七年間の『患難時代』が来る前に起こる出来事のうち、イスラエルを中心に世界の歴史を振り返ると、以下の三つの預言が既に成就していることがわかります。
①世界大戦(第一次・第二次世界大戦で成就)…マタイ24:7
マタイ24:8ーしかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです。
世界大戦が千年王国を生み出す陣痛の初めだと、主はたとえられています。
②イスラエルの再建国(1,948年に成就)…エゼキエル20:33~38, 22:17~22, イザヤ1:22, 25, 48:10, エレミヤ6: 27~30, 9:7, ゼカリヤ13:9, マラキ3:2~3
③イスラエルのエルサレム奪還(1,967年の六日間戦争で成就)…ダニエル9:27, マタイ24:15, Ⅱ テサロニケ2:3~4, 黙示録11:1 ~2
聖書によると、時系列で次に成就する出来事(陣痛の波)は、『北の連合軍によるイスラエル侵略』です。
最近は、このエゼキエル38:1~39:16の出来事は『エゼキエル戦争』とも言われ、多くの人が現在の世界情勢に結びつけて解説していますが、「預言の成就だ」と言えるのは、そのことが実際に起こった後、みことばと一つ一つ照らし合わせて検証した結果、初めて言えることです。
【北の連合軍とは、誰か?】エゼキエル38:1〜6
38:1ーさらに、私に次のような主のことばがあった。
*私…エゼキエル/レビ族出身/バビロン捕囚中の預言者
38:2ー「人の子よ。メシェクとトバルの大首長であるマゴグの地のゴグの顔を向け、彼に預言して、
*人の子…四福音書の中では、イエスご自身を指して使われていますが、エゼキエル書では『エゼキエル』を指す言葉。
*メシェクとトバル…古代世界の部族名が、後に都市名となりました。
メシェク→モスクワ(地球儀で、エルサレムからほぼ真北に行くとモスクワです)
トバル→トボリスク(シベリア地方ウラルの主要都市)
黒海とカスピ海の間の地を占めている現在の『ロシア南部』です。そこにはイランとトルコの一部も含まれます。
*マゴグの地のゴグ…『マゴグの地の首長、ゴグ』の意。
『ゴグ』は固有名詞ではなく、エジプトのパロのように『マゴグの支配者の称号』です。
38:3ー言え。神である主はこう仰られる。メシェクとトバルの大首長であるゴグよ。今、わたしは、あなたに立ち向かう。
*大首長…New American Standard Bibleでは、“Rosh” と訳出されています。
“Rosh”(ロシュ) は、現在のロシアという名の元となっています。
*ゴグ…ゴグが誰であるかは侵略の時に初めて決まります。
イスラエル侵略の時にこの連合軍を支配している者が誰であっても、それがエゼキエルの言う『ゴグ』だということです。
38:4ーわたしはあなたを引き回し、あなたのあごに鉤をかけ、あなたと、あなたの全軍勢を出陣させる。それはみな武装した馬や騎兵、大盾と盾を持ち、みな剣を取る大集団だ。
北(ロシア)が率いる連合軍は、大集団であることがわかります。
これはまた、ダニエル書2章でも預言されており、バビロンのネブカデネザル王が見た『像』の夢の足の部分にあたります。
第四の異邦人の帝国の最初は『ローマ帝国』でしたが、やがてそれが『脚』として東西に二つに分かれます。
国家的には、ロシアを中心とする社会主義、共産主義国家やイスラム国家など。
もう一つは、ローマ・カトリック教会、プロテスタントなど西方教会。
国家的には、アメリカを中心とする西側諸国、民主主義国家。
ロシアは『反ユダヤ主義』という罪の杯を満たし続けてきました。
この杯が溢れる時、ロシアを中心とする『北の連合軍のイスラエル侵略』が成就します。
そのロシアに協力し、連合軍に加わる国々が列挙されています。
38:5ーペルシャとクシュとプテも彼らとともにおり、みな盾とかぶとを着けている。
*ペルシャ…現在のイラン
*クシュ…現在のエチオピア
*プテ…おそらくエチオピアの隣国『ソマリヤ』だと思われます。
