サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

羊と山羊の裁き 〜マタイ25:31~46〜

旧約聖書(律法と預言)はユダヤ人に託されました。

その内容をよく知らない私たち異邦人信者は、新約聖書も勘違いして理解してしまうことが多々あります。マタイ25章の『羊と山羊の裁き』を、現代のクリスチャンに適用して(自分は山羊組になるのではないか?)と恐れを感じ、救いの確信を持てずにいる人がいます。なので、旧約の預言書と照らし合せながら、確認してみたいと思います。

 

マタイ25:31人の子が、その栄光を帯びて、すべての御使いたちを伴って来るとき、人の子はその栄光の位に着きます。

*人の子イエス・キリストのこと。公生涯において、ご自分のことを指して用いられた言葉です。

マタイ8:20すると、イエスは彼に言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣があるが、人の子には枕する所もありません。

 

マタイ9:6人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせるために。」こう言って、それから中風の人に、「起きなさい。寝床をたたんで、家に帰りなさい。」と言われた。

 

*全ての御使いたちを伴ってくる時…キリストの地上再臨。患難時代の終わり。

マタイ16:27人の子は父の栄光を帯びて、御使いたちとともに、やがて来ようとしているのです。その時には、おのおのその行い応じて報いをします。

 

黙示録19:14ー天にある*軍勢はまっ白な、きよい麻布を来て、白い馬に乗って彼につき従った。(*軍勢…①御使いと、②キリストの花嫁である教会時代の聖徒たち)

 

*栄光の位に着く…場所は『ヨシャパテの谷』。

 

マタイ25:32ーそして、すべての国々の民が、その御前に集められます。彼は、羊飼いが羊と山羊とを分けるように、彼らをより分け、

*羊と山羊とを分けるヨシャパテの谷 〜ヨエル書3:1~3〜 - サザエのお裾分け

 

マタイ25:33ー羊を自分の右に、山羊を左に置きます。

*右…『右』は、同等の権威、力を表す。

1列王記2:19ーバテ・シェバは、アドニやのことを話すために、ソロモンのところに行った。王は立ち上がって彼女を迎え、彼女におじぎをして、自分の王座に戻った。王の母のためにほかの王座を設けさせたので、彼女は彼の右に座った。

 

使徒7:56ーこう言った。「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます。

 

ローマ8:34ー罪に定めようとするのはだれですか。死んでくださった方、いや、よみがえられた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、私たちのためにとりなしていてくださるのです。

 

イエスの十字架の『右側』で十字架に架けられた強盗が「きょう、わたしとともにパラダイスにいます。」と言われた理由もわかりますね。死ぬ前に『信じる者』となるという神様の摂理を感じます。

 

マタイ25:34ーそうして、王は、その右にいる者たちに言います。『さあ、わたしの父に祝福された人たち。世の初めから、あなたがたのために備えられた御国を継ぎなさい。

*羊…羊組に入れられた者たちは、患難時代に信者になった『親ユダヤ主義』の異邦人であり、千年王国という御国を受け継ぐことになります。

 

マタイ25:35ーあなたがたは、わたしが空腹であったとき、わたしに食べる物を与え、わたしが渇いていたときに、わたしに飲ませ、わたしが旅人であったときに、わたしに宿を貸し、

マタイ25:36ーわたしが裸のとき、わたしに着る物を与え、わたしが病気をしたとき、わたしを見舞い、わたしが牢にいたとき、わたしをたずねてくれたからです。』

 

主イエスは『羊組』の人々がした事一つ一つを覚えておられます。

 

マタイ25:37ーすると、その正しい人たちは、答えて言います。『主よ。いつ、私たちは、あなたが空腹なのを見て、食べる物を差し上げ、渇いておられるのを見て、飲ませてあげましたか。

