サザエのお裾分け

聖書を字義通り&文脈に沿って学び、理解したことの中からのお裾分け。内容は鵜呑みにせず、必ずご自分で聖書を開いて確認してくださいね。聖書理解の助けになれば幸いです。† 栄光在主 †

2014-01-01から1年間の記事一覧

暗黒 〜ヨエル書2:31〜

患難時代が始まる前に時系列に起こることが、全部で九つあります。そのうち三つのことが既に成就しました。 それとは別に、どのタイミングで起こるか分からないけれど、起こると預言されていることが三つ〜四つあります。世界的規模で起こる『暗黒』もその一…

七年間の契約(患難時代の幕開け)〜ダニエル9:27、イザヤ28:14~22〜

第九番目の陣痛…つまり時系列預言されている最後の出来事が、『反キリストとイスラエルの七年契約』です。 患難時代の始まりは、携挙ではありません。『携挙』は、ペンテコステから始まった『教会時代の終わり』です。 そして、おそらく少しの間(数日なのか…

偽の平和と安全の期間 〜1テサロニケ5:1~3〜

1テサロニケ5:1~3ー兄弟たち。それらがいつなのか、またどういう時かについては、あなたがたは私たちに書いてもらう必要がありません。 主の日が夜中の盗人のように来るということは、あなたがた自身がよく承知しているからです。 人々が「平和だ。安心だ」…

反キリストの勃興 〜ダニエル書7:24b〜

ダニエル7:24bー彼らのあとに、もうひとりの王が立つ。 彼は先の者たちと異なり、 三人の王を打ち倒す。 世界が『十の王国』に分裂し、『十人の王が立つ』のに続いて、反キリストが権力の座に就きます。 つまり、患難時代の前に『反キリスト』が現れるという…

十の王国 〜ダニエル7:24a〜

ダニエル書7:24aー十本の角は、この国から立つ十人の王。 彼らのあとに、もうひとりの王が立つ。 osusowake.hatenablog.com 『世界統一政府』は、やがて『十の王国』に分裂します。 ある人々は「ヨーロッパの十カ国連合からなる “旧ローマ帝国の復活” だ。」…

世界統一政府 〜ダニエル書7:23~24〜

昨今の世界情勢を見ていると、この先どこに向かうのだろうと不安に思う方も多いかもしれません。聖書的には、現在は教会時代の終わりの時代ですので、世界が向かっているのは『世界統一政府』、その後に続く『七年間の患難時代』です。【世界統一政府】…ダニ…

カナン人の女の信仰 〜マタイ15:21~28〜

マタイ12章の『ベルゼブル論争』までは、福音の優先順位は『ユダヤ人』にありました。しかし『ベルゼブル論争』によりユダヤ人が民族としてメシアとして来られたイエスを拒否して以降、キリストの福音は異邦人にも及ぶようになりました。 osusowake.hatenabl…

姦淫の場で捕えられた女 〜ヨハネ7:53~8:11〜

*ヨハネの福音書7:53~8:11は、古い写本のほとんど全部が欠いていたり、この部分を含む異本も相互間の相違が大きいため、[ ]で括られています。 一週間続く仮庵の祭りの最終日、イエスが聖霊について預言されると、人々の間に分裂が起こりました。 A)『あ…

⑸ 水の上を歩くペテロ 〜マタイ14:22~34〜

五千人の給食は、ガリラヤ湖畔のベツサイダの近くでの出来事でした。ガリラヤ湖は南北約20km、東西約10km、海抜より280mほど下にあります。そのような地形と気候の関係で、時折激しい突風が山から吹き下し嵐になりました。 平行記事は、ヨハネの福音書6:16~2…

⑷ 5,000人の給食 〜ヨハネ6:1~14〜

『5,000人の給食』の記述は、ヨハネの福音書にある公生涯四度目の奇蹟(①カナの婚礼、②王室の役人の子どもの癒し、③ベテスダの病人の癒し)であり、共観福音書(マタイ14:13~21、マルコ6:32~44、ルカ9:10~17)にもあります。また、マタイの福音書15:29~39に…

イスラエルの帰還はニ度ある 〜その目的と預言の成就〜

イスラエルとパレスチナの「紛争」の本質を示した地図。 偽りの地図だけを見たら領土縮小を続けているパレスチナに同情がいき、『反イスラエル』の思想へと傾くでしょう。 しかし現実は、パレスチナという国があったことは歴史的に一度もなく、パレスチナ人…

イエスの郷里ナザレの人々 〜マルコ6:1~6〜

養父ヨセフは御使いのお告げを受け、ユダの地ベツレヘムで誕生されたイエスを守るために、ヘロデ大王の魔の手を逃れてエジプトへ妻マリヤと幼子を連れて避難しました。エジプト滞在中にヘロデ大王が死んだという知らせを御使いから聞いて、イスラエルの地に…

ふたりの盲人のいやし 〜マタイ9:27~31〜

マタイ8:34ーすると、見よ、町中の者がイエスに会いに出て来た。そして、イエスに会うと、どうかこの地方を立ち去ってくださいと願った。 マタイ9:8ー群衆はそれを見て恐ろしくなり、こんな権威を人にお与えになった神をあがめた。 ふたりの盲人の癒しの前に…

異言の賜物

「御霊の賜物について何度も学ぶ機会がありましたが、とてもデリケートな部分なのか、いつも避けて通るかのようにさら〜っと飛ばされてしまうのが『異言の賜物』でした。知りたいけど、質問し難い。質問してもなかなか納得のいくみことばからの答えが得られ…