38:6ーゴメルと、そのすべての軍隊、北の果てのベテ・トガルマと、そのすべての軍隊、それに多くの国々の民があなたとともにいる。
*ゴメル…現在のドイツ(ミッドラッシュとタルムードでは、ゴメルを『ゲルマニア』と呼んでいます)
*トガルマ…現在のアルメニア
*多くの国々の民…ロシア、イラン、エチオピア、ソマリヤ、ドイツ、アルメニア。
これらの国々が「北の果て」から来ると言ってます。
これらのことから、ロシアは北の連合軍の指導者であり、そのロシアの指導者としてゴグがついています。
この侵略にはアラブの国が一カ国も加わっていません。
『アラブ諸国』というのは、アブラハムから出たイシュマエル、後妻ケトラとの間の六人の子どもたちージムラン、ヨクシャン、メダン、ミデヤン、イシュバク、シュアハーと
『イラン』はイスラム教の国ですが、アブラハムを先祖に持つ『アラブ諸国』ではありません。
イランはイスラエルの東に、それ以外の国々は、イスラエルの北と南の両方に位置しています。
イスラエルの西側は、地中海に面しているため、陸側を囲まれるかたちになっています。
しかし、それらの国々を支配して動かしているのはロシアであり、ロシアがイスラム教国、非アラブ国と連合して侵略軍を形成しています。
侵略そのものは北から来ます。東側には山脈があり、南側には荒野があるため、侵略に来るのは適してはいません。だからイスラエルは常に北の要塞の強固を図っています。
この侵略が聖書に預言されているということは、侵略を支配しているのは神であり、侵略をもたらすのも神ですから、この侵略の中に神の主権を認める必要があります。
この侵略の神の目的は、神がロシアの罪を罰する手段にすることです。
【侵略の場所】エゼキエル38:7~9
38:7ー備えをせよ。あなたも、あなたのところに集められた全集団も備えをせよ。あなたは彼らを監督せよ。
*あなた…北の連合軍のリーダーである『ゴグ』への語りかけ。
38:8ー多くの日が過ぎて、あなたは命令を受け、終わりの年に、一つの国に侵入する。その国は剣の災害から立ち直り、その民は多くの国々の民の中から集められ、久しく廃墟であったイスラエルの山々に住んでいる。その民は国々の民の中から連れ出され、彼らはみな安心して住んでいる。
以下の描写が1,948年以降のイスラエルに当てはまることから、侵略の場所はイスラエルの山々であることがわかります。
*その国は剣の災害から立ち直り…ホロコースト
*その民は多くの国々の民の中から集められ…現在のイスラエルは、世界90カ国から帰還して来ています。
*久しく廃墟であったイスラエルの山々に住んでいる…AD70年〜1948年まで、そこは『廃墟』でした。
*その民は国々の民の中から連れ出され…ガザのハマスとの紛争の中にあってさえ、何百人もの人々が帰還しています。
*安心して住んでいる…平和という意味ではなく、『自らの軍事力に頼っている』状態です。
38:9ーあなたは、あらしのように攻め上り、あなたと、あなたの全部隊、それにあなたにつく多くの国々の民は、地をおおう雲のようになる。
この侵略は、地をおおうあらしの雲のような大規模なものになります。
【侵略の目的】エゼキエル38:10~13ロシアが侵略する主な目的は『略奪品』にあります。
38:10ー神である主はこう仰られる。その日には、あなたの心にさまざまな思いが浮かぶ。あなたは悪巧みを設け、
この侵略の動機は、さまざまな思いと悪巧みです。
38:11ーこう言おう。『私は城壁のない町々の国に攻め上り、安心して住んでいる平和な国に侵入しよう。彼らはみな、城壁もかんぬきも門もない所に住んでいる。』
*城壁のない町々の国…現在のイスラエルは『キブツ』という共同村になっています。
*安心して住んでいる平和な国…自らの軍事力に頼り、攻撃されても打ち返せるという安心感の中という意味です。
*城壁もかんぬきも門もない…まさに、現在のイスラエルです。
38:12ーあなたは物を分捕り、獲物をかすめ奪い、今は人の住むようになった廃墟や、国々から集められ、その国の中心に住み、家畜と財産を持っている民に向かって、あなたの腕力をふるおうとする。
