サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

2016-01-01から1年間の記事一覧

誰に祈るのか?

普段の通読の時、何気なく読み過ごしてしまっているみことばに、とても重要なことが書かれていることがあります。その大切さに気づいた時、そのみことばを一瞬で覚えてしまうほどの衝撃を受けることがあります。私にとって、そのようなみことばの一つが使徒1…

『型』としての幕屋と『本体』であるキリスト

エジプトでの400年間の奴隷生活から解放されたイスラエルの民は、一年後には持ち運び可能な『幕屋』を神の指示通りに造りました。この『幕屋』の至聖所に契約の箱の蓋の上に『シャカイナグローリー』として約500年間、神の民の中に宿られました。 出エジ…

イエスの系図の重要性

マタイ1:6~7ーエッサイにダビデが生まれた。 ダビデにウリヤの妻によってソロモンが生まれ、 ソロモンにレハブアムが生まれ、レハブアムにアビヤが生まれ、アビヤにアサが生まれ、 マタイ1:11~12ーヨシヤに、バビロン移住のころエコニヤとその兄弟たちが生ま…

旧約時代…その定義とは?

聖書のみことばを理解する時に、大事なことは時代背景。 特にどの時代の誰が、誰に対して語っているのかはとても重要です。 『◯◯時代』とは、始まりがあり終わりがあることを意味します。クリスチャンの中には「聖書の教えを時代で区分することはおかしい」…

次に成就する聖書預言は何か?

これから起こることの預言と聞くと、警戒する人、飛びつく人、そして黙示録を調べる人…いろいろな反応があると思います。 しかし、聖書…特に、旧約の預言書が『これから起こること』を記しています。 結論から言うと、時系列的には『北の連合軍によるイスラ…

現代版パリサイ派『口伝律法』の教えに要注意

これらは友人から相談を受けた時の資料の一部です。 ある教会で配られたものがFBを通して拡散されたところ、受け取った友人はこれを読んで ・このような模範的なクリスチャンにはなれない。 ・『行ない』で救われるのはない、と頭ではわかっていても「あなた…

イエスによる終末預言 ⑹ 〜マタイ24:45~51〜

マタイ24章は、そこだけを見るのではなく。少し後ろに下がって聖書の全体像の中で、いつのことについて書かれた預言なのかを見ていく必要がありました。 最後の45~51節は、まさに今私たちが生きている教会時代のことについての注意事項が記されています。 多…

イエスによる終末預言 ⑸ 〜マタイ24:36~44〜

イエスはマタイ24章でこれまでに、患難時代に何が起こるのか、そして弟子たちの二番目の患難時代の終わり起こるキリストの地上再臨の時にどのような『しるし』があるのかを話されました。 26~44節では、患難時代前の『携挙』のときのことを話されています。 …

イエスによる終末預言 ⑷ 〜マタイ24:29~34と35〜

マタイ24:9~14で患難時代前半の出来事を、15~28節で患難期中期から後半の出来事を語られたイエスは、ここで地上再臨の時に何が起こるのかを預言しておられ、35節で千年王国の後、どのようになるのかを少しだけ語っておられます。 『携挙』を知らない方、もし…

イエスによる終末預言 ⑶ 〜マタイ24:15~28〜

15~28節でイエスは、ダニエル書9:27の預言を引用して、患難時代中期〜後半の3年半の出来事について語っておられます。 サタンは、キリストの地上再臨を阻止するために、ユダヤ人根絶を狙った迫害を展開します。 異邦人の救いは、反キリストの名前を意味する…

イエスによる終末預言 ⑵ 〜マタイ24:9~14〜

何がマタイ24章を理解するのを難しくしているのでしょう? それは時系列通りに書かれていないためでしょう。 そのため、マタイ24章だけから理解しようとすると、難解箇所になってしまうのです。 聖書の全体像がわかると、何節〜何節が『患難時代前のこと』な…

イエスによる終末預言 ⑴ 〜マタイ24:1~8〜

律法の中で『モーセのような預言者が現れたなら、彼に聞き従わなくてはならない』と命じられています。 申命記18:15ーあなたの神、主は、あなたのうちから、あなたの同胞の中から、私のようなひとりの預言者をあなたのために起こされる。彼に聞き従わなけれ…

神殿/宮とシャカイナ・グローリー

私たちクリスチャンが宣べ伝えるのは『キリストの福音』なので、普段から新約聖書には親しんでいると思います。でも、旧約聖書はなかなか難しいので、所々自分を励ますみことばの拾い読みをしたり、歴史書は読むけど預言書は読んだことがない、という方も多…

反キリスト 〜本物との類似点〜

なんだかすごいタイトルを付けてしまったようですが、ヘブル語の解釈学に基づいて聖書を学んでいくと(なるほどね!)って頷けることが多々あります。 偽ブランドの製品は、出来るだけ本物と見分けがつかないように作られていますよね。 だから、本物に馴染…

