ーキリストにあって、あなたがたは人の手によらない割礼を受けました。肉のからだを脱ぎ捨て、キリストの割礼を受けたのです。
ルカ2:21ーまた、その日に『イエス』と命名されました。
これはヘブル語で『ヨシュア』という名であり、『主は救い』という意味です。誕生前、御使いガブリエルにより命名された名前です。
cf ルカ1:31ーご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。
また、イザヤはこう預言しました。
cf イザヤ7:14ーそれゆえ、主みずから、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ。処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける。
*この『インマヌエル』が持つ意味が、これ…『不思議な預言者、力ある神、永遠の父、平和の君』。神の御子の実態であり、イスラエルのレムナントが終わりの時に立ち返る主イエス・キリストです。
cf イザヤ9:6ーひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。
ひとりの男の子が、私たちに与えられる。
主権はその方にあり、
その名は、「不思議な預言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。
cf イザヤ10:21ー残りの者、ヤコブの残りの者は、
力ある神に立ち返る。