38:13ーシェバやデダンやタルシシュの商人たち、およびそのすべての若い獅子たちは、あなたに聞こう。『あなたは物を分捕るために来たのか。獲物をかすめ奪うために集団を集め、銀や金を運び去り、家畜や財産を取り、大いに略奪をしようとするのか。』
ロシアの事前計画。
イスラエルが持っている物で、ロシアが欲しがる物が何なのかは正確には聖書に書かれていません。
12節で『家畜と財産』、13節で『銀や金』とあります。(旧約では一般の戦利品。)
「死海には、ナトリウム、塩素、硫黄、カリウム、カルシウム、マグネシウム等を含む450億トンもある。」とか、「原油だ」とか「中東における活動拠点にする。」とか、いろいろな憶測がされますが、聖書は利権の内容について沈黙しています。
はっきりと言えることは『ロシアが侵略しようとしている対象は利権である』ということ、ロシアが公的に何と言おうと、実際の理由は『ロシア自身の私欲』だということです。
この侵略に抗議する第二グループの国々が挙げられています。それはこの侵略が利権のためであり、それ以外には何もないことを彼らが認識しているからです。
*シェバ、デタン…アラビア北部の国
これらの国から分かることは、アラブ諸国のうち少なくともいくつかの国は中東におけるロシアの存在を快く思わないことです。
*タルシシュ…『すべての若い獅子たち』とは、へブル語の慣用句で『タルシシュから出て来た国』という意味。『すべての村落』が近い訳出です。
他の国が出て来る元となる『タルシシュ』とは、どこの国かということが問題です。
三つの場所が歴史上知られています。
①アフリカの東海岸ー詳しい位置は不明
その地は他の国を産み出したことはありません。
②ツロという都市国家によって建てられたスペインもしこれがエゼキエルのいう『タルシシュ』であるなら、そこから出て来る国にはブラジルを除いた『中南米諸国』が含まれるでしょう。
③英国を意味するのなら、そこから出て来る国にはUSA、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、およびその他今日の西側民主主義国が含まれるでしょう。
そこには英連邦も含まれるかもしれません。
『タルシシュ』が正確にどの国であるにせよ、抗議するのはこのグループの国々であり、抗議以上でも以下でもありません。そのため、ロシアは侵略に成功しますが、その後、侵略軍は抗議国から何の援助も得られないという始末になるのです。
【神の目的】エゼキエル38:14~1638:14ーそれゆえ、人の子よ、預言してゴグに言え。神である主はこう仰せられる。わたしの民イスラエルが安心して住んでいるとき、実に、その日、あなたは奮い立つのだ。
神の視点から、イスラエル侵略が起こる理由が語られます。
36:15ーあなたは、北の果てのあなたの国から、多くの国々の民を率いて来る。彼らはみな馬に乗る者で、大集団、大軍勢だ。
次の16節で、侵略が起こることを許した神の理由が語られます。
38:16ーあなたは、わたしの民イスラエルを攻めに上り、終わりの日に、あなたは地をおおう雲のようになる。ゴグよ。わたしはあなたに、わたしの地を攻めさせる。それは、わたしがあなたを使って諸国の民の目の前にわたしの聖なることを示し、彼らがわたしを知るためだ。
侵略は始まり、北の連合軍は大軍をなして地を覆う雲のようになります。この初期段階では、ロシアは成功を収めます。
この侵略の神側の理由は、これから起ころうとしていることに照らして、諸国の民の目の前に神が聖なることを示すためです。
【侵略軍の滅亡】 エゼキエル38:17~23
38:17ー神である主はこう仰せられる。あなたは、わたしが昔、私のしもべ、イスラエルの預言者たちを通して語った当の者ではないか。この預言者たちは、わたしがあなたに彼らを攻めさせると、長年にわたり預言していたのだ。
38:18ーゴグがイスラエルの地を攻めるその日、ー神である主の御告げーわたしは怒りを燃え上がらせる。
侵略軍に神の裁きがくだり、侵略者たちの滅亡が起こります。ロシアの咎の杯はいっぱいです。