⑶ベテスダの池の病人の癒し 〜ヨハネ5:1~18〜

ヨハネ5:1ーユダヤ人の祭り…三大祭りの一つ、過越の祭り。 三大祭りとは、過越の祭り、七週の祭り、仮庵の祭りのことで、ユダヤ人の成人男子は、祭りには必ずエルサレムに巡礼に来なければなりませんせんでした。 cf 申命記16:16ーあなたがたのうちの男子は…

⑵ 王室の役人の子どもの癒し 〜ヨハネ4:46~54〜

王室の役人の子どもの癒しはガリラヤ伝道の時の出来事であり、最初のカナの婚礼で水をぶどう酒に変えるという奇蹟に続き、ガリラヤにおけるイエスの第二のしるし(奇蹟)です。 cf ヨハネ2:23ーイエスが、過越の祭りの祝いの間、エルサレムにおられたとき、…

長血をわずらっている女 〜マルコ5:25~34〜

死にそうな状態の娘を何とか助けて欲しくて、イエスのもとにお願いしに来た会堂管理者ヤイロを遮るかのように、途中で群衆に紛れて癒しを求めてイエスに近づいて来た女性がいました。 マルコ5:25ー長血…不正出血を伴う婦人病。 cf レビ記15:25~30ーもし女に…

⑵会堂管理者ヤイロ 〜マルコ5:21~24,5:35~43〜

自分では解決不可能な問題、絶望の縁に立たされた時、どこに『希望』を見いだせばよいのでしょう? 聖書は、こう言っています。 ローマ9:33ーそれは、こう書かれているとおりです。 「見よ。わたしは、 シオンにつまずきの石、妨げの岩を置く。 彼に信頼する…

パリサイ人シモンとひとりの罪深い女 〜ルカ7:36~50〜

多くの日本人は『善行によって天国に行く』と信じていますが、聖書は何と教えているでしょうか。 ルカ7:36ーパリサイ人…ユダヤ教のパリサイ派に属する人。 モーセ五書(トーラー:創世記〜申命記までの五書)だけでなく、預言書も、口伝律法をも権威あるもの…

やもめと死んだ息子 〜ルカ7:11~17〜

ナインという町に向かう直前に、イエスはカペナウムの町で、ある百人隊長のしもべの癒しを行なわれました。 ルカ7:11ー間もなく…異本に『翌日』とするものもあります。 ナインという町に向かうイエスと弟子たち、大ぜいの人の群れの様子はどんな感じでしょう…

エペソ人への手紙 6章

ガラテヤ4:6ーそして、あなたがたは子であるゆえに、神は「アバ、父。」と呼ぶ、御子の御霊を、私たちの心に遣わしてくださいました。 私たちは、御子を信じる信仰によって『神の子』とさせていただきました。私たちは『子』として御国の相続権も得たのです…

エペソ人への手紙 5章

私が信仰の道に入るきっかけとなったのは、万物を創造された父なる神という存在があるのなら、その『父なる神の愛にすがって生きたい!』という願いからでした。 家庭を顧みない肉の父に愛されていないという現実に、潰されそうになっていた時に、友人から紹…

エペソ人への手紙 4章

1〜3章まででパウロは『福音の内容』を説明してきました。 特に2章では、十字架の縦軸『神と人』の仲介者としてのキリストを、十字架の横軸『ユダヤ人と異邦人』の仲介者としての平和の君イエスを伝え、両者が共に『教会』というキリストのからだを築き上…

エペソ人への手紙 3章

エペソ3:1ーこういうわけで…エペソ人への手紙1〜2章で、パウロが述べてきた内容。 ①1:23ー教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです。 ②2:8~10ー人は、善行によるのではなく、神の恵みの…

エペソ人への手紙 2章

*エペソ人への手紙2章は『十字架の奥義』が詰っています。 1〜10節は『神と人』という十字架の『縦軸』、11〜22節は『ユダヤ人と異邦人』という十字架の『横軸』、そしてその中心におられるのが『キリスト・イエス』です。 私たちは普段、新約聖書を読む…

エペソ人への手紙 1章

『獄中書簡』と言われるパウロの書簡のひとつ。エペソ3:1。 ピリピ人への手紙ーピリピ1:7、コロサイ人への手紙ーコロサイ4:10、ピレモンへの手紙ー9節ーの四書簡は、パウロがローマで獄中生活を送っていた AD61年頃に書かれました。その頃、コロサイの教会…

異端的教えの特徴

あなたの『信仰/教会』は大丈夫…⁈当てはまっていたら、それは【異端】であって『正統派キリスト教』ではありません。 【異端的教えの特徴】 ①キリストの神性を否定するもの。 ②キリストが人として来られたことを否定するもの。 ③三位一体を否定するもの。 ④…

ハルマゲドンの戦い

【八つの段階】 『ハルマゲドンの戦い』として広く知られている『ハルマゲドン』は、『メギドの平野』と呼ばれる所に、世界中から集まってくる反キリストに組みする異邦人たちの集合場所であって、実際の戦いの場所ではありません。 患難時代中期に、反キリ…

『最初の人アダム』と『最後のアダム』

聖書を読んでいると、分かるようで分からないことってありますよね?! 1コリント15:45ー聖書に「最初の人アダムは生きたものとなった。」と書いてありますが、最後のアダムは、生かす御霊となりました。 その一つに『第一のアダム』は、「第六日目に土地のち…

信仰の基盤はどこに…? 知性・経験・伝統と聖書

自分の信仰の基盤をどこに置くべきか…?今一度よく考えてみる必要があります。 クリスチャンの友人が、日本のキリスト教界が『置換神学』にどっぷり状態だとボヤいてきました。この立場で聖書を読んでも一貫性もなければ、救いの確信もぼやける。神の目的は…