死にそうな状態の娘を何とか助けて欲しくて、イエスのもとにお願いしに来た会堂管理者ヤイロを遮るかのように、途中で群衆に紛れて癒しを求めてイエスに近づいて来た女性がいました。
マルコ5:25ー長血…不正出血を伴う婦人病。
cf レビ記15:25~30ーもし女に、月のさわりの間ではないのに、長い日数にわたって漏出がある場合、あるいは月のさわりの間が過ぎても漏出がある場合、その汚れた漏出のある間中、彼女は、月のさわりの間と同じく汚れる。
彼女がその漏出の間中に寝る床はすべて、月のさわりのときの床のようになる。その女のすわるすべての物は、その月のさわりの間の汚れのように汚れる。
これらの物にさわる者はだれでも汚れる。その者は衣服を洗い、水を浴びる。その者は夕方まで汚れる。
もし女がその漏出からきよくなったときには、七日を数える。その後にその女はきよくなる。
八日目には、その女は山鳩二羽か家鳩のひな二羽を取り、それを会見の天幕の入口の祭司のところに持って来なければならない。
祭司は一羽を罪のためのいけにえとし、他の一羽を全焼のいけにえとしてささげる。祭司は、その汚れた漏出のために、主の前でその女のために贖いをする。
律法的にはこのような状態に、12年もの間置かれていたことになります。
マルコ5:26ーこの女性の『苦しみ』とは、具体的にどのようなものだったでしょう?このような状態が12年も続くと、人はどんな精神状態に陥ると思いますか?
マルコ5:27ーイエスについてどのような事を耳にしていたのでしょう?
なぜ『汚れた状態』にあるにも関わらず、群衆の中に紛れ込んだのでしょう?
マルコ5:28ーこの女性は、どのような行動にでましたか?
直る…直訳:救われる、の意。
考えていた…直訳:言っていた、の意。
マルコ5:29ーすると、どうなりましたか?また、それはなぜでしょう?
マルコ5:30ー『自分のうちから力が外に出て行った』とは、どういうことでしょうか?イエスはこのことをどのように受け止めっておられますか?
マルコ5:31ー弟子たちは「だれがわたしの着物にさわったのですか。」というイエスのことばを、どのように受け止めていますか?
マルコ5:32ー知ろうとして、見回しておられた…しらみつぶしに一人一人を見る様子。
30節のイエスのことばや32節の様子から、イエスのどのような心があらわされていると思いますか?
なぜイエスはこれほどまでに『だれか』を捜されたのでしょう?
マルコ5:33ーもし、この女性がそのまま帰宅したとしたらどうなったと思いますか?27節の彼女のさわり方から、彼女の気持ちを考えてみましょう。
イエスの執拗なまでの求めに対し、この女性はどうしていますか?また、それは何故でしょう?
cf ルカ8:47ー女は、隠しきれないと知って、震えながら進み出て、御前にひれ伏し、すべての民の前で、イエスにさわったわけと、たちどころにいやされた次第とを話した。
マルコ5:34ーイエスのこのことばから、どのような心がうかがえますか?
イエスは彼女の何を喜んでおられますか?
何が彼女を癒したのでしょう?
直した…直訳:救った、の意。
安心して帰りなさい。…挨拶だけではなく、神様からの祝福のことば。
多くの人は、この女性のように『苦しい時の神頼み』で神のもとに来ますが 、当面の問題が解決すると、神から去って、再び自力で何とか生きていこうとします。このような姿勢で神を求めることは、神の力を自分のために利用しているにすぎません。
イエスはこの女性との関わりを通して、どのようなことを教え、私たちに何を求めておられると思いますか?
あなたも主イエスに喜ばれる信仰生活を送ってみたいと思いませんか?