ダニエル書7:24aー十本の角は、この国から立つ十人の王。
彼らのあとに、もうひとりの王が立つ。
『世界統一政府』は、やがて『十の王国』に分裂します。
ある人々は「ヨーロッパの十カ国連合からなる “旧ローマ帝国の復活” だ。」と主張しますが、聖書はそのようには伝えていません。
ダニエル書の聖句によれば、世界が『統一された世界政府』の下に置かれた後に、そしてその時にのみ『統一された世界政府が十の王国』に分裂します。
これら十の王国は、単にヨーロッパだけでなく全世界に及び、世界全体が十の王国になるのです。
患難期前に起こる第六の陣痛は、この世界統一政府が、世界を支配する10人の王による『十の王国』に分裂することです。
最善を考えた場合、欧州連合はその十の王国の一つになるかも知れませんが、十の王国すべてになることはほとんどありません。
患難時代前半のエルサレムには『第三神殿』が建ち、まだメシアを信じていない不信仰な状態のユダヤ人たちは、モーセの律法に従って動物のいけにえをささげていますから、イスラエルだけは独立国家となるのでしょう。(第一神殿・第二神殿が建っている時のイスラエルは『王国』でしたから、おそらく第三神殿が建つイスラエルも一つの『イスラエル王国』となると…思います。)
*患難時代中期になると、これら十の王国と反キリストとの間に戦いが起こり、3人の王が殺されます。