サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

恵みの時代

聖書の『時代区分』には反対の意見を唱える方々もおられますが、そのような方々であっても『旧約時代』『新約時代』という区分には反対する人はほとんどいないでしょう。

『時代』の定義は、『始まりがあり、終わりがある』ということですから、旧約時代と新約時代にはどこかに境界線があるということになります。

旧約聖書をよく読んでみると、神様は八つの契約を結ばれ、それぞれの契約に基づいて『時代』が推移していることがわかります。

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私たちが今生かされているこの時代は、キリストの十字架で流された神の小羊の贖いの血によって承認された『新しい契約』による『恵みの時代』です。

私たちが従うべき命令は、モーセの律法ではなく、キリストの律法です。

 

【キリストの律法の定義】

⒈キリストが与えた命令

⒉キリストが使徒たちに託した新約時代の信者に与えた命令

 

何をもって『恵みの時代』なのでしょう?

「神の恵み」とよく言われますが、旧約時代…特に、律法の時代とどこがどう違うのでしょう?

 

①罪の赦しの約束

モーセ契約イスラエルの罪を『覆う』だけ

・新しい契約イスラエルの罪を『取り去る』

 

モーセの律法では身代わりとなる動物の規定がなく、罪を犯した本人が自らの死をもって罪を償わなければならない罪がありました。

しかし、神の小羊として屠られたキリストの十字架の犠牲は、すべての罪を贖うことができます。

 

また、キリストの昇天までは旧約時代の聖徒たちの罪は『覆われた』状態であり、覆いを取れば罪のシミが残っていたため、肉体の死後、陰府にあったアブラハムのふところで待機せねばなりませんでした。

しかし、昇天後の教会時代の信者がなくなると、そのたましいは第三の天に引き上げられたパラダイスに直接行くことができます。

 

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携挙後に天で行われる『キリストの御座の裁き』では、この世における信仰生活の評価がなされますが、誰一人有罪となる者はありません。

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聖霊の内住

モーセ契約…旧約時代の聖霊の働きは、信者とともにあっても、信者に内住することはありませんでした。王・祭司・預言者など、特定の仕事させるための内住があっても、その人が罪を犯し不適格となったり、その働きが終わると取り去られるという一時的な内住でした。詩篇51篇

1サムエル記15:24ーサウルはサムエルに言った。「私は罪を犯しました。私はの命令と、あなたのことばにそむいたからです。私は民を恐れて、彼らの声に従ったのです。

1サムエル記16:13~14サムエルは油の角を取り、兄弟たちの真中で彼に油をそそいだ。の霊がその日以来、ダビデの上に激しく下った。サムエルは立ち上がってラマへ帰った。

の霊はサウルを離れ、からの悪い霊が彼をおびえさせた。

 

律法により『神の義』の基準が示されましたが、律法にはその神の義の基準に到達させる力がありませんでした。

 

・新しい契約…『神の義』とされる信仰生活をするための力が、キリストの福音の三要素を信じるすべての信者に内住する聖霊によって与えられます。また、たとえその人が罪を犯したとしても、内住の聖霊が取り去られることはありません。

これが新しい契約によってもたらされる祝福です。

 

 ③キリストの律法を守るための動機付けが与えられた

モーセの律法…「◯◯しなさい。それはあなたがたが祝福を受けるためです。」という論理構造。

・キリストの律法…「あなたがたはすでにあらゆる祝福を受けたのです。だから、応答するために◯◯しなさい。」という論理構造。

 

④患難からの導きと守りの約束

ヨハネ16:33ーわたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。

 

ローマ8:28ー神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。

 

 黙示録3:10ーあなたが、私の忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。

 

聖霊のとりなしと信者に対する導き

ローマ8:26ー御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。 

 

ヨハネ14:26ーしかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。

 

ヨハネ2:27ーあなたがたの場合は、キリストから受けた注ぎの油があなたがたのうちにとどまっています。それで、だれからも教えを受ける必要がありません。彼の油がすべてのことについてなたがたを教えるように、ーその教えは真理であって胃sつわりではありません。ーまた、その油があなたがたに教えたとおりに、あなたがたはキリストのうちにとどまるのです。

