2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧
『信仰の父』と言われるアブラハムは、幾つもの点で信仰生活のすぐれた『例』を示しています。 神は、このアブラハムと契約を結ばれました。それが『アブラハム契約』であり、片務契約なので神だけが約束を守る責任を負っています。 『アブラハム契約』の条…
7節では、家族のために『箱舟』を造るという従順さを示したノアについて触れています。 ノアが箱舟を造った基にあるのは、神からの警告でした。 ノアが生きていた時代は、水は『下の水 = 海』と『上の水 ≠ 雲』であって、雨はまだ一度も降ったことがなかっ…
5~6節では、『神に喜ばれる人生』を通して、エノクの信仰が明らかにされています。 ヘブル11:5ー信仰によって、エノクは死を見ることのないように移されました。神に移されて、見えなくなりました。移される前に、彼は神に喜ばれていることが、あかしされ…
ヘブル書11章は、旧約聖書の義人たちの信仰をたくさん紹介し、受取人たち/読者たちを励ましています。 本来は11:4~7までが『イスラエルの族長前の時代の義人たち』として紹介されるべきですが、ひとりひとり『信仰の例え/モデル』として紹介されているので…
ヘブル書11章には四つの観察があります。 ①著者のポイント…旧約の義人たちの信仰の歩みを例にあげ、迫害の苦しさにユダヤ教に回帰しようとしている受取人たちに『信仰から離れるということは、旧約の義人たちから離れるということだ』と説得。 ②どのように忍…
ヘブル10:32ーあなたがたは、光に照らされて後、苦難に会いながら激しい戦いに耐えた初めのころを、思い起こしなさい。 *初めのころ…受取人たちが初めて信者になった頃のこと。初めて光に照らされた頃であり、初めて真実をとらえ、救われた頃のこと。 ヘブ…
第四の警告は、少し厳しい内容になっています。 ここでは、故意に犯す罪の危険性に対する警告です。 ヘブル10:26ーもし私たちが、真理の知識を受けて後、ことさらに罪を犯し続けるならば、罪のためのいけにえは、もはや残されていません。 ヘブル書の著者が…
ヘブル10:19からはこの書簡の第二部となります。 ここまでは、迫害に苦しむ中でキリスト教からユダヤ教に回帰しようとしていたヘブル書の受取人たちに、ユダヤ教の三本柱=『御使い・モーセ・レビ系祭司制度』という神学上の事柄について、御子との対比を語…