聖餐式はいつまで? 〜マタイ26:26~29, 1コリント11:23~28〜

先日、聖餐式についてこんな質問をしてみました。 「キリストの命令である聖餐式は、いつまでやり続ける必要がある?」 答えは三択で、結果は以下のとおりでした。 A)教会時代の終わりー携挙まで…44% B)患難時代の終わりー地上再臨まで…28% C)千年王国の…

最も大切な福音 〜使徒19:11~16, 1コリント15:2~5〜

使徒16:30~31ーそして、ふたりを外に連れ出して「先生がた。救われるためには、何をしなければなりませんか」と言った。 ふたりは、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」と言った。 パウロとシラスは『主イエスを信じな…

二段階の癒し 〜マルコ8:22~26〜

『ベツサイダ』は、ガリラヤ湖畔の北1.5kmのヨルダン川東岸にあり、五千人の給食をした後に渡った村で、そこに向かう時にイエスが湖の上を歩かれました。マルコ6:30~56 これはキリストの公生涯三度目の過越の祭りの頃の出来事です。* osusowake.hatenablog.…

四人のヘロデ

聖書の中には同じ名前が時々出て来るので、どの人が何をしたのかを整理しないと混同してしまいますよね⁉︎ イエス様の時代〜使徒の時代に登場する『ヘロデ』もその一人。 創世記49:10ー王権はユダを離れず、 統治者の杖はその足の間を離れることはない。 つい…

信者が受ける苦難の意味

先日、『苦難の意味』について、以下のことを学びました。 【苦難の意味】 a) 信者を訓練するため…ヘブル12:3~13 b) 過ちを犯すことから信者を守るため…Ⅱコリント12:7 c) 信者に従順を学ばさせるため…ローマ5:3~6 d) 信者は、キリストの御名のために苦しむこ…

本当は誰の証人?

使徒13:30~31ーしかし、神はこの方を死者の中からよみがえらせたのです。 イエスは幾日にもわたり、ご自分といっしょにガリラヤからエルサレムに上った人たちに、現れました。きょう、その人たちがこの民に対してイエスの証人となっています。 一世紀の人々…

誰につく信仰?

1コリント1:11~13ー実はあなたがたのことをクロエの家の者から知らされました。兄弟たち。あなたがたの間には争いがあるそうで、 あなたがたはめいめいに、「私はパウロにつく」「私はアポロに」「私はケパに」「私はキリストにつく」と言っているというこ…

クリスチャンとお墓

先日、50代の女性に伝道した時、大きく頷きながら『キリストの福音』に耳を傾けておられました。 (ああ、きっと真理の神様を求めている方なんだなぁ〜) と思い、信じる決心を促したところ… 「クリスチャンになったら、お墓参りとか行ってはダメなんですか?…

100% JESUS

多くの競技にロシア選手の出場が認められない中、日本は史上最多の41個のメダル獲得を果たしたリオ・オリンピックが閉会しました。 三大会ぶりの体操男子団体金メダル、男子400 x 4リレーの銀メダル等記憶に残るものでしたが、なんと言っても一番はサッカ…

異邦人への啓示と不信者の裁き 〜ローマ2:6~15〜

昨年の暮れ、友人のご主人が亡くなりました。 友人はご主人の死後、こんな話をしてくれました。 「長いこと入院していると、いろんな患者さんやそのご家族と話をする機会が与えられるのよ。でもね、みんな、どのように病気だと気づいたか、入院してどのくら…

誰の御名によるバプテスマ?

マタイ28:19~20ーそれゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、 また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わ…

目からうろこ

聖書を読み始めてビックリしたことの一つに、それまで日本の諺だと思っていたことが、実は聖書からのものだったというのが多いことがあります。 例えば、『責任』を『妻』に『転がす』と書いて 【責任転嫁】 創世記3:12ー人は言った。「あなたが私のそばに置…

忠実な奉仕者『テキコ』

新約聖書には、キリストの使徒たちの他、多くのユダヤ人信者たちの働きが記されています。 そんな中で、チラッと登場する異邦人たちも重要な働きをしていました。 普段はさーっと読み飛ばしてしまう『忠実な奉仕者』の一人、テキコにスポットライトを当てて…

イエス・キリスト

ー使徒信条ー 我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。 我はそのひとり子、我らの主、イエス・キリストを信ず。 主は聖霊によりてやどり、おとめマリヤより生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、よみにくだり、…

キリストの『空中再臨 (携挙)』と『地上再臨』

キリストの『空中再臨(携挙)』については、このブログでも何度か触れてきましたが、まだまだ『地上再臨』との区別がついていない方がおられるようですので、改めて違いを見ていきたいと思います。 同じ主イエスを信じるクリスチャンであっても、どのような…

十二使徒たち

『キリストの使徒』と聞くと、『十二使徒たち』を真っ先に思い浮かびますが、パウロもまた「自分は “異邦人の使徒” だ」と言っています。 マタイ10:2〜4ーさて、十二使徒の名は次のとおりである。まず、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイ…