サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

十二使徒たち

『キリストの使徒』と聞くと、『十二使徒たち』を真っ先に思い浮かびますが、パウロもまた「自分は “異邦人の使徒” だ」と言っています。

 

マタイ10:2〜4ーさて、十二使徒の名は次のとおりである。まず、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ

ピリポバルトロマイトマスと取税人マタイ、アルパヨの子ヤコブタダイ

熱心党員シモンとイエスを裏切ったイスカリオテ・ユダである。

 

ガラテヤ1:1使徒となったパウロ――私が使徒となったのは、人間から出たことでなく、また人間の手を通したことでもなく、イエス・キリストと、キリストを死者の中からよみがえらせた父なる神によったのです――

 

ガラテヤ2:8ーペテロにみわざをなして、割礼を受けた者への使徒となさった方が、私にもみわざをなして、異邦人への使徒としてくださったのです。

 

つまり、キリストの使徒たちは『十二使徒』だけではないということです。

では、現代のクリスチャンは『キリストの使徒』なのでしょうか?『キリストの弟子たち』なのでしょうか?

それとも、現代は『キリストの弟子たちの中に、一部 “キリストの使徒たち” が含まれているのでしょうか?

 

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このような『使徒の資格』を有する信者は、現代のクリスチャンの中にはいませんから、自称『使徒』には十分注意をするべきだと思います。

 

では、『十二使徒たち』について、もう少し詳しく見ていきましょう。

マタイ10:2~4に記されている順番に注目してください。

十二使徒たち』は、三つのグループに分けることができます。

 

使徒たちのグループ】

1)ペテロとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ…“キリストの内弟子” の四人。

マルコ13:3ーイエスがオリーブ山で宮に向かってすわっておられると、ペテロ、ヤコブヨハネ、アンデレが、ひそかにイエスに質問した。

 

時にアンデレを除く三人だけが、特別な目撃者となったり、任務に就くこともありました。

マタイ17:1~3ーそれから六日たって、イエスは、ペテロとヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に導いて行かれた。

そして彼らの目の前で、御姿が変わり、御顔は太陽のように輝き、御衣は光のように白くなった。

しかも、モーセとエリヤが現れてイエスと話し合っているではないか。

 

マルコ5:37~43ーそして、ペテロとヤコブヤコブの兄弟ヨハネのほかは、だれも自分といっしょに行くのをお許しにならなかった。

彼らはその会堂管理者の家に着いた。イエスは、人々が、取り乱し、大声で泣いたり、わめいたりしているのをご覧になり、

中に入って、彼らにこう言われた。「なぜ取り乱して、泣くのですか。子どもは死んだのではない。眠っているのです。」

人々はイエスをあざ笑った。しかし、イエスはみんなを外に出し、ただその子どもの父と母、それにご自分の供の者たちだけを伴って、子どものいる所へ入って行かれた。

そして、その子どもの手を取って。「タリタ・クミ」と言われた。(訳して言えば、「少女よ。あなたに言う。起きなさい」という意味である。)

すると、少女はすぐさま起き上がり、歩き始めた。十二歳にもなっていたからである。彼らはたちまち非常な驚きに包まれた。

エスは、このことをだれにも知らせないようにと、きびしくお命じになり、さらに、少女に食事をさせるように言われた。

 

マルコ14:32~34ゲッセマネという所に来て、イエスは弟子たちに言われた。「わたしが祈る間、ここにすわっていなさい。」

そして、ペテロ、ヤコブヨハネをいっしょに連れて行かれた。イエスは深く恐れもだえ始められた。

そして彼らに言われた。「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。こころ離れないで、目をさましていなさい。」

 

 

(1) ペテロ十二使徒たちの中のリーダー。

『御国の鍵』を託されマタイ16:16~19使徒の働き2章ユダヤ人に8章サマリヤ人に (ユダヤ人と異邦人との混血) 、10章異邦人に『御国の扉』を開き、聖霊がくだりました。ここにも『救いの優先順位』が見事に表されていますね。

 

伝道…ポント、ガラテヤ、カパドキヤ、アジア、ビテニヤ、ローマ。

伝承によれば、最期は AD67年頃 ローマで逆さ十字架にかかり殉教したと言われています。

 

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(2) アンデレ…元々は『バプテスマのヨハネの弟子』でした。

ヨハネ1:40ヨハネから聞いて、イエスについて行った二人のうちのひとりは、シモン・ペテロの兄弟アンデレであった。

 

人をイエスのもとによく連れて来たことから『アンデレ伝道』とも言われます。

ヨハネ1:41~42aー彼はまず自分の兄弟シモンを見つけて、「私たちはメシア(訳して言えば、キリスト)に会った」と言った。

彼はシモンをイエスのもとに連れて来た。

 

