サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

2019-01-01から1年間の記事一覧

新しい契約の承認 〜ヘブル 9:15~22〜

旧約聖書とは、神の選びの民イスラエルに与えられた『律法と預言書』から成り立っています。 この律法とは『モーセ契約』に基づいて、イスラエルの民になり与えられた613ある律法のことであり、『十戒』だけを指すのではありません。 この旧い『モーセ契…

信仰の家の土台と建材

【信仰の家の土台】マタイ7:24~27 マタイ7:24ーだから、わたしのこれことばを聞いてそれを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。 *わたしのこれらのことばを聞いてそれを行う者…律法学者やパリサイ人らの『口伝律法』に従…

読み込み解釈に要注意! 〜創世記4:2~5〜

聖書のある部分だけを切り出して、私的解釈した教えが横行している昨今ですが、もう一つ、聖書に書かれていないことを前後の文脈、聖書全体の教えから逸脱した勝手な『読み込み過ぎ解釈』にも気をつける必要があります。 創世記4:2ー彼女は、それからまた、…

種まきのたとえ 〜マタイ13:1~23〜

マタイ12:22~28の『ベルゼブル論争』が一つの分岐点となりました。 旧約聖書の律法が導き、預言者たちが預言していた『メシア』『女の子孫』として来られたイエスのみわざを、『悪霊のかしら=サタンのわざ』としてイエス様のメシア性を否定した当時のユダヤ…

山を動かすほどの信仰 〜マタイ17:14~21, マルコ11:22~24〜

マタイ17:14ー彼らが群衆のところに来たとき、ひとりの人がイエスのそば近くに来て、御前にひざまずいて言った。 *彼ら…イエスと三人の弟子たち、すなわち、ペテロ、ヤコブ、ヨハネ。 ヘルモン山での変貌の出来事の最中、山の麓では残された弟子たちに難題…

ピレモンへの手紙

異邦人への使徒として召されたパウロ書簡は、異邦人の教会、もしくは、異邦人信者個人に宛てたものです。 信者個人宛ての中でも『Ⅰ、Ⅱテモテへの手紙』『テトスへの手紙』が、牧会書簡と呼ばれる公な内容となっているのに対し、『ピレモンへの手紙』はあくま…

イエスの無原罪はどこから?

創世記1章を注意深く読むと、創造主なる神は『天と地』『第一の天と第二の天』『海と陸地』『種別』『男と女』など、区別されていることが分かります。 出エジプト記になると、アブラハムーイサクーヤコブから出る『イスラエルの民』と『エジプトの民=異邦…

律法の時代の異邦人は、何を信じたら『義』とされるのか?

創世記1章の神の創造の初めや出エジプト記をよく注意して読むと、神は『区別』されていることがわかります。 創世記1:4ー神は光を見て良しとされた。神は光とやみとを区別された。 創世記1:6~7ー神は仰せられた。「大空が水のまっただ中にあれ。水と水との…

『ダビデの子』 マルコ12:35~37,『エッサイの根株』イザヤ11:1, 53:2

今回は、メシアの称号である『ダビデの子』の背後にある契約は何なのか… 『エッサイの根株』には、どのような意味があるのか… それがいつ、どのように成就するのかを考えてみたいと思います。 マルコ12:35ーイエスが宮で教えておられたとき、こう言われた。…