新約
カトリック教会には、多くの聖母マリア像があり、そのほとんどが幼子イエスを抱いた優しい母の表情をしています。 しかし、私たち罪人を永遠の滅びから救い出すために十字架にかかられたのは、聖母マリアではなく、幼な子時代のイエスでもありません。 ここ…
異邦人への使徒として召されたパウロ書簡は、異邦人の教会、もしくは、異邦人信者個人に宛てたものです。 信者個人宛ての中でも『Ⅰ、Ⅱテモテへの手紙』『テトスへの手紙』が、牧会書簡と呼ばれる公な内容となっているのに対し、『ピレモンへの手紙』はあくま…
聖書のみことばはどこを読んでも励ましや慰め、導きを与えられると言っても過言ではないでしょう。しかし、文脈を無視した適用は、往往にして自己中心的解釈となり、神が言わんとしていることを見落としてしまいます。特に、旧約聖書のみことばは私たち教会…
使徒16:30~31ーそして、ふたりを外に連れ出して「先生がた。救われるためには、何をしなければなりませんか」と言った。 ふたりは、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」と言った。 パウロとシラスは『主イエスを信じな…
聖書の中には同じ名前が時々出て来るので、どの人が何をしたのかを整理しないと混同してしまいますよね⁉︎ イエス様の時代〜使徒の時代に登場する『ヘロデ』もその一人。 創世記49:10ー王権はユダを離れず、 統治者の杖はその足の間を離れることはない。 つい…
新約聖書には、キリストの使徒たちの他、多くのユダヤ人信者たちの働きが記されています。 そんな中で、チラッと登場する異邦人たちも重要な働きをしていました。 普段はさーっと読み飛ばしてしまう『忠実な奉仕者』の一人、テキコにスポットライトを当てて…
『パウロ』と聞くと『信仰の大先輩』というイメージですが、キリストの『十二弟子』または『十二使徒』の一人として知られる『ペテロ』は、人間味があり親しみを感じる人物です。パウロのような信仰の歩みは無理でも、ペテロなら何とか目標にできそうな気さ…
最近『使徒職の復活』だとか、クリスチャンのことを指して「小さな使徒として用いてください」と祈る人がいますが、聖書を読むと『使徒』には資格があることがわかります。 最初に『使徒』を選ばれたのは、主イエスご自身です。 ルカ6:12~16ーこのころ、イエ…
普段、聖書通読をする時、さほど気にしない『執筆年代』ですが、聖書理解には欠かせない情報の一つです。手紙が書かれた時、著者は『どこまで情報を知っていた』のかを吟味せず、思い込みで理解してしまうことが多々あるからです。 そこで、今回は新約聖書を…
『パラダイス』と聞くと、南国のリゾート地でのんびりホリデーを思い浮かべる方も多いほどよく知られていますが、新約聖書に3回しか出て来ない言葉なのです。 一度目は、ルカ23:43ーイエスは、彼に言われた。「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう…
ヘブル人への手紙著者に関しては、いろんな推測がなされているけど『著者不明』というのが正しいと思うのです。 それにはいくつか理由があって、まず第一に、もしパウロが書いたのだとしたら、『パウロの手紙』では『キリストのしもべパウロから』という冒頭…
ユダ1ー著者…イエス・キリストのしもべでありー著者も、イエスを『キリスト』だと信じる信者。 ヤコブの兄弟であるユダーヤコブは『ヤコブの手紙』の著者であり、イエスの異父兄弟(イエスの母マリヤと養父ヨセフとの子)であり、『ユダの手紙』の著者と兄…
みことばを暗記しようと思ってもなかなか…ですが、内容をざっくりと覚えることは出来るはず!まずは福音書から。 【マタイ】 著者:元取税人、マタイ。十二使徒の一人。 ユダヤ人に向けて「救い主」としてのイエス・キリストを紹介。 ユダヤ人とは、アブラハ…