サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘブル人への手紙 9:6~7 〜聖職者の務め〜

旧約の律法に基づく『幕屋』は、三位一体の神を表わす『型』となっています。 入口を入ってすぐの部屋は『聖所』と呼ばれる部屋があり、右手には『備えのパンの机』がありました。 『いのちのパン』である御子イエスの『型』です。 ヨハネ6:35-イエスは言わ…

ヘブル人への手紙 9:1~5 〜幕屋の備品〜

ヘブル9:1ー初めの契約にも礼拝の規定と地上の聖所とがありました。 *初めの契約…『モーセ契約』のこと。 *礼拝の規定と地上の聖所… たとえそれらが人によって作られた、地上の不完全なものだったとしても、それらは『教育ツール』として価値のあるもので…

ヘブル人への手紙 8:7~13 〜新しい契約の優位性の証明〜

多くの異邦人信者は、『新しい契約は父なる神と人とが結んだもので、キリストがこの契約の仲介者』だと理解されてきたと思います。 が、『新しい契約』は、父なる神と『イスラエルの二つの家=北イスラエルと南ユダ』の間で結んだものであり、『アブラハム契…

ヘブル人への手紙 8:1~6 〜より優れた約束〜

神が結ばれた『八つの契約』の中で、『エデン契約』と『モーセ契約』だけが条件付き契約でした。 『エデン契約』では、「善悪の知識の木の実を食べるその時、必ず死ぬ」と言われていたのに、蛇にそそのかされたエバは食べ、一緒にいた夫アダムにも与えた結果…

へブル人への手紙 7:26~28 〜結論〜

へブル7章の最後の3節は、イエスがどのような祭司であるかを的確に教えています。 ヘブル7:26ーまた、このようにきよく、悪も汚れもなく、罪人から離れ、また、天よりも高くされた大祭司こそ、私たちにとってまさに必要な方です。 *天…原文は複数形、『も…

ヘブル人への手紙 7:20~25 〜イエスの祭司職〜

聖書では『油そそぎ』を受ける職務が三つあります。 『王』『祭司』『預言者』ですが、その中でイスラエルのどの部族からでもなることができたのは『預言者』だけです。ダニエル、ゼパニヤはユダ族、エレミヤやエゼキエルはレビ族であり、預言者はまた男性だ…

ヘブル人への手紙 7:11~19 〜交代制の旧い祭司制度〜

ここまで、①メルキゼデクとイエス、②メルキゼデクとアロンを比較してきました。 そしてここでは、三つ目として『レビ系祭司職と祭司としてのイエス』を比較しています。 ポイントは、レビ系祭司職がなぜ完全に到達できなかったのか、また、完全に到達できな…

ヘブル人への手紙 7:4~10 〜メルキゼデクとアロンの規律との比較〜

まだ、モーセの律法が与えられる前の時代、しかもカナン人の王朝の名前を持つ『メルキゼデク』は系図の必要のない王であり祭司でした。 しかし、アロンの場合は弟モーセを通して与えられた『律法』があり、イスラエルの祭司になるには『レビ族』であることが…

ヘブル人への手紙 7:1~3 〜メルキゼデクとイエス〜

著者は、ヘブル5:10~11で一度メルキゼデクに触れていますが、それは受取人/読者たちにとっては『堅い食物』であったため、一旦横に置いて『信仰的に成長するように』と促しました。 ヘブル5:10~11ー神によって、メルキゼデクの位に等しい大祭司ととなえられ…

ヘブル人への手紙 6:9~20 〜救いの確実性〜

キリストの福音ー福音の三要素ーを信じて信仰告白した者は、たましいの救いをすでに受けています。 osusowake.hatenablog.com しかし、たましいが現在の肉体と共にある間は、この世にあって苦難があります。 人間は元々原罪により自己中心的な存在ですから、…

ヘブル人への手紙 6:1~8 〜前進の必要性〜

キリストの福音を受け入れ、信仰告白をした者は、たましいの救いを得ています。 【キリストの福音】 1コリント15:3~5ー私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私た…