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サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

八つの契約 7)ダビデ契約

女の子孫から誕生すると言われたメシアが、どのような過程を経て「ダビデの子孫」から誕生することになったのでしょう?

Ⅱサムエル記7:11~17と1歴代誌17:10~15、同じ記述のように思える二つの箇所を理解する鍵とは…?

 

【ダビデ契約】

アブラハム契約の三つの条項(契約内容)を覚えてますか?

1)土地、2)子孫、3)祝福、でした。

 

1)土地に関する条項が発展したもの土地の契約。(旧:パレスチナ契約)

2)子孫に関する条項が発展したもの…これが「ダビデ契約」です。

となれば当然、

3)祝福に関する条項が発展したものが…新しい契約…となるわけです。

 

そういう意味でも「アブラハム契約」は、重要な契約なのです。

 

《神(御父)による三権分立

1)王の役割政治的指導者神の意図を王国の統治に繁栄させる責務。

王族であるユダ族から『ダビデの子孫』として生まれたキリストが、千年王国で王の王として着座される将来において成就。

 

2)祭司の役割神と契約の民(イスラエル)の間に立って、礼拝に関わる全ての祭儀を行なう責務。契約の民でも神に近づくには、幕屋(後の神殿)、犠牲のいけにえ、祭司たちの仲介等が必要でした。

地上の祭司は、レビ族からのみなることができました。25~30歳の間は見習い、30歳で祭司として神殿仕えを開始し、50歳で引退します。

 

イエスはユダ族出身なので、地上で祭司になることはしませんでした。(もししてたら、律法違反者になるからね)

地上の祭司は、病気や事故、罪の結果、神に打たれて死ぬこともあった上、健康であっても50歳で引退が決められていました。つまり、交代制だったわけです。

 

イエスが『大祭司』となられたのは、死に打ち勝ち、復活後なので永遠に祭司として働くことが可能です。また、地上の『型』としてしての神殿ではなく、天にあるまことの聖所で、現在その務めをしておられます。

 

3)預言者の役割モーセの律法から逸脱した民に、神のメッセージを伝え、本来の道に契約の民を戻す責務。イスラエルが試練の中にある時は希望を語り、メシアの来臨について語ったり、王に個人的またはイスラエルとしての悔い改めのメッセージを語る時は、命がけのこともありました。

 

モーセは、イスラエルの民を『エジプトの奴隷生活』から救い出しました。、

イエスは、信じるすべての人を『罪の奴隷生活』『永遠の滅び』から救い出されるメシアです。ですから、律法は次のように命じています。

 

申命記18:15ーあなたの神、は 、あなたのうちから、あなたの同胞の中から、私のようなひとりの預言者をあなたのために起こされる。彼に聞き従わなければならない。

 

初臨のイエスは、モーセのような預言者』として来られたのです。

 

「ダビデ契約」は二カ所に記されています。内容的にはよく似ていますが、一番中心的な所で大きな違いがあるので、注意して読むことが必要です。(ちょっとした違いに、聖書理解の大きな鍵があるのです。^_^)

 

 

Ⅱサムエル記7:11~17ダビデの息子ソロモンに焦点。

1歴代誌17:10~15ダビデの子孫として遠い将来出て来るメシア(イエス・キリスト)に焦点。

 

この契約の当事者は、神とダビデです。(ダビデは、ダビデ家の代表として、この契約を結んでいます。)

 

Ⅱサムエル記7:11~171歴代誌17:10~15を採用して、契約の条項を見ると…

 

 

神はダビデに永遠の王朝を約束されました。

Ⅱサムエル記7:11b、16ソロモンに焦点。永遠の王朝の約束。ダビデの家が滅びないということは人類史上、ダビデの子孫が存在し続けているということです。

 

 

ダビデの息子の一人、ソロモンがダビデの後に王座を確立します。

Ⅱサムエル7:12あなたの身から出る世継ぎの子…ソロモン。究極的には、ダビデの子として生まれたイエス・キリストによって成就します。

 

 

ダビデではなく、ソロモンが神殿を建てるようになります。

Ⅱサムエル7:12~13ーこの契約が結ばれる文脈の中で、ダビデは預言者ナタンに神殿を建てたいと願いますが、神はナタンに、神殿を建てるのはダビデではなく、息子のソロモンであると語られました。

