サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

ソロモンの罪から学ぶこと 〜1列王記 11章〜

1列王記11:26ーツェレダの出のエフライム人ネバテの子ヤロブアムはソロモンの家来であった。彼の母の名はツェルアといい、やもめであった。ところが彼も王に反逆した。

*北イスラエル王国の初代王となったヤロブアムは、もともと『ソロモンの家来』だった。_φ(・_・

 

 

1列王記11:28ーヤロブアムは手腕家であった。ソロモンはこの若者の働きぶりを見て、ヨセフの家のすべての役務を管理させた。

*へぇ〜、ヤロブアムは『手腕家』だったんだ。ソロモンに認められてたんだね。

…そこに、預言者アヒヤが登場。_φ(・_・

 


1列王記11:30~31ーアヒヤは着ていた新しい外套をつかみ、それを十二切れに引き裂き、
ヤロブアムに言った。「十切れを取りなさい。イスラエルの神、主は、こう仰せられます。『見よ。わたしはソロモンの手から王国を引き裂き、十部族をあなたに与える。

*アヒヤの預言。


*王国分裂の理由は…

1列王記11:33ーというのは、彼がわたしを捨て、シドン人の神アシュタロテや、モアブの神ケモシュや、アモン人の神ミルコムを拝み、彼の父ダビデのようには、彼は、わたしの見る目にかなうことを行わず、わたしのおきてと定めを守らず、わたしの道を歩まなかったからである。

 


ソロモンは愛妻家だった…⁉︎

1列王記11:1, 3ーソロモン王は、パロの娘のほかに多くの外国の女、すなわちモアブ人の女、アモン人の女、エドム人の女、シドン人の女、ヘテ人の女を愛した。
彼には七百人の王妃としての妻と、三百人のそばめがあった。その妻たちが彼の心を転じた。

*七百人の妻と三百人のそばめ複数の妻を持つ場合、経済的にも肉体的にも差別することは禁じられていました。

 

出エジプト記21:10~11ーもし彼が女をめとるなら、先の女への食べ物、着物、夫婦の務めを減らしてはならない。

もし彼がこれら三つのことを彼女に行わないなら、彼女は金を払わないで無償で去ることができる。

 

*誰一人『ソロモンの元から去った』とは書かれてない…ということは、ソロモンは財力も体力もあったということか…!? すごいな〜ソロモン!

 

 

列王記11:2ーこの女たちは、主がかつてイスラエル人に、「あなたがたは彼らの中に入って行ってはならない。彼らをもあなたがたの中に入れてはならない。さもないと、彼らは必ずあなたがたの心を転じて彼らの神々に従わせる」と言われたその国々の者であった。

律法にも書いてあるよ申命記7:1~5ーあなたが、入って行って、所有しようとしている地に、あなたの神、が、あなたを導き入れられるとき、主は、多くの異邦の民、すなわちヘテ人、ギルガシ人、エモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、およびエブス人の、これらあなたよりも数多く、また強い七つの異邦の民を、あなたの前から追い払われる。

あなたの神、は、かれらをあなたに渡し、あなたがこれを打つとき、あなたは彼らを聖絶しなければならない。彼らと何の契約も結んではならない。容赦してはならない。

また彼らと違いに縁をむすんではならない。あなたの娘を彼の息子に与えてはならない。彼の娘をあなたの息子にめとってはならない。かれはあなたなの息子を私から引き離すであろう。彼らがほかの神々に仕えるなら、の怒りがあなたがたに向かって燃え上がり、主はあなたをたちどころに根絶やしにしてしまわれる。

むしろ、彼らに対して、このようにしなければならない。彼らの祭壇を打ちこわし、石の柱を打ち砕き、彼らアシュラ像を切り倒し、彼らの彫像を火で焼かなければならない。

 


それなのに、ソロモンは彼女たちを愛して、離れなかった。

どんな時も神様に対する愛が優先されるべきなのに…ねぇ。

マタイ10:37ーわたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。また、わたしよりも息子や娘を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。

 

 

1列王記11:4ーソロモンが年をとったとき、その妻たちが彼の心をほかの神々のほうへ向けたので、彼の心は、父ダビデの心とは違って、彼の神、主と全く一つにはなっていなかった。

 

罪を犯したアダムとエバから『いのちの木の実』を遠ざけた理由がわかるね。人は長く生きても罪は犯す者だから。

 

 

1列王記11:34~35ーしかし、わたしは、彼の手から、王国全部は取り上げない。わたしが選び、わたしの命令とおきてとを守ったわたしのしもべダビデに免じて、ソロモンが生きている間は、彼を君主としておこう。
しかし、わたしは彼の子の手から王位を取り上げ、十部族をあなたに与える。

*彼の子…南ユダ王国の王となったソロモンの子『レハブアム』

*あなた…ここでは、北イスラエル王国の初代王となった元ソロモンに仕えていた手腕家『ヤロブアム』

 

 

1列王記11:42~43ーソロモンがエルサレムで全イスラエルの王であった期間は四十年であった。
ソロモンは彼の先祖たちとともに眠り、彼の父ダビデの町に葬られた。彼の子レハブアムが代わって王となった。

*40…試みの数。ソロモンは最期まで悔い改めなかった。


イスラエルは南北に分裂後崩壊

BC721年…十王朝、20人の王が治めたイスラエル王国は、サマリヤ陥落、アッシリヤ捕囚となる。

BC586年…20人の王を出したダビデ王朝の南ユダ王国は、エルサレムが陥落、バビロン捕囚となる。

南北王朝と神殿 - サザエのお裾分け

 

知ってる?

ソロモンの家系は、イエスの養父ヨセフの系図ーイエスとの血の繋がり無し。

そして、ダビデの子、ソロモンの弟ナタンの家系が、母マリヤの系図ー血の繋がり有り。

クリスマス(2)~イエスの系図~ - サザエのお裾分け

 

 

一人の王の偶像崇拝から、国が分裂し滅ぶ結果に…ソロモンの側近には助言者はいなかったのかな…?

 

国のトップの責任は大きいね。
だから、聖書はこう教えているんだね。

1テモテ2:1~2ーそこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。

その理由は、国民の生活のためなんだよ。

“それは、私たちが敬虔に、また、威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです。”

 

クリスチャンがまず祈っていかなくちゃね。日本を滅ぼさないためにも!