 

⑥律法からの解放

律法の要求は、すでに救われた人がいかに生きるべきかを教えるものであり、律法を行うことによって救いを得るわけではありません。

613ある律法をすべて守ることができたのは、人の子として来られた神の御子イエスだけです。

 

モーセ契約…旧約時代の聖徒たちが生きるための原則として、神に仕えるため。

レビ記20:7~8ーあなたがたが自分の身を聖別するなら、あなたがたは聖なる者となる。わたしがあなたがたの神、であるからだ。

あなたがたは、わたしのおきてを守るなら、それを行うであろう。わたしはあなたがたを聖なす者とするである。 

 

・新しい契約ユダヤ人にも異邦人にも『信仰による義』が与えられました。

ローマ3:20~22ーなぜなら、律法を行うことによっては、だれひとり神の前に義と認められないからです。律法によっては、かえって罪の意識が生じるのです。

しかし、今は、律法とは別に、しかも律法と預言者によってあかしされて神の義が示されました。

すなわち、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、それはすべての信じる人に与えられ、何の差別もありません。

 

『隔ての中垣』が取り除かれました。

律法がイスラエルユダヤ人)と異邦人とを仕切る『隔ての中垣』となるため、律法が有効な間の異邦人は、

a)契約については他国人

b)契約から遠く離れている人々

でした。

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愛する基準が『自分自身』から『キリスト』に変えられました。

モーセの律法レビ記19:18bーあなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。

限界は『自分自身を愛するように』、つまり人によっては自分自身を憎んでいるケースもあるため、愛の実践は難しくなります。また、『自分自身を憎むように、他人を憎む』ということさえ可能になってきます。

 

・キリストの律法ヨハネ15:12ーわたしがあなたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。

『私自身』が基準ではなく、イエスの愛が基準となります。そしてそれは、ご自分のいのちを十字架で捨てるほどの愛なのです。

 

安息日』の規定もキリストの十字架とともに無効となりました。

律法の時代、安息日の規定を破る者は死刑となりました。

教会の時代は、ある日を特別な日と思ってもいいし、思わなくてもいいという自由があります。地域教会は定期的に集まって礼拝することを命じられていますが、何曜日の何時に集まるかは、各教会ごとに自由に決めることができます。

 

律法の時代の礼拝は、過越の祭り、七週の祭り、仮庵の祭りの年に三回だけであり、礼拝の場所はエルサレムの神殿でした。

しかし、キリストが昇天され、天の真の聖所での大祭司として御父の右でとりなしていてくださるので、私たち信者はいつでもどこでもこのキリストを通して、父なる神の御前に出ることができるのです。これもまた『恵み』ですね。

 

モーセの律法出エジプト記31:15ー六日間は仕事をしてもよい。しかし、七日目は、の聖なる全き休みの安息日である。安息日に仕事をする者は、だれでも必ず殺されなければならない。

 

・キリストの律法ローマ14:5ーある日を、他の日に比べて、大事だと考える人もいますが、どの日も同じだと考える人もいます。それぞれ自分の心の中で確信を持ちなさい。

 

コロサイ2:16ーこういうわけですから、食べ物と飲み物について、あるいは、祭りや新月安息日のことについて、だれにもあなたがたを批評させてはなりません。

 

ヘブル10:25ーある人々のように、いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか。

 

⑦教会時代の信者は、キリストの花嫁となります。 

・旧約時代…神を信じるイスラエルの民は、御父の妻です。エゼキエル書16章

・新約時代…キリストの福音の三要素を信じるユダヤ人と異邦人信者は、二つのものが一つとなり、キリストの花嫁として天に迎え入れられます。Ⅱコリント11:2

 

 

他にもまるで救いのキャンペーン期間中のように、異邦人にもアブラハム契約の霊的祝福が与えられている結果、神の恵みがあとからあとから追って来るようにたくさんの恵みがあります。

神の恵みは、私たちがこの世にあって自分の思ったように事が運ぶことでも、自分が得をすることだけではなく、キリストのみことばに対する信仰に立って神の恵みを見出していけるといいですね。 

 

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