なぜなら神の大切なもの(イスラエルの民)が触れられ、神(御父)の妻(イスラエル)が犯されたからです。
これによって神の怒りが燃え上がり、侵略軍を滅ぼす裁きを下されます。
ゼカリヤ2:8ー主の栄光が、あなたがたを略奪した国々に私を遣わして後、万軍の主はこう仰せられる、『あなたがたに触れる者は、わたしのひとみに触れる者だ。
38:19ーわたしは、ねたみと激しい怒りの火を吹きつけて言う。その日には必ずイスラエルの地に大きな地震が起こる。
38:20ー海の魚も、空の鳥も、野の獣も、地面をはうすべてのものも、地上のすべての人間も、わたしの前で震え上がり、山々はくつがえり、がけは落ち、すべての城壁は地に倒れる。
19~22節で、侵略軍がどのように滅ぼされるかが、記されています。
①大きな地震によって。
38:21ーわたしは剣を呼び寄せて、わたしのすべての山々でゴグを攻めさせる。ー神である主の御告げ。ー彼らは剣で同士打ちをするようになる。
②侵略軍間での同士打ちによって。
38:22ーわたしは疫病と流血で彼に罰を下し、彼と、彼の部隊と、彼の率いる多くの国々の民の上に、豪雨や雹や火や硫黄を降り注がせる。
③疫病、流血、豪雨、雹、火、硫黄によって、総合的に侵略軍を滅ぼします。
その時、他の国々からロシアへの援助はありません。
38:23ーわたしがわたしの大いなることを示して、多くの国々の見ている前で、わたしを知らせるとき、彼らは、わたしが主であることを知ろう。」
*【主】…契約の神/約束を守られる神、の意。
神は多くの国々が見ている前で、他の国々からの助け無しに、これらのことを用いて侵略軍を滅ぼされるので、ご自身が確かに聖であることを示されます。
【滅亡の場所】エゼキエル39:1~6
39:1ー「人の子よ。ゴグに向かって預言して言え。神である主はこう仰せられる。メシェクとトバルの大首長であるゴグよ。わたしはあなたに立ち向かう。
エゼキエルは、ここから『最記述の原則』に従い、38章で見た情報により侵略のより詳しい記述とそれに続く破滅を記しています。
39:2ーわたしはあなたを引き回し、あなたを押しやり、北の果てから上らせ、イスラエルの山々に連れて来る。

*イスラエルの山々に…神が、侵略軍をどこに連れてくるかという新しい情報が追加されました。
これらの山々はイスラエルの国の中央部を縦に伸びており、聖書に出て来る有名な町:ドタン、シェケム、サマリヤ、シロ、ベテル、アイ、ラマ、ベツレヘム、ヘブロン、デビル、エルサレムが含まれます。
このエルサレムが侵略軍の目的地と考えられます。
39:3ーあなたの左手から弓をたたき落とし、右手から矢を落とす。
39:4ーあなたと、あなたのすべての部隊、あなたの率いる国々の民は、イスラエルの山々に倒れ、わたしはあなたをあらゆる種類の猛禽や野獣のえじきとする。
*イスラエルの山々…2節の山々は、1,967年の六日間戦争でイスラエルが勝利するまで、エルサレム同様、ヨルダン王国のアラブ人の支配下にありました。
六日間戦争の結果、第三神殿が建つ場所だけでなく、この侵略軍の預言の成就に向けて舞台が整ったことになります。
39:5ーあなたは野に倒れる。わたしがこれを語るからだ。--神である主の御告げ--
侵略軍は、イスラエルに侵略すると、絶滅することが決まっています。
39:6ーわたしはマゴグと、島々に安住している者たちとに火を放つ。彼らは、わたしが主であることを知ろう。
北の連合軍はイスラエルで滅ぼされるばかりではなく、ロシアの地そのものが硫黄の雨によって荒らされ、その結果、ロシアの国自体がひどく破壊されます。
これによって、ロシアは世界情勢の中での政治勢力ではなくなります。
【神の聖なる御名】エゼキエル39:7~8
39:7ーわたしは、わたしの聖なる名をわたしの民イスラエルの中に知らせ、二度とわたしの聖なる名を汚させない。諸国の民は、わたしが主であり、イスラエルの聖なる者であることを知ろう。
*わたしの聖なる名…神の御名の聖別
*諸国の民は、わたしが【主】であり…異邦人諸国で、神の御名は聖別され、信じる者が起こされます。