 

 

ダビデ王国の王座は、永遠に確立されます

Ⅱサムエル7:13b、16ーここで言われているのは、ダビデの息子ソロモンのことではなく、「ダビデの家系の王座が、永遠に確立される」ということです。

 

 

ソロモンは不従順の故に罰を受けますが、王座からは退けられることはありません。

Ⅱサムエル7:14ーもう1箇所「ダビデ契約」が記されている1歴代誌17:10b~15にはないみことばです。歴代誌では、罪のない子であるメシア(イエス・キリスト)に重点が置かれているからです。

 

創世記49:10には、すでにユダ族から『神の時』に王を立てることが預言されています。 しかし、ダビデはイスラエルの二代目の王でした。

初代王は、ベニヤミン族のサウルでした。なぜ、ベニヤミン族から『イスラエルの王』が立ったのでしょう?

 

それは『神の時』が待てなかった当時のイスラエルの民が、『自分たちの時に』王を望んだからです。

サウルは不従順のゆえに神からの罰を受け、王位から退けられました。しかし、ソロモンの場合は、その王位から退けることはないと約束されました。

 

 

ソロモン王の罪は、サウル王の罪よりも重かったのにも関わらずです。

サウル王の罪は、祭司としての資格がないのに(祭司職はレビ族からのみ。サウル王はベニヤミン族)、祭司だけができる犠牲の動物を自ら捧げたというものでした。しかしサウルは偶像の神に捧げたのではなく、真の神に捧げたのです。

 

 

しかしソロモンの場合は、聖書で最悪の罪と言われる偶像礼拝の罪でした。にも拘らず、神はサウル王からは恵みを取り去り、ソロモンからは慈愛を取り去ることはないと言われます。

なぜでしょうか?

 

 

ソロモン王に与えられている契約(ダビデ契約)は無条件契約であり、サウル王は無条件契約の中に含まれていなかったからなのです。

無条件契約のもとでは、その人が罪を犯しても、その祝福は取り去られることはないということの良い例ですね。

 

 

メシアとその王座、家系、王国は、とこしえに確立されます。

1歴代誌17:11~15ーここには、ダビデの「世継ぎの子」が罪を犯す可能性についての記述はありません。そのことから、とこしえに王座を建てるのは、ダビデの子孫であるメシア(イエス・キリスト)であるということがわかります。

 

 

a) アダム契約…メシアは、女の子孫として来られることが啓示されました。

この段階では、人類のどの女性がメシアを生み出してもおかしくない可能性がありました。

 

 

b) アブラハム契約…メシアは、アブラハムの子孫でなければならないことが啓示されました。

そしてそれは、アブラハムーイサクーヤコブの子孫でなければならないことが、明らかにされました。しかしこの段階では、イスラエルの12部族のどの部族からでもメシア誕生の可能性がありました。

 

 

創世記49章では、イスラエルの十二部族全部にこの契約が更新されています。そこには、メシアはユダ部族から出ることが預言されています。しかしその段階では、ユダ部族のどの家からでもメシアが出る可能性がありました。

ダビデ契約で、更にユダ部族のどの家から出るかが明らかにされているのです。

 

 

*どの契約のもとに生きていたかで、明らかにされている神の啓示の内容は異なります。その時代時代において、神が明らかにされた啓示内容を信じることが求められます。ですから当然信じる事柄には違いがありますが、どの時代であっても、救いは恵みにより信仰によってであることを覚えておいて下さい。

 

 

c)ダビデ契約…メシアはダビデの家系から出て来ることが啓示されました。

 

*ダビデ契約が重要である理由は、アブラハム契約の中の「子孫」の約束を、更に詳細に定義付けでいるからです。

 

 

《ダビデ契約の追認》

Ⅱサムエル記23:1~5神はダビデと永遠の契約を結ばれました

詩篇89:1~52神はダビデと契約を結ばれました。

 

詩篇89:4その家は永遠に建てられます。

この契約は、太陽と月が無くならない限り続くという永遠性を保証し、ダビデ契約は今も続いているという保証です。

 

 

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