ヨハネ6:8~9ー弟子のひとりシモン・ペテロの兄弟アンデレがイエスに言った。

「ここに少年が大麦のパン五つと小さい魚を二匹持っています。しかし、こんなに大ぜいの人々では、それが何になりましょう。」

 

伝道…ビテニヤ、アカヤ他。

伝承によれば、最期はAD60年頃 皇帝ネロの迫害によりアカヤのパトラで X 形十字架(主の御前における謙虚さを示すとされる。 “聖アンデレ十字” と呼ばれ、スコットランドでは『守護聖人』とされ、国旗に描かれている)で殉教したと言われています。

 

(3) ヤコブ…ゼベタイの子で、ヨハネと兄弟。『大ヤコブ』とも言われる。

伝承によれば、最期はAD44年の種なしパンの祭りの頃、ヘロデ・アグリッパ1世により惨殺されたと言われています。

十二使徒たちの中で、一番最初に殉教しました。

使徒12:2ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。

 

*『ヤコブの手紙』の著者は、主イエスの異父兄弟ヤコブが著者。

 

(4) ヨハネ…ゼベタイの子で、ヤコブの兄弟。激しい気性から兄弟揃って、イエスに『ボアネルゲ(雷の子)』と名付けられました。

マルコ3:17ーゼベタイの子ヤコブヤコブの兄弟ヨハネ、このふたりにはボアネルゲ、すなわち、雷の子という名をつけられた。

十二使徒たちの中で唯一、天寿を全うした人。福音書の他、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲヨハネの手紙、ヨハネの黙示録の著者。

 

アンデレと同じく、元々は『バプテスマのヨハネの弟子』でした。

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これもややこしいよね。!?(・_・;?

福音書を書いたヨハネゼベダイの子ヨハネ、イエスの愛された弟子…同一人物。十二使徒の一人、ヤコブの兄弟ヨハネのこと。

 

ヨハネの子シモン…この『ヨハネ』さんは、十二使徒のアンデレとその兄弟シモン・ペテロの父。

 

・マルコと呼ばれるヨハネ…『マルコの福音書』の著者。バルナバのいとこーコロサイ4:10。母はマリヤー使徒12:12。

 

 

 

②ピリポとバルトロマイ、トマスと取税人マタイこのグループのリーダーは『ピリポ』。

 

エスを訪ねて来たギリシャ人たちが、まず取次ぎをピリポに頼み、ピリポから第一のグループのアンデレを通して、彼らをイエスのもとに導いています。

ヨハネ12:20~22ーさて、祭りのときに礼拝のために上って来た人々の中に、ギリシャ人が幾人かいた。

この人たちがガリラヤのベツサイダの人であるピリポのところに来て、「先生。イエスにお目にかかりたいのですが」と言って頼んだ。

ピリポは行ってアンデレに話し、アンデレとピリポは行って、イエスに話した。

 

 

(5) ピリポ…出身は、アンデレやペテロと同じベツサイダ。

ヨハネ1:44ーピリポは、ベツサイダの人で、アンデレやピリポと同じ町の出身であった。

 

使徒8章の『ピリポ』は、やもめたちの配給のために選ばれた『七人の執事たち』のひとりであって、十二使徒のピリポとは別人です。

使徒6:1~6ーそのころ、弟子たちが増えるにつれて、ギリシャ語を使うユダヤ人たちが、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して苦情を申し立てた。彼らのうちのやもめたちが、毎日の配給でなおざりにされていたからである。

そこで十二使徒は弟子たち全員を呼び集めてこう言った。「私たちが神のことばをあと回しにして食卓のことに使えるのはよくありません。

そこで兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします。

この提案は全員の承認するところとなり、彼らは、信仰と御霊とに満ちた人ステパノ、およびピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、アンテオケの改宗者ニコラオを選び、

この人たちを使徒たちの前に立たせた。そこで使徒たちは祈って、手を彼らの上に置いた。

 

使徒8:1, 4~5ーサウロは、ステパノを殺すことに賛成していた。

その日、エルサレムの教会に対する激しい迫害が起こり、使徒たち以外の者はみな、ユダヤとサマリヤの諸地方に散らされた。

他方、散らされた人たちは、みことばを宣べながら、巡り歩いた。

ピリポはサマリヤの町に下って行き、人々にキリストを宣べ伝えた。

 

使徒8:26~40で、エチオピアの宦官に馬車から伝道し、バプテスマを授けたのは、使徒8:13からの続きとなる執事のピリポです。

 

このとき、使徒ピリポはエルサレムにいました。

使徒8:14ーさて、エルサレムにいる使徒たちは、サマリヤの人々が神のことばを受け入れたと聞いて、ペテロとヨハネを彼らのところへ遣わした。

 

伝道ギリシャ、アジア地方。

伝承によれば、最後はヒエラポリスで殉教したと言われています。

 

(6) ナタナエル/バルトロマイ…ピリポによってイエスを紹介されました。

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伝道アルメニアメソポタミアペルシャ、インド。

伝承によれば、アルメニアで殉教したと言われています。

 

(7) トマス/デドモ…『デドモ』とは、双子を指すことから、双子のひとりだったのかもしれません。


『疑いのトマス』として有名ですが、さて、ここで問題です!