*イスラエルの聖なる者であることを知ろう…イスラエルにリバイバルが起き、多くのユダヤ人たちが神に向かうようになります。
39:8ー今、それは来、それは成就する。--神である主の御告げ--それは、わたしが語った日である。
*今、それは来、それは成就する…神が語られたこと、聖書預言は必ず成就します。
【七年間の武器焼却の期間】エゼキエル39:9~10
39:9ーイスラエルの町々の住民は出て来て、武器、すなわち、盾と大盾、弓と矢、手槍と槍を燃やして焼き、七年間、それらで火を燃やす。
北の連合軍が倒されると、彼らの戦いの武器が置き去りにされます。
*火を燃やす…それらを集めて燃やして、七年間燃料として使われるということ。
39:10ー彼らは野から木を取り、森からたきぎを集める必要はない。彼らは武器で火を燃やすからだ。彼らは略奪された物を略奪し返し、かすめ奪われた物をかすめ奪う。--神である主の御告げ--
イスラエルは侵略軍に略奪された物を取り返します。
【七ヶ月の死者の埋葬期間】エゼキエル39:11~16
39:11ーその日、わたしは、イスラエルのうちに、ゴグのために墓場を設ける。それは海の東の旅人の谷である。そこは人が通れなくなる。そこにゴグと、そのすべての群集が埋められ、そこはハモン・ゴグの谷と呼ばれる。
*海の東の旅人の谷…埋葬の場所は、地中海の東の渓谷の一つ、死海の上にある『ヨルダン渓谷』。
*ハモン・ゴグ…ゴグとその民衆の谷、の意。
『ヨルダン渓谷』は改名され、『ハモン・ゴグ』と呼ばれるようになります。
39:12ーイスラエルの家は、その国をきよめるために、七か月かかって彼らを埋める。
死者を埋葬するのに、七ヶ月を要します。
なぜなら、彼らは『イスラエルの山々』で絶滅されるので、彼らの死体の多くはクレパスに落ちてしまい、容易に見つけられないからです。
そのため、イスラエル政府が特務部隊を派遣し、七ヶ月かけて死体を捜索し、ハモン・ゴグに埋葬することになります。
39:13ーその国のすべての民が埋め、わたしの栄光が現されるとき、彼らは有名になる。--神である主の御告げ--
七ヶ月の死体捜索の期間を終え、イスラエルの民が埋葬を終えると、神の栄光が現されると、イスラエルは有名になります。
39:14ー彼らは、常時、国を巡り歩く者たちを選び出す。彼らは地の面に取り残されているもの、旅人たちを埋めて国をきよめる。彼らは七か月の終わりまで捜す。
*国を巡り歩く者たち…死体捜索という特殊部隊が選ばれます。七ヶ月かけてイスラエルの山々を巡り歩き、死体を見つけ出します。
39:15ー巡り歩く者たちは国中を巡り歩き、人間の骨を見ると、そのそばに標識を立て、埋める者たちがそれをハモン・ゴグの谷に埋めるようにする。
*巡り歩く者たち…彼らの任務は死体捜索であって、人骨を見つけるとそばに標識を立てて、さらに捜索のために移動します。
*埋める者たち…『巡り歩く者たち』とは別に、埋葬をする者たちが来て、ハモン・ゴグへ運び、埋葬します。
39:16ーそこの町の名はハモナとも言われる。彼らは国をきよめる。
*ハモナ…群衆、の意。
墓地を見下ろす町が建設され、町の名h『ハモナ』と呼ばれるようになります。
エゼキエル書39章の『七年』『七ヶ月』という期間は、北の連合軍による侵略の時期を判定するための重要な情報です。
埋葬のための『七ヶ月』間は、武器を燃やして燃料としている期間とかぶります。
患難時代は、イスラエル国家と反キリストとの平和条約締結時がスタートとなり、七年間続きますが、前半の三年半のイスラエルは平和的に第三神殿で動物のいけにえを捧げ、日常生活を維持しています。
しかし、中期になると、反キリストの偶像を拝まないイスラエルの民は迫害の対象となるため、南ヨルダンのボツラ(ペトラ)へ避難しなくてはいけなくなるので、死体捜索や埋葬することはできません。
そのため、北の侵略軍の死体埋葬に費やせるのは、患難期中期までということになり、この侵略が起こる一番遅いタイミングは、患難時代が始まる三年半前ということになります。
これもまた、キリストの福音を頑なに拒む人々への警鐘として、伝えておくべき情報の一つではないでしょうか?