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サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

ヘブル人への手紙 9:11~12 〜メシアのいけにえの優位性〜

旧約の律法に基づく動物のいけにえに比べ、神の小羊としてのメシアのいけにえの方が優れていることを、三つの点で著者は示しています。

11節は、最初の優位性として『キリストの祭司の務め』について述べています。

 

ヘブル9:11ーしかしキリストは、すでに成就したすばらしい事がらの大祭司として来られ、手で造った物でない、言い替えれば、この造られた物とは違った、さらに偉大な、さらに完全な幕屋を通り、

 

①務める場所…より優れた聖域。 

 著者は、地上の祭司が務める聖域と、イエスが入った天の聖域とを分けて対比しています。

 

・天の幕屋は、地上の幕屋より『偉大』であり『完璧』です。

・古い幕屋は、罪深い人の手によって造られました。

・天の幕屋は、人の手で造られたものではありません。

 

*キリストは、すばらしい事がらの大祭司として来られ…『キリストはすでに成就したすばらしい事がら』であること、『メシアは、信者に霊的成就をもたらす、より優れた天の幕屋を通って来られた』ということ。

『贖罪の日』の大祭司の務めとメシアの務めを対比しているのであって、イエスとレビ記1~7章『五つの捧げ物』との対比ではありません。

 

レビ記1~7章の『五つの捧げ物』〜

①全焼のいけにえ…………1章

穀物のささげ物…………2章

③和解のいけにえ…………3章

④罪のためのいけにえ……4~6章

⑤罪過のためのいけにえ…7章

 

著者はレビ的祭儀制度の中で、一年で最も重要な日とされる『贖罪の日』と、メシアがご自身の死を通して達成したものを対比しているのです。

そっれは、レビ記16章の『贖罪の日』との対比であり、天における偉大な大祭司の務めの基礎となったものです。地上の聖域と、イエスが入った天上の聖域との対比です。

 

 

ヘブル9:12ーまた、やぎと子牛との血によってではなく、ご自分の血によって、ただ一度、まことの聖所に入り、永遠の贖いを成し遂げられたのです。

 

②ささげ物の優位性…『贖罪の日』 という特別なささげ物。

地上でのささげ物は、やぎと子牛(または雄牛)の血でした。

 

・子牛または雄牛の血…祭司たちの贖いのため。

レビ記16:11ーアロンは自分の罪のためのいけにえの雄牛をささげ、自分と自分の家族のために贖いをする、彼は自分の罪のためのいけにえの雄牛をほふる。

 

・やぎの血…人々の贖いのため。

レビ記16:15ーアロンは民のためのいけにえのやぎをほふり、その血を垂れ幕の内側に持ってはいり、あの雄牛の血にしたようにこの血にもして、それを『贖いのふた』の上と『贖いのふた』の前に振りかける。

*上…上から下に、前…左から右に、十字を切るような動作となります。

 

イエスは天の幕屋に入るときに、やぎや雄牛の血を携えて行ったのではなく、『神の小羊』としてのご自身の血を携えて入られました。

ヘブル書12章では、主の血がまだ天の幕屋にあること、そして永遠の新しい都『天のエルサレム』にまでも存続し続けることを示しています。

 

12節でのもう一つの対比は、地上の幕屋において『祭司が血を携えて入った』のに対し、イエスは『ご自分の血によって、天の幕屋に入られた』ことです。

 

レビ記16:11によれば、祭司は自分の罪のためにも血を携えて行きました。そしてその血は、自分の血ではありませんでした。

しかしイエスは、罪のないお方であるため、ご自分の血を『通して』天の幕屋に入って行かれました。

 

更なる対比は、『至聖所に入る頻度』です。

地上の大祭司は、毎年至聖所に入って行かなくてはなりませんでした。

しかしイエスは、すべての人のために『たった一度だけ』天の至聖所に入られました。

イエスが天の至聖所に入られるという一度限りのことが、すべての信者に天への道を開いたのです。

ヨハネ14:6ーイエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。

 

③不変の優位性…永遠の贖い。

メシアご自身の血を通して入ることにより、毎年毎年の一時的な贖いの代わりに、永遠の贖いを成し遂げられました。

 

〜メシアが天の幕屋に入る三つの特徴〜

⑴ 主ご自身の血を通してであったこと。

⑵ すべての人のために、たった一度だけであったこと。

⑶ 永遠の贖いを もたらしたこと。

 

 

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