トマスは復活の主に会ったとき、そのみからだに触ったのでしょうか?

答えは、こちら…↓↓↓ 

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伝道…バルテア(イラン)、メディア、インド。

伝承によれば、最期はインドのマドラス郊外で殉教したと言われています。

 

(8) マタイ/レビ…『マタイの福音書』の著者。マルコの福音書やルカの福音書では、取税人時代の名は、ユダヤ名の『レビ』として記されています。

マルコ2:14ーイエスは、道を通りながら、アルパヨの子レビが収税所にすわっているのをご覧になって、「わたしについて来なさい」と言われた。すると彼は立ち上がって従った。(ルカ5:27

 

マタイ自身は『神の賜物』を意味する『マタイ』の名前を好んでいたようですね ♪

マタイ9:9ーイエスは、そこを去って道を通りながら、収税所にすわっているマタイという人をご覧になって、「わたしについて来なさい」と言われた。すると彼は立ち上がって、イエスに従った。

 

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伝道…15年間エルサレムユダヤ人に伝道し、その後、シリア、マケドニア、イラン、メディア、ペルシャエチオピアへ。

外典によると、最期は火刑により殉教したとされ、伝承では、エチオピアで刀傷によって殉教の死をとげたとも言われています。

 

 

(3) アルパヨの子ヤコブとタダイ、熱心党員シモンとイエスを裏切ったイスカリオテ・ユダ…後に、イスカリオテ・ユダの代わりに、くじ引きで『マッテヤ』が選ばれました。 

使徒1:26ーそしてふたりのためにくじを引くと、くじはマッテヤに当たったので、彼は十一人の使徒たちに加えられた。

 

(9) ヤコブ…『小ヤコブ』とも言われる。“忘れられた使徒” と言われるほど、福音書にも使徒の働きにも記録がありません。チョットカワイソウネ💦

 

伝道…一説によると、ペルシャ

最期に関しても、ペルシャで殉教という説と、神殿の上から落とされたが死ななかったので、棒で打ち殺されたという説があります。

 

(10) タダイ/ユダ…タダイも記述が非常に少ない使徒ですが、小ヤコブと違って一節だけあります。

ヨハネ14:22イスカリオテでないユダがイエスに言った。「主よ。あなたは、私たちにはご自分を現わそうとしながら、世には現わそうとなさらないのは、どういうわけですか。」

 

 この質問に対するイエスの答えがあまりにも素晴らしいので、誰の質問だったのかはあまり気にされてこなかったのかもしれないですね。

 

伝道…アッシリヤ

最後は、ペルシャで殉教したと言われています。

 

(11) 熱心党員シモン福音書には、小ヤコブ、タダイ同様ほとんど記述はありませんが、使徒の働きには、イエスの昇天後も十一使徒たちが行動を共にしていたことが書かれています。

使徒1:12~13ーそこで、彼らはオリーブという山からエルサレムに帰った。この山はエルサレムの近くにあって、安息日の道のりほどの距離であった。

彼らは町に入ると、泊まっている屋上の間に上がった。この人々は、ペテロとヨハネヤコブとアンデレ、ピリポとトマス、バルトロマイとマタイ、アルパヨの子ヤコブ熱心党員シモンヤコブの子ユダであった。

 

伝道ペルシャメソポタミア、エジプト。

最後は、ペルシャのスアニルで殉教したと言われています。

 

(12) マッテヤ…イエスを裏切ったイスカリオテ・ユダの代わりに、くじ引きで選ばれました。十二使徒』の一員になるには、二つの条件をクリアしていなければなりませんでした。

①イエスの公生涯を共に過ごし、

②復活の目撃者であること。

使徒1:21~22ーですから、主イエスが私たちといっしょに生活された間、

すなわち、ヨハネバプテスマから始まって、私たちを離れて天に上げられた日までの間、いつも私たちと行動をともにした者の中から、だれかひとりが、私たちとともにイエスの証人とならなければなりません。

 

