【七年間の患難時代に起こる三つの世界戦争】
現在の『教会時代』と言われる時代は、『携挙』をもって終わります。その後、少しの移行期を経て(どの位の期間かは不明)、反キリストとイスラエルが『七年間の契約』締結をもって『七年間の患難時代』が始まると聖書は言っています。
七年間の契約(患難時代の幕開け)
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そしてその七年間の間に、3回の世界大戦が起こると黙示録で預言されているのです。
1,914~1,945年の第一次・第二次世界大戦は、歴史的には一つの大戦と見られています。そしてそれも主イエスは預言されていました。
マタイ24:7ー民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。
成就した終末預言〜産みの苦しみの始まり〜
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七年間の患難時代の間に起こる世界大戦は、全部で3回…①患難時代初期、②中期、③患難時代の終わり(これが『ハルマゲドンの戦い』で知られる戦争です)。
①第一次世界大戦
1テサロニケ5:1~11…パウロは、患難時代の前に『偽の平和と安全の期間』があると教えています。
黙示録6:3~4ー小羊が第二の封印を解いたとき、私は、第二の生き物が、「来なさい。」と言うのを聞いた。
すると、別の、火のように赤い馬が出て来た。これに乗っている者は、地上から平和を奪い取ることが許された。人々が、互いに殺し合うようになるためであった。また、彼に大きな剣が与えられた。
*『第二の封印の裁き』によって、それが壊されるのです。
②第二次世界大戦
ダニエル7:22~24、11:40~45ー患難時代中期に起こる戦争で、反キリストが十人の王と戦いを交え、反キリストが殺されます。
黙示録13:3ーその頭のうちの一つは打ち殺されたかと思われたが、その致命的な傷も直ってしまった。そこで、全地は驚いて、その獣に従い、
黙示録12:7~12ー天では戦いが起こり、サタンが地に落とされます。
サタンの力によって、反キリストが復活します。
患難時代前半の世界の政治形態は、十の王国の十人の王によって統治されています。ところが、中間期に起こるこの大戦で三人に王が死に、残る七人の王たちが復活した反キリストに服従するようになります。
また患難期前半は『偽のキリストの花嫁』となる偽の教会ですが、その宗教組織『バビロン』が破壊されます。黙示録17章
復活した反キリストは、エルサレムで『ふたりの証人』を殺します。黙示録11:7
患難期前半は、エルサレムに建つ『第三神殿』でユダヤ人たちはいけにえの動物をささげます。
しかし3年半経った中間期に、反キリストはイスラエルとの七年間の契約を破棄し、自分の像を神殿に立てます。
ダニエル9:27ー彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物とをやめさせる。荒らす忌むべき者が*翼に現われる。*翼…七十人訳:『神殿』ついに、定められた絶滅が、荒らす者の上にふりかかる。
マタイ24:15ーそれゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす憎むべき者』が、聖なる所に立つのを見たならば、(読者はよく読み取るように。)
これを合図に、ユダヤ人たちはヨルダンのペトラ(へブル語:ボツラ)に避難します。
ルカ21:20~21ーしかしエルサレムが軍隊に囲まれるのを見たら、そのときには、その滅亡が近づいたことを悟りなさい。
そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい。都の中にいる人々は、そこから立ちのきなさい。いなかにいる者たちは、都にはいってはいけません。
ユダヤ人はバビロン捕囚以来、偶像礼拝は頑なに拒みます。
そのため、逃げずに留まる者は迫害により殺されます。
黙示録13:14~15ーまた、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。
それから、その獣に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。
偽預言者が人々を反キリストの像を拝むように導くのです。
反キリストの像を拝む者には、右手か額に『666』の刻印が押されます。黙示録13:16~18
『666』の刻印を押された者は、救われることはありません。
偽の三位一体(サタン・反キリスト・偽預言者)が、キリストの地上再臨を阻止するために、ユダヤ人根絶を目的に迫害を始めます。
患難期後半の3年半は、ユダヤ人迫害と同時に、『666』の刻印を押した者に対する『七つの鉢の裁き』が行なわれるのです。黙示録16章
③最後の世界大戦
これが『ハルマゲドンの戦い』と言われるものですが、ハルマゲドンとはメギドの平野(イズレエルの谷)のことで、反キリストの軍隊が結集する場所です。ここで戦うわけではありません。イザヤ63:1~6、エゼキエル39:17~29、ゼカリヤ12:7
結集するとまず南下し、エルサレムを陥落させます。
そして避難している1/3のユダヤ人を抹殺するために、ヨルダンの『ペトラ/ボツラ』目指して更に進軍します。
キリストの地上再臨三日前になると、ボツラにいるユダヤ人たちに悔い改めの霊が注がれ、彼らはイエスをメシアと受け入れ始めます。
ボツラでユダヤ人の民族的回心が起こると、キリストの地上再臨が起こるのです。ホセア5:15~6:3
【ハルマゲドンの戦いの集結】
世界中から集まった反キリストの軍勢は、エルサレムに向かって退却しますが、エルサレムの外の『ケデロンの谷』で再臨のキリストにより滅ぼされます。
黙示録14:20ーその酒ぶねは都の外で踏まれたが、血は、その酒ぶねから流れ出て、馬のくつわに届くほどになり、*千六百スタディオンに広がった。*千六百スタディオン…約300km
そして、キリストは『勝利の王』として、エルサレムにあるオリーブ山の頂上に立たれます。
ゼカリヤ14:4ーその日、主の足は、エルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。オリーブ山は、その真中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ移り、他の半分は南へ移る。
歴史の動きをみことばに立って見ていく必要がありますね。
でも…患難時代にはイエスを主と信じるクリスチャンは、『携挙』によって天に挙げられているので、これらの世界大戦から守られます。これら患難時代に起こる迫害や世界大戦を経験することはありません。
患難時代を通過させられるのは、『携挙』の恵みに与ることのなかった人々、つまり、携挙が起きた時点でまだキリストを信じていなかった人々と、『信じたつもり』ではあっても信仰の土台がキリスト以外だった者たちです。1コリント15:2~5(新共同訳聖書)
今一度、自分の信仰が本当にキリスト・イエスと聖書のみことばを土台にしているか吟味しましょう。
マルコ1:15ー「時が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい。」