*『神様のご計画』の表訂正:X 五旬節/ペンテコステ 使徒1:9 →O 使徒2:1~4
黙示録9:1ー第五のラッパ…一つの星が天から地に落ちた。 星…天使。ここでは墮天使。 底知れぬ穴…「アビス」と呼ばれる場所。堕落した天使たち(悪霊たち)が、一時的に閉じ込められている所。cf ルカ8:31ー悪霊どもはイエスに、底知れぬ所に行け、とはお命じになりませんようにと願った
悪霊どもが最終的に行くのは「火の池」と呼ばれる所です。 その墮天使に、底知れぬ所を開く鍵が与えられました。
黙示録9:2ーその墮天使が底知れぬ穴を開くと、そこから煙が立ち上り、地上は暗黒に襲われます。 七年間の患難時代には、計4回の暗黒に襲われます。
①最初の暗黒…黙示録6:12
②二度目の暗黒…黙示録9:2~3, ヨエル2:10
③三度目の暗黒…黙示録16:10
④四度目の暗黒… マタイ24:29, ヨエル3:14b~15
黙示録9:3ーその煙の中からいなごが地上に出て来ました。cf 出エジプト10:4。彼らには地のさそりが持つような力が与えられました。 いなご…墮天使たち(悪霊ども)を指す。
黙示録9:4ー普通のいなごとして植物に害を与えるのではなく、額に神の印を押されていない人間にだけ(14万4千人以外の人々)害を加えるように言い渡されました。つまり、害を受けるのは全員未信者ということになります。
黙示録9:5ー彼らはさそりのような尾と針を持っていて、それで人間を5ヶ月間(150日間)痛めつけます。
黙示録9:6ーさそりに刺された人々は、あまりの苦痛に死を求めますが、死ぬことは出来ません。
黙示録9:7~8ー彼らは出陣の用意の整った馬に似ていました。また顔は人間の顔のようで、女の髪のような毛があり、歯はししの歯のようでした。天使が動物に似た形をしていることはよくあります。
黙示録9:9ー戦いに馳つけるときの響き…素早い、という意味。
黙示録9:10ー5ヶ月間という期限付きで、人間に害を与え、苦しめることが許されました。
黙示録9:11ーこの悪霊の集団は、底知れぬ所の御使いを王としていました。その名は、ヘブル語ーアバドン、ギリシャ語ーアポリュオン、ともに「破壊者」という意味です。
どのような「破壊者」であっても、神さまが許された範囲でのみの活動しかできません。だから主はこう言われました。
マタイ10:28ーからだを殺してもたましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、たましいもからだもともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい。
黙示録9:12ー第五〜第七のラッパまでを「三つの災いのさばき」と言います。
その「三つの災いのさばき」の一番目が過ぎ去りました。
黙示録9:13ー第六のラッパ…「第二のわざわいの裁き」にあたります。
黙示録9:14ーユーフラテス川のほとりにつながれていた堕落した4人の御使いが解き放たれます。地理的には、今のイラクあたりです。
黙示録9:15ー時、日、月、年を定められたのは神です。
その目的は、人類の1/3を殺すために解き放たれるのです
黙示録9:16ー騎兵の数は二億…悪霊たちの軍勢のこと。悪霊たちの軍勢が4人の墮天使たちに導かれているということです。
14節の「ユーフラテス川のほとり」ということから、この軍勢はバビロンに源を発していることが分かります。聖書の中でバビロンは、悪霊崇拝と関係の深い地として語られています。
黙示録9:17ー馬の頭は、ししの頭のようで、口からは火と煙と硫黄とが出ていた。…この描写から、この侵略軍が悪霊たちの軍勢だと分かります。
黙示録9:18ーししの頭のような馬の口から出ている火と煙と硫黄で、人類の1/3が殺されました。 つまり、超自然的な原因によって死ぬということです。
黙示録9:19ーまた馬の力はその口だけでなく、尾にもあります。その尾は蛇のようであり、頭があり、その頭で害を加えるのです。
黙示録9:20ーこれらの災害によって生き残った人々は、それでも悔い改めようとはしていません。それどころか、自分たちを攻撃した悪霊どもをはじめ、偶像礼拝を続けています。
黙示録9:21ー偶像を拝み続け、殺人や魔術や不品行、盗みを悔い改めませんでした。
cf ヨエル書1:15~2:11。