大ぜいいたイエスの弟子たちの中でこの条件を満たしたのは、たった二人だけでした。

それが『マッテヤ』と『ヨセフ』だったので、旧約時代に神のみこころを知る方法として用いられていた『くじ引き』で、マッテヤが選ばれたのです。

使徒1:23ーそこで、彼らは、バルサバと呼ばれ別名をユストというヨセフと、マッテヤとのふたりを立てた。

使徒1:26ーそしてふたりのためにくじを引くと、くじはマッテヤに当たったので、彼は十一人の使徒たちに加えられた。

 

ヨナ書1:7ーみなは互いに言った。「さあ、くじを引いて、だれのせいで、このわざわいが私たちに降りかかったかを知ろう。」彼らがくじを引くと、そのくじはヨナに当たった。

 

伝道エチオピア

最後は、エチオピアで手斧によって斬殺され殉教したと言われています。

 

 

 このようにして見ると、復活のイエスイスカリオテ・ユダを除く十一人の使徒たちに、「出て行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい」と命じられたことを忠実に守っていたことがわかりますね。

しかし、ガリラヤで復活の主に会った彼らの中には疑う者もいたということは、あまり知られていないかもしれません。(^ ^;)

マタイ28:16~20ーしかし、十一人の弟子たちは、ガリラヤに行って、イエスの指示された山に登った。

そして、イエスにお会いしたとき、彼らは礼拝した。しかし、ある者は疑った。

エスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。

それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、

またわたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」

 

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十二使徒に選ばれながら脱落したイスカリオテ・ユダは、イエスを銀貨30枚で裏切ったために、信仰を失い、滅びたと思っている方がいますが、聖書は次のように記しています。

ヨハネ12:4~6ーところが、弟子のひとりで、イエスを裏切ろうとしているイスカリオテ・ユダが言った。

「なぜ、この香油を三百デナリに売って、貧しい人々に施さなかったのか。」

しかしこう言ったのは、彼が貧しい人々のことを心にかけていたからではなく、彼は盗人であって、金入れを預かっていたが、その中に収められていたものを、いつも盗んでいたからである。

 

ヨハネの手紙3:6ーだれでもキリストのうちにとどまるものは、罪を犯しません。罪を犯す者はだれも、キリストを見てもいないし、知ってもいないのです。

 

ヨハネの手紙3:8~10ー罪を犯している者は、悪魔から出た者です。悪魔は初めから罪を犯しているからです。神の子が現れたのは、悪魔のしわざを打ちこわすためです。

だれでも神から生まれた者は、罪を犯しません。なぜなら、神の種がその人のうちにとどまっているからです。その人は神から生まれたので、罪を犯すことができないのです。

そのことによって、神の子どもと悪魔の子どもとの区別がはっきりします。義を行わない者はだれも、神から出た者ではありません。兄弟を愛さない者もそうです。

 

イスカリオテ・ユダの心に『サタンが入った』ために、イエスを裏切ったのであって、初めから信じてはいなかったのでしょう。

ヨハネ13:27ー彼がパン切れを受けると、そのとき、サタンが彼に入った。そこで、イエスは彼に言われた。「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい。」

 

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マタイは、イスカリオテ・ユダの最期をこう記しています。

マタイ27:3~5ーそのとき、イエスを売ったユダはイエスが罪に定められたのを知って後悔し、銀貨三十枚を、祭司長、長老たちに返して、

「私は罪を犯した。罪のない人の血を売ったりして。」と言った。しかし、彼らは、「私たちの知ったことか。自分で始末することだ。」と言った。

それで、彼は銀貨を神殿に投げ込んで立ち去った。そして、外に出て行って、首をつった。 

 

ルカはさらに、こう記しています。

使徒1:16~20「兄弟たち。イエスを捕らえた者どもの手引きをしたユダについて、聖霊ダビデの口を通して預言された聖書のことばは、成就しなければならなかったのです。

ユダは私たちの仲間として数えられており、この務めを受けていました。

 (ところがこの男は、不正なことをして得た報酬で地所を手に入れたが、まっさかさまに落ち、からだは真っ二つに裂け、はらわたが全部飛び出してしまった。

このことが、エルサレムの住民全部に知れて、その地所は彼らの国語でアケルダマ、すなわち『血の地所』と呼ばれるようになった。)

実は詩篇には、こう書いてあるのです。『彼の住まいは荒れ果てよ、そこには住む者がいなくなれ。』また、『その職は、ほかの人に取らせよ。』

 

おそらく、首をつった後、枝が折れたか何かで落下し、からだが裂けてしまったのでしょう。

 

そして、イエス自身は、『人の子』を裏切るような人についてこう言われています。

マタイ26:24ー確かに、人の子は、自分について書いてあるとおりに、去って行きます。しかし、人の子を裏切るような人間はわざわいです。そういう人は生まれなかったほうがよかったのです。

 

 

 

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