サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

ヨハネの黙示録8章

 

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*『神様のご計画』の表訂正:X 五旬節/ペンテコステ 使徒1:9 →O 使徒2:1~4

 

 

 【患難時代の目的】

①邪悪な行為とそれを行なう者たちを一掃するため。イザヤ13:9。

②世界規模でのリバイバルを来らせるため。黙示録7章。

イスラエルの聖なる民の頑なさを打ち壊すため。ダニエル12:7、ローマ11:14~26。

 

黙示録8:1ー第七の封印が解かれた…今までとは様子が違い、すぐさま裁きが行なわれたのではなく「半時間ばかりの静けさ」がありました。これは「裁きの前兆」です。

 

黙示録8:2ー神の御前に立つ七人の御使いが現われ、彼らに七つのラッパが与えられました。

 

黙示録8:3ーもうひとりの御使いが出て来ました。 

たくさんの香…聖徒たちの祈り。御座の前にある金の祭壇の上にささげるためであった…聖徒たちの祈りが、神の前に聞かれたことを指します。

 

第五の封印が解かれた時に、聖徒たちは祈っていましたー黙示録6:9~11。彼らの祈りは「神に敵対する者たちが裁かれるように」でした。その祈りの答えが次の「七つのラッパのさばき」です。

 

黙示録8:4ー聖徒たちの祈りは神へ届きました。

 

黙示録8:5ー祭壇の火…神のさばきの火の象徴。cf ヘブル10:27、12:29、Ⅱペテロ3:7。

いよいよ神の裁きが行なわれるというしるしです。 雷鳴、声、いなずま、地震…自然界の異変。今から起ころうとする裁きの恐ろしさを警告するものとなっています。

 

黙示録8:6ー天変地異を合図に、七人の御使いが七つのラッパを吹く用意をしました。

ここで、「第七の封印=七つのラッパのさばき」であることが分かります。

 

【七つの封印の内容】

第一の封印…反キリストによる世界征服。

第二の封印…世界大戦。

第三の封印…世界規模での飢饉

*患難時代に入ったら、できるだけ早い段階で食料の備蓄が必要になります。残された人たちがエジプトでのヨセフのように、神様からの知恵をもらって賢く行動できますように。

 

第四の封印…世界人口の1/4の滅亡。

第五の封印…聖徒たちへの迫害。(ちなみに神を信じる者の呼び方は時代によって異なります。①旧約時代ー義人たち。②新約時代ーキリスト者、クリスチャン。③患難時代ー聖徒たち。

 

 

第六の封印…自然界の異変。ex 大地震、太陽が暗くなる、月が血のように変わる。

第七の封印…七つのラッパのさばき。

 

初めて黙示録を学ぶ人にとって、これらの預言のことばをすぐに信じることは難しいかもしれません。しかし、主を信じる者は少なくとも旧約聖書の預言が、イエスにあってすべて成就したことを信じているわけです。その確率を考えれば、新約の唯一の預言書である黙示録の内容も成就すると確信出来るはずです…。そして黙示録の預言のことばを心に留める者は幸いであると、聖書は言っています。cf 黙示録1:3。

 

黙示録8:7ー第一のラッパ…血の混じった雹と火が現われ、地上に投げられた結果、地球上の面積の1/3が火で焼かれました。

cf 出エジプト9:18ーさあ、今度は、あすの今ごろ、エジプトにおいて建国の日以来、今までになかったきわめて激しい雹をわたしは降らせる。(第七の災い)

 

黙示録8:8ー第二のラッパ…海に対する裁き。

cf 出エジプト記7:19ーあなた(アロン)の杖をとり、手をエジプトの水の上、その川、流れ、池、その他すべての水の集まっている所の上に差し伸ばしなさい。そうすればそれは血となる。またエジプト全土にわたって、木の器や石の器にも血があるようになる

 

黙示録8:9ーその結果、海の1/3が血に変わり、生物の1/3が死に絶えました。

cf 出エジプト7:17b~18ー私は手に持っている杖でナイルの水を打ちます。水は血に変わり、ナイルの魚は死に、ナイルは臭くなり、エジプト人はナイルの水をもう飲むことを忌みきらうようになります。

 

黙示録8:10ー第三のラッパ…たいまつのように燃えている大きな星が天から落ちて来て、川々の1/3とその水源に落ちた。 

*星ー象徴的に用いられた場合は、例外なく「天使」を指します。

 

黙示録8:11ーここでは「苦よもぎ」というという固有名詞を持った墮天使が、天から落ちました。その結果、川や湖の水の1/3が汚染されて多くの人々が死にました。

 

黙示録8:12ー第四のラッパ…太陽や月や星の光が暗くなった。 これは天体が破壊されたのではなく、なんらかの理由で地上にとどく光が遮断されたという事だと思われます。その結果、地上に住む人間は、光の1/3を失いました。

 

黙示録8:13ー後半の三つの災いに対する予告。 一匹のわし…セラフィム(単数形:セラフ)の一人と思われます。彼はこれから吹かれる三つのラッパを預言して「わざわいが来る。わざわいが、わざわいが来る。地に住む人々に」と叫んでいます。第五〜第七のラッパを「三つのわざわいのさばき」と言います。

 

*幸いなのは、(普遍的)教会はすでに携挙されて天にいるので、大患難時代を通過することはありません。

通過させられるのは、携挙の時にまだイエスを主と信じていない人々なのです。

携挙までが「めぐみの時代」です。

今、決心する方々が大勢起こされますように。

 

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