サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

終末における三つの裁きの座

私たちはやがて、三つの裁きのいずれかに出ることになります。
①キリストの御座の裁き…教会時代の信者に対する裁き。携挙直後。

②羊と山羊の裁き…患難時代を生き延びた異邦人に対する裁き。キリストの地上再臨時。

③白い大いなる御座の裁きアダム以降の全ての時代の不信者の裁き。千年王国の後。

 

この区別がつかないと、不必要な心配をしたり、不安になったりしてしまいます。

 

①【キリストの御座の裁き】

・対象…教会時代の信者。既に肉体が死んだ者は復活し、肉体が生きている者は『携挙』で天に挙げられた直後。

・判決全員無罪。

・裁きの基準…この世の人生において、イエスを信じてからどのような信仰生活を送ったか。みことばに忠実に従う信仰生活だったか、否か。

・理由…『イエスが自分の罪の身代わりとなって、贖ってくださったメシアである』と信じた信仰の土台の故。キリストがイエスが『大祭司』としてとりなしてくださり、弁護人となってくださるから。

 


*信仰生活の決算報告であり、千年王国という御国での報酬を決めるためのもの。

ミナの譬え 〜ルカ19:12~28〜 - サザエのお裾分け

 

Ⅱコリント5:10ーなぜなら、私たちはみな、キリストのさばきの座に現れて、善であれ悪であれ、各自その肉体にあってした行為に応じて報いを受けることになるからです。

 

②【羊と山羊の裁き】

・対象…七年間の患難時代をキリストの地上再臨まで生き延びた、全ての異邦人。

・場所…ヨシャパテの谷。(ケデロンの谷)

・判決羊組=無罪、山羊組=有罪。

・裁きの基準患難時代のユダヤ人たちをどう扱ったか。
羊組=親ユダヤ主義、山羊組=反ユダヤ主義

 

マタイ25:31~33ー人の子が、その栄光を帯びて、すべての御使いたちを伴って来るとき、人の子はその栄光の位に着きます。
そして、すべての国々の民が、その御前に集められます。彼は、羊飼いが羊と山羊とを分けるように、彼らをより分け、
羊を自分の右に、山羊を左に置きます。

 

羊と山羊の裁き 〜マタイ25:31~46〜 - サザエのお裾分け

ヨシャパテの谷 〜ヨエル書3:1~3〜 - サザエのお裾分け

 

 

③【白い大いなる御座の裁き】

・対象…アダム以降、全ての時代の不信者。

・基準生きていた時代の神の啓示に対し、また自分の良心にどのように対応したか、どれだけ従順であったか。

・判決全員有罪。

・理由…『神の記憶の書』を前に、弁護人無くして自分の無罪を勝ち取ることは不可能。『いのちの書』とも照合不可能。永遠の秩序に入らせないため。

 

黙示録20:11~12ーまた私は、大きな白い御座と、そこに着座しておられる方を見た。地も天もその御前から逃げ去って、あとかたもなくなった。
また私は、死んだ人々が、大きい者も、小さい者も御座の前に立っているのを見た。
そして、数々の書物が開かれた。また、別の一つの書物が開かれたが、それは、いのちの書であった。死んだ人々は、これらの書物に書きしるされているところに従って、自分の行いに応じてさばかれた。

ヨハネの黙示録20章 〜(7)〜 - サザエのお裾分け

 

 

*これらが、神の三つの裁きです。

『キリストの裁きの座』になるか、
『白い大いなる御座の裁き』になるかは、

今 肉体が生きているうちにしか選べません。キリストを信じるのか、拒むのか…他に救いの道はないのです。

これを読まれる人が皆、イエスを信じて『キリストの裁きの座』に立てますように…。

 

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