マタイ25:38ーいつ、あなたが旅をしておられるときに、泊まらせてあげ、裸なのを見て、着る物を差し上げましたか。

マタイ25:39ーまた、いつ、私たちは、あなたのご病気やあなたが牢におられるのを見て、おたずねしましたか。』

*いつ〜しましたか…『羊組』の人々は、賞賛されることを求めてしたわけでもなく、ごく自然に、やって当然のことをしただけだと思っているので、特別『良いことをした』とは思っていないのです。

 

マタイ25:40ーすると、王は彼らに答えて言います。『まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。』

*これらのわたしの兄弟たち…主イエスの兄弟たちとは、神の民『ユダヤ人たち』のこと。

*最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです…患難時代という大変な迫害の時代にあって『親ユダヤ主義者』として、ユダヤ人にした親切は、どんなに小さな事であっても報いに漏れることはないのです。

 

マタイ25:41ーそれから、王はまた、その左にいる者たちに言います。『のろわれた者ども。わたしから離れて、悪魔とその使いたちのために用意された永遠の火に入れ。

*のろわれた者ども…『山羊組』たちのこと。

携挙(空中再臨)の時は、信者がこの地から挙げられますが、地上再臨の時は『不信者』が取り去られ、『ハデス』の火の中に送られます。

 

マタイ25:42ーおまえたちは、わたしが空腹であったとき、食べる物をくれず、渇いていたときにも飲ませず、

マタイ25:43ーわたしが旅人であったときにも泊まらせず、裸であったときにも着る物をくれず、病気のときや牢にいたときにもたずねてくれなかった。』

42~43節がその理由です。

 

マタイ25:44ーそのとき、彼らも答えて言います。『主よ。いつ、私たちは、あなたが空腹であり、渇き、旅をし、裸であり、病気をし、牢におられるのを見て、お世話をしなかったのでしょうか。』

*いつ〜しなかったのでしょうか…世界全体が『反ユダヤ主義』に傾く中で、周りに流されずにいることは難しいのです。

だからこそ、主は言われました。

マタイ7:13~14ー狭い門からはいりなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこからはいって行く者が多いのです。

いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです。

 

マタイ25:45ーすると、王は彼らに答えて言います。『まことに、おまえたちに告げます。おまえたちが、この最も小さい者たちのひとりにしなかったのは、わたしにしなかったのです。』

40節と45節には『アブラハム契約』の条項があるのがお分かりでしょうか?

創世記12:3あなたを祝福する者をわたしは祝福し、

あなたをのろう者をわたしはのろう。

地上のすべての民族は、

あなたによって祝福される。

 

*アブラハムーイサクーヤコブの子孫がユダヤ人であり、主イエスもアブラハムの子孫、ダビデの子として誕生されたのです。

 

 マタイ25:46ーこうして、この人たちは永遠の刑罰に入り、正しい人たちは永遠のいのちに入るのです。」

 

現在でもサタンの踊らされて『反ユダヤ主義』がはびこっています。

サタンの目的は、ありとあらゆる方法を用いて、私たちの目をくらませ、イスラエルの重要性、ユダヤ人の救いのための祈りから遠ざけ、イスラエルの回復を阻止することです。なぜなら、ユダヤ人たちが民族的にイエスをメシアだと信じた時に、キリストの地上再臨が起こり、再臨のキリストによってサタンの天下は終わるからです。

 

現代の教会時代のクリスチャンが受ける裁きは『キリストの裁き』であり、有罪か無罪かを決めるものではなく、信仰生活においてどれだけ忠実にみことばによる歩みをしたかで決まる報酬を決めるためのもです。これは空中再臨(携挙)直後に天で行われるもです。現代のクリスチャンへ 〜決算報告書を準備せよ〜 - サザエのお裾分け

 

サタンによって掛けられた目の覆いを取り除き、目に塗る目薬をキリストから買い、花婿なるキリストのお迎えがあるその日まで、いのちに至る狭い道を見失うことなく、小さないのちの門を目指して、信仰の歩